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公開番号
2024177898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096294
出願日
2023-06-12
発明の名称
消火用可搬式ポンプ
出願人
トーハツ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A62C
25/00 20060101AFI20241217BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】 電動モーターを使用して電気的な制御を可能としつつ、軽量化を達成して適切な可搬性を確保する。
【解決手段】 消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプ10は、電動モーターにより駆動するポンプユニット12と、このポンプユニット12とは別体であってポンプユニット12に電力を供給するバッテリーユニット14とに分割されル。ポンプユニット12とバッテリーユニット14とはポンプユニット12及びバッテリーユニット14に着脱自在な電気的接続手段により電気的に接続され、この電気的接続手段によりポンプユニット12とバッテリーユニット14との間で電力の供給及び制御のための信号の送受信をすることができる。ポンプユニット12には、ポンプユニット12の移動を可能とするキャスター38が設けられている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットと前記バッテリーユニットとは前記ポンプユニット及び前記バッテリーユニットに着脱自在な電気的接続手段により電気的に接続され、
前記電気的接続手段により前記ポンプユニットと前記バッテリーユニットとの間で電力の供給及び制御のための信号の送受信をすることができることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
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【請求項2】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットには、前記ポンプユニットの移動を可能とするキャスターが設けられていることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項3】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットには、前記ポンプユニットを移動させる際に把持することができるキャリングハンドルが取り付けられていることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項4】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットには、前記ポンプユニットの移動を可能とするキャスターが設けられると共に、前記ポンプユニットを移動させる際に把持することができるキャリングハンドルが取り付けられていることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項5】
請求項3又は請求項4のいずれかに記載された消火用可搬式ポンプであって、前記キャリングハンドルは、前記ポンプユニットに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項6】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットは、前記電動モーター及び前記ポンプユニットの電気的制御を行うコントローラーを冷却する冷却手段を有し、前記冷却手段は、前記消火用水の水源から取り込んだ水を冷却水として利用して、前記電動モーター及び前記コントローラーとを水冷することを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項7】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットは、前記電動モーター及び前記ポンプユニットの電気的制御を行うコントローラーを冷却する冷却手段を有し、前記冷却手段は、前記電動モーター及び前記コントローラーを支持する基台に設けられたベース冷却水路と、前記電動モーターの外周に設けられた冷却ジャケットに設けられ前記ベース冷却水路に連通するモーター冷却水路とを備え、前記ベース冷却水路及び前記モーター冷却水路内に、前記消火用水の水源から取り込んだ水を冷却水として通過させることにより、前記電動モーター及び前記コントローラーとを水冷することを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項8】
請求項7に記載された消火用可搬式ポンプであって、前記電動モーターは前記基台に着脱自在に支持され、前記冷却ジャケットは前記電動モーターに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項9】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニット内における流体の流路を開閉するチェックバルブが、電気的に開閉が制御される電磁弁式のチェックバルブであることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
【請求項10】
消火用水を放水する搬送可能な消火用可搬式ポンプであって、
前記消火用可搬式ポンプは、電動モーターにより駆動するポンプユニットと、前記ポンプユニットとは別体であって前記ポンプユニットに電力を供給するバッテリーユニットとに分割され、
前記ポンプユニットと前記バッテリーユニットとは前記ポンプユニット及び前記バッテリーユニットに着脱自在な電気的接続手段により電気的に接続され、
前記電気的接続手段により前記ポンプユニットと前記バッテリーユニットとの間で電力の供給及び制御のための信号の送受信をすることができ、
前記ポンプユニットに、前記バッテリーユニットから供給可能な電力の残量を表示する残量表示部が設けられていることを特徴とする消火用可搬式ポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両により災害現場に運送され車両から降ろされて消火場所に搬送されて消火用水を放水する消火用可搬式ポンプの改良に関し、特に、電動モーターを使用しつつ、重量を軽減して適切な可搬性を確保することに関するものである。
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【背景技術】
【0002】
消火場所に搬送して使用する可搬式の消火用ポンプは、これまで一般的に、エンジンを駆動源とするエンジン式のものが殆どであった(例えば、特許文献1、2等参照)。これは、エンジン式であれば、ガソリン等の燃料さえあれば、現場において電源等を確保しなくても駆動することができ、また、消火用ポンプの重量を可搬に適した重量に抑えることができることが主な理由であった。
【0003】
しかし、エンジン式の消火用ポンプは、排気を伴う関係で、特に建屋等の屋内や地下鉄構内等の地下構造物のように、換気性を充分に確保することができない場所で使用することには適さず、これらの場所での災害に対応できない場合があった。また、その結果、特に、近年多発している豪雨による地下鉄駅構内の浸水災害に際して、消火用ポンプを利用しての排水作業に対応することもできなかった。更には、エンジン式の消火用ポンプの場合、エンジンのサイクルに伴いホースに脈動が生じ、放水者の手元でホースが揺れることにより、狙った箇所への放水が困難になるとともに、特に長時間にわたる放水作業となる場合には放水者の疲労負担が大きくなる問題があった。
【0004】
加えて、エンジン式の消火用ポンプにあっては、放水を制御するための各種のバルブが電気的に制御されるものではなく、圧力やその変動に応じて自重で変位する機械式のバルブであったため、縦置きでしか使用することができず、横倒しとなった状態では正常に作動しないため、消火用ポンプが転倒した場合等には意図せず使用することができなくなり、対応するためには、消火用ポンプを再び縦置きに設置し直す作業が必要となる問題があった。この問題は、急を要する災害現場においては、回避すべき事態である。また、ガソリン等の燃料を使用すると、燃料を入れたまま放置した場合、燃料タンク内が腐食する等の事態が生じるため、対応するためには、使用の度に都度燃料を抜く等の作業が必要となり、メンテナンスにも手間と時間を要する問題があった。
【0005】
これらの問題に対応するためには、可搬式の消火用ポンプにおいて、駆動源として、エンジンではなく、電動モーターを使用することが考えられる。一方で、電動式とした場合には、電源がない箇所での使用に対応するためには、駆動源としてバッテリーが必要となるが、放水に必要な出力を確保するためのバッテリーを使用するとバッテリーが非常に重くなり、消火用ポンプ全体の重量が嵩んで、人力での搬送が困難となる問題が生じる。
【0006】
この場合、車載されたバッテリーを使用することで対応することも提案されているが(例えば、特許文献3、4参照)、車載バッテリーは車両から持ち出すことはできないため、車両から遠く離れた箇所に電力を供給するためには長尺で重たいケーブルが必要となり、その搬送も困難であるため、特に入り組んだ屋内や地下への通電には対応することができない。また、消防署等が対応する場合ではなく予め所定の箇所に設置しておいて有事の際に現場で一般の方が対応する消火用可搬式ポンプとしては、専用のバッテリーを積載した車両があるとは限らないため、適用することができない問題があった。
【0007】
また、従来の可搬式の消火用ポンプは、比較的軽量化を図ることができるエンジン式のポンプですら2人以上でなければ搬送することができず、電動モーターを使用して更に重量が嵩むと、より一層搬送が困難となる。更には、従来の可搬式の消火用ポンプは、設置後はフレームに設けられた4点の足部で接地していたため、放水対象の変更に伴い方向転換させることも容易ではなかった。
【0008】
加えて、電動モーターを使用した場合でも、長時間の運転により系が発熱し、運転効率が低下する等の問題に対応する必要がある。この場合、空冷で対応すると、軽量化のために電動モーター自体を小型化しても、放熱面積を高める必要はあるため、放熱フィンや強制空冷のための部品点数が増加して、消火用ポンプの重量が嵩み、結果として軽量化を図ることができない。一方、水冷式とする場合でも、電動モーターやその制御のためのコントローラーを間接冷却するための構造が必要となり、重量が増加して、軽量化を達成することができなくなる問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2020-081719号公報
実用新案登録第3234575号公報
特開2022-123700号公報
特開2018-89345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、電動モーターを使用して電気的な制御を可能としつつ、軽量化を達成して適切な可搬性を確保することができる消火用可搬式ポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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