TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024176826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095646
出願日2023-06-09
発明の名称強化繊維用サイジング剤、強化繊維、および複合材料
出願人竹本油脂株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類D06M 13/02 20060101AFI20241212BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】繊維材料の集束性を高めるとともに保管後に加工に供した際の毛羽立ちを抑制する。
【解決手段】鉱物油、流動パラフィン、およびポリαオレフィンから選択される一つまたは複数の炭化水素化合物(A)、ならびに、非イオン性界面活性剤(B)を含有し、不揮発分中の炭化水素化合物(A)の含有割合が0質量%を超えて50質量%未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
鉱物油、流動パラフィン、およびポリαオレフィンから選択される一つまたは複数の炭化水素化合物(A)、ならびに、
非イオン性界面活性剤(B)を含有し、
不揮発分中の前記炭化水素化合物(A)の含有割合が0質量%を超えて50質量%未満であることを特徴とする強化繊維用サイジング剤。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記炭化水素化合物(A)として鉱物油およびポリαオレフィンを含有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項3】
前記炭化水素化合物(A)として、アロマ分の含有割合が0質量%を超えて5質量%以下である鉱物油を含有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項4】
前記炭化水素化合物(A)として、1-デセンの3~8量体であるポリαオレフィンを含有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項5】
前記非イオン性界面活性剤(B)として、芳香族アルコールのアルキレンオキサイド付加物(B1)を含有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項6】
熱硬化性樹脂(C1)およびポリエステル樹脂(C2)から選択される一つまたは複数の樹脂(C)をさらに含有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項7】
前記樹脂(C)として熱硬化性樹脂(C1)を含有する請求項6に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項8】
前記樹脂(C)として熱硬化性樹脂(C1)およびポリエステル樹脂(C2)を含有する請求項6に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項9】
前記炭化水素化合物(A)、前記非イオン界面活性剤(B)、および前記樹脂(C)の質量の合計に対して、
前記炭化水素化合物(A)の質量が占める割合が0.1質量%以上50質量%未満であり、
前記非イオン性界面活性剤(B)の質量が占める割合が0.1質量%以上50質量%以下であり、かつ、
前記樹脂(C)の質量が占める割合が20質量%以上90質量%以下である請求項6に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の強化繊維用サイジング剤が付着していることを特徴とする強化繊維。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、強化繊維用サイジング剤、強化繊維、および複合材料に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
サイジング剤は、炭素繊維などの繊維材料に塗布される薬剤であり、繊維材料の損傷を抑える、繊維材料の集束性を高める、などの目的で使用される。たとえば特開2006-22441号公報(特許文献1)には、鉱物油を50質量%以上含有する炭素繊維用サイジング剤、および当該サイジング剤が炭素繊維に付与されてなる熱可塑性樹脂強化用炭素繊維、が開示されている。特許文献1に記載の発明によれば、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂との接着性に優れ、かつ、開繊性および擦過性に優れた熱可塑性樹脂強化用炭素繊維を安価に提供できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-22441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし特許文献1に記載の発明は、サイジング剤付与後の繊維材料の集束性について改善の余地があった。また、特許文献1のサイジング剤が付与された繊維材料は、保管後に加工に供した際に毛羽立ちが生じる場合があった。
【0005】
そこで、繊維材料の集束性を高めるとともに保管後に加工に供した際の毛羽立ちを抑制することができる強化繊維用サイジング剤、ならびに、当該強化繊維用サイジング剤が適用された強化繊維および複合材料の実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る強化繊維用サイジング剤は、鉱物油、流動パラフィン、およびポリαオレフィンから選択される一つまたは複数の炭化水素化合物(A)、ならびに、非イオン性界面活性剤(B)を含有し、不揮発分中の前記炭化水素化合物(A)の含有割合が0質量%を超えて50質量%未満であることを特徴とすることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る強化繊維は、上記の強化繊維用サイジング剤が付着していることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る複合材料は、上記の強化繊維と、熱硬化性樹脂であるマトリクス樹脂と、を含むことを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、従来のサイジング剤を用いる場合に比べて、繊維材料の集束性を高めるとともに保管後に加工に供した際の毛羽立ちを抑制することができる。
【0010】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

竹本油脂株式会社
強化繊維用サイジング剤および強化繊維
15日前
竹本油脂株式会社
強化繊維用サイジング剤、強化繊維、および複合材料
15日前
竹本油脂株式会社
炭素繊維含有不織布製造用の処理剤、炭素繊維含有不織布、及び炭素繊維含有不織布の製造方法
2か月前
澤田株式会社
製糸方法
8日前
株式会社リコー
捺染方法
2か月前
個人
クッション体
9日前
株式会社ニチベイ
吊下装置
3か月前
アキレス株式会社
合成皮革
2か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
1か月前
東レ株式会社
人工皮革およびその製造方法
3か月前
東レ株式会社
人工皮革およびその製造方法
3か月前
株式会社フードリボン
果肉除去装置
1か月前
東レ株式会社
人工皮革およびその製造方法
2か月前
日本バイリーン株式会社
難燃性繊維シート
2か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
22日前
アキレス株式会社
表皮一体成形用の表皮材
2か月前
株式会社ニデック
染色システム
2か月前
帝人株式会社
難燃性布帛および繊維製品
2か月前
リンナイ株式会社
乾燥装置
2か月前
株式会社カネカ
異常検出システム
9日前
シャープ株式会社
撹拌翼及び洗濯機
2か月前
シャープ株式会社
撹拌翼及び洗濯機
2か月前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
28日前
リンナイ株式会社
衣類乾燥機
28日前
株式会社ARTS
吊支具
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
29日前
シャープ株式会社
洗濯機
29日前
シャープ株式会社
洗濯機
29日前
シャープ株式会社
洗濯機
29日前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
1か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
日清紡テキスタイル株式会社
繊維構造物の染色方法
15日前
シャープ株式会社
洗濯機
2か月前
続きを見る