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公開番号2024176825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095645
出願日2023-06-09
発明の名称強化繊維用サイジング剤および強化繊維
出願人竹本油脂株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類D06M 15/507 20060101AFI20241212BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】繊維材料に集束性を付与するとともに、サイジング剤付与時のローラーの汚染を防ぐ。
【解決手段】脂環式ジオールの残基および脂環式ジカルボン酸の残基から選択される少なくとも一つの残基、ならびに、5-スルホイソフタル酸アルカリ金属塩の残基、を分子中に有するポリエステル樹脂(A)を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脂環式ジオールの残基および脂環式ジカルボン酸の残基から選択される少なくとも一つの残基、ならびに、5-スルホイソフタル酸アルカリ金属塩の残基、を分子中に有するポリエステル樹脂(A)を含有することを特徴とする強化繊維用サイジング剤。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記5-スルホイソフタル酸アルカリ金属塩が5-スルホイソフタル酸ナトリウム塩であり、
不揮発分中のナトリウム元素濃度が100ppm以上8000ppm以下である請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項3】
前記ポリエステル樹脂(A)が、脂環式ジオールの残基を分子中に有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項4】
不揮発分中の前記ポリエステル樹脂(A)の含有割合が5質量%以上95質量%以下である請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項5】
非イオン性界面活性剤(B)をさらに含有する請求項1に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項6】
前記ポリエステル樹脂(A)および前記非イオン性界面活性剤(B)の質量の合計に対して前記ポリエステル樹脂(A)の質量が占める割合が5%以上97%以下である請求項5に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項7】
エポキシ樹脂(C)をさらに含有する請求項5に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項8】
前記ポリエステル樹脂(A)、前記非イオン性界面活性剤(B)、および前記エポキシ樹脂(C)の質量の合計に対して、
前記ポリエステル樹脂(A)の質量が占める割合が5質量%以上95質量%以下であり、
前記非イオン性界面活性剤(B)の質量が占める割合が2質量%以上50質量%以下であり、かつ、
前記エポキシ樹脂(C)の質量が占める割合が2質量%以上65質量%以下である請求項7に記載の強化繊維用サイジング剤。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の強化繊維用サイジング剤が付着していることを特徴とする強化繊維。
【請求項10】
前記強化繊維用サイジング剤が付着している無機繊維である請求項9に記載の強化繊維。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は強化繊維用サイジング剤および強化繊維に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
サイジング剤は、炭素繊維などの繊維材料に塗布される薬剤であり、繊維材料の損傷を抑える、繊維材料の集束性を高める、などの目的で使用される。たとえば特開2018-90927号公報(特許文献1)には、ポリエステル樹脂とポリエーテル系ポリマーとを含む繊維用集束剤組成物(サイジング剤)が開示されている。特許文献1に記載の発明は、ポリエステル樹脂のモノマー構成、ポリエーテル系ポリマーのポリマー種、およびポリエステル樹脂とポリエーテル系ポリマーとの重量比、についての所定の条件を満たすことで、繊維束に良好な集束性と開繊性を付与することができる、とするものである。
集束剤組成物
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-90927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明は、繊維材料に良好な集束性を付与できる点で好適であるが、サイジング処理された繊維材料の生産性について改善の余地があった。特に、サイジング剤が付与された繊維材料が接触するローラーの汚染を防いで操業性を向上することについて、十分な検討がなされていなかった。
【0005】
そこで、繊維材料に集束性を付与するとともに、サイジング剤付与時のローラーの汚染を防ぐことができる強化繊維用サイジング剤および強化繊維の実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る強化繊維用サイジング剤は、脂環式ジオールの残基および脂環式ジカルボン酸の残基から選択される少なくとも一つの残基、ならびに、5-スルホイソフタル酸アルカリ金属塩の残基、を分子中に有するポリエステル樹脂(A)を含有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る強化繊維は、上記の強化繊維用サイジング剤が付着していることを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、繊維材料に集束性を付与するとともに、サイジング剤付与時のローラーの汚染を防ぐことができる強化繊維用サイジング剤および強化繊維を実現できる。
【0009】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
【0010】
本発明に係る強化繊維用サイジング剤は、一態様として、前記5-スルホイソフタル酸アルカリ金属塩が5-スルホイソフタル酸ナトリウム塩であり、不揮発分中のナトリウム元素濃度が100ppm以上8000ppm以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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