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公開番号
2024176079
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094307
出願日
2023-06-07
発明の名称
基板処理方法及び基板処理装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C23C
16/38 20060101AFI20241212BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】基板に薄膜の窒化ホウ素膜を形成する基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
【解決手段】下地層を有する基板を準備する工程と、前記基板を第1のホウ素含有ガスにさらして、前記基板にホウ素含有物の堆積層を形成する工程と、前記ホウ素含有物の堆積層が形成された前記基板を第1の窒素含有ガスを含む第1の処理ガスのプラズマにさらして、前記ホウ素含有物の堆積層を窒化させて窒化ホウ素含有物の核を形成する工程と、前記窒化ホウ素含有物の核が形成された前記基板を第2のホウ素含有ガス及び前記第1の窒素含有ガスとは異なる第2の窒素含有ガスを含む第2の処理ガスのプラズマにさらして、前記基板に窒化ホウ素膜を形成する工程と、を有する、基板処理方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
下地層を有する基板を準備する工程と、
前記基板を第1のホウ素含有ガスにさらして、前記基板にホウ素含有物の堆積層を形成する工程と、
前記ホウ素含有物の堆積層が形成された前記基板を第1の窒素含有ガスを含む第1の処理ガスのプラズマにさらして、前記ホウ素含有物の堆積層を窒化させて窒化ホウ素含有物の核を形成する工程と、
前記窒化ホウ素含有物の核が形成された前記基板を第2のホウ素含有ガス及び前記第1の窒素含有ガスとは異なる第2の窒素含有ガスを含む第2の処理ガスのプラズマにさらして、前記基板に窒化ホウ素膜を形成する工程と、を有する、
基板処理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記窒化ホウ素膜を形成する工程は、
前記窒化ホウ素含有物の核を起点として前記基板の面方向に前記窒化ホウ素膜を成長させる、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記第1の窒素含有ガスは、NH
3
、N
2
とH
2
の混合ガス、モノメチルヒドラジンのうち少なくともいずれか1つのガスである、
請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記第2の窒素含有ガスは、N
2
、N
2
とH
2
の混合ガスのうち少なくともいずれか1つのガスである、
請求項3に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記第1のホウ素含有ガス及び前記第2のホウ素含有ガスは、B
2
H
6
、BCl
3
、B
3
N
3
H
6
、B(CH
3
)
3
のうち少なくともいずれか1つのガスである、
請求項4に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記第1のホウ素含有ガスと前記第2のホウ素含有ガスとは、異なるガスである、
請求項4に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記ホウ素含有物の堆積層を形成する工程の後、前記窒化ホウ素含有物の核を形成する工程の前に、
前記基板を不活性ガスのプラズマにさらす工程をさらに有する、
請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記第1の処理ガス及び前記第2の処理ガスは、前記不活性ガスを含む、
請求項7に記載の基板処理方法。
【請求項9】
前記不活性ガスは、Ar、Heのうち少なくともいずれか1つのガスである、
請求項8に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記下地層は、SiO
2
、HfO
2
、SiO
2
、HfO
2
、HfSiO
4
、HfSiON、ZrO
2
、アモルファスシリコン、サファイアのうちいずれかである、
請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法及び基板処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、成膜室内にプラズマを生成し、成膜室内で窒素ガスを主に励起した後にホウ素系ガスと混合させて反応させ、基板に窒化ホウ素膜を成膜するに際し、成膜初期にアモルファス相発生抑制化ガスを供給して界面へのアモルファス相発生を抑制することを特徴とする成膜方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-289618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一の側面では、本開示は、基板に薄膜の窒化ホウ素膜を形成する基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、一の態様によれば、下地層を有する基板を準備する工程と、前記基板を第1のホウ素含有ガスにさらして、前記基板にホウ素含有物の堆積層を形成する工程と、前記ホウ素含有物の堆積層が形成された前記基板を第1の窒素含有ガスを含む第1の処理ガスのプラズマにさらして、前記ホウ素含有物の堆積層を窒化させて窒化ホウ素含有物の核を形成する工程と、前記窒化ホウ素含有物の核が形成された前記基板を第2のホウ素含有ガス及び前記第1の窒素含有ガスとは異なる第2の窒素含有ガスを含む第2の処理ガスのプラズマにさらして、前記基板に窒化ホウ素膜を形成する工程と、を有する、基板処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一の側面によれば、本開示は、基板に薄膜の窒化ホウ素膜を形成する基板処理方法及び基板処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実機形態に係る基板処理装置の一例を示す概略断面図。
本実施形態に係るh-BN膜の成膜方法の一例を示すフローチャート。
本実施形態に係る各工程における基板Wの断面模式図の一例。
窒素含有ガスと窒化反応との関係を示すグラフの一例。
参考例に係るh-BN膜の成膜方法の一例を示すフローチャート。
参考例に係る各工程における基板Wの断面模式図の一例。
窒素含有ガスと窒化反応との関係を示すグラフの一例。
本実施形態に係るh-BN膜の成膜方法で成膜された窒化ホウ素膜を示す断面図。
参考例に係るh-BN膜の成膜方法で成膜された窒化ホウ素膜を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
<基板処理装置>
本実機形態に係る基板処理装置1の一例について、図1を用いて説明する。図1は、本実機形態に係る基板処理装置1の一例を示す概略断面図である。基板処理装置1は、減圧状態の処理容器2内でPE-CVD(Plasma-Enhanced Chemical Vapor Deposition)法により、ウエハ等の基板Wに六方晶窒化ホウ素(Hexagonal Boron Nitride、以下「h-BN」ともいう。)膜を成膜する成膜装置である。
【0010】
基板処理装置1は、略円筒状の気密な処理容器2を備える。処理容器2の底壁の中央部分には、排気室21が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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