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公開番号
2024149045
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062707
出願日
2023-04-07
発明の名称
風車翼の前縁保護層施工方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C23C
4/129 20160101AFI20241010BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】溶射時の風車翼の撓みを可及的に小さくすることができ、かつ比較的大型化させずに風車翼を支持することができる風車翼の前縁保護層施工方法を提供する。
【解決手段】FRPによって形成された風車翼本体5aの翼長方向L1における先端部12でかつ前縁16側に保護層30が設けられた風車翼5の前縁保護層施工方法である。翼長方向L1が略水平となり、かつ前縁16側が下方に向くように風車翼本体5aの設置姿勢を設定する姿勢設定工程と、前縁16側の翼長方向L1における複数位置を支持台32で支持する支持工程と、前縁16側に溶射を行う溶射工程と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
FRPによって形成された風車翼本体の翼長方向における先端部でかつ前縁部に保護層が設けられた風車翼の前縁保護層施工方法であって、
前記翼長方向が略水平となり、かつ前記前縁部が下方に向くように前記風車翼本体の設置姿勢を設定する姿勢設定工程と、
前記前縁部の前記翼長方向における複数位置を支持する支持工程と、
前記前縁部に溶射を行う溶射工程と、
を有する風車翼の前縁保護層施工方法。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記姿勢設定工程は、前記風車翼本体の翼弦方向が略鉛直方向となるように前記風車翼本体の設置姿勢を設定する請求項1に記載の風車翼の前縁保護層施工方法。
【請求項3】
前記風車翼本体の前記翼長方向の寸法が80m以上とされている請求項1又は2に記載の風車翼の前縁保護層施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、保護層を備えた風車翼の前縁保護層施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
風車ロータの回転に伴い、風車翼が空気中の異物(例えば雨滴や塵埃等)と衝突して浸食されることにより、風車翼の前縁側にエロージョンが発生する。このエロージョンから風車翼を保護するために、風車翼の前縁部に耐エロージョン用の保護層を形成することが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-175830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発電量の増大に伴い風車発電装置が大型化すると、風車翼の翼長が大きくなり、溶射時のハンドリングが難しくなる。特に100m級の大型風車では、支持したときの風車翼の撓みが大きくなり溶射の位置精度が低下するおそれがある。また、風車翼が大型化すると風車翼を支持する装置が大型化し、製造コストが増大するという問題もある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、溶射時の風車翼の撓みを可及的に小さくすることができ、かつ比較的大型化させずに風車翼を支持することができる風車翼の前縁保護層施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る風車翼の前縁保護層施工方法は、FRPによって形成された風車翼本体の翼長方向における先端部でかつ前縁部に保護層が設けられた風車翼の前縁保護層施工方法であって、前記翼長方向が略水平となり、かつ前記前縁部が下方に向くように前記風車翼本体の設置姿勢を設定する姿勢設定工程と、前記前縁部の前記翼長方向における複数位置を支持する支持工程と、前記前縁部に溶射を行う溶射工程と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
溶射時の風車翼の撓みを可及的に小さくすることができる。また、比較的大型化させずに風車翼を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る風車翼を用いた風力発電装置を示した概略構成図である。
風車翼を示した平面図である。
図2の風車翼の正面図である。
図2及び図3に示した風車翼の横断面図である。
保護層の形成時の風車翼の設置状態を示した正面図である。
図5の支持位置における横断面図である。
風車翼の先端に形成された保護層の形成範囲を示した部分拡大正面図である。
保護層の形成順序を示した部分拡大正面図である。
翼弦方向における保護層の形成方向を示した部分拡大横断面図である。
風車翼の翼面に形成された保護層の翼弦方向における端部における横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、風力発電装置1は、設置面B上に立設されるタワー3と、タワー3の上端に設置されるナセル6と、略水平な軸線周りに回転可能にしてナセル6に設けられたローターヘッド4とを有している。
【0010】
ローターヘッド4には、その回転軸線周りに放射状にして複数枚(例えば3枚)の風車翼5が取り付けられている。これにより、ローターヘッド4の回転軸線方向から風車翼5に当たった風の力が、ローターヘッド4を回転軸線周りに回転させる動力に変化されるようになっている。得られた動力は図示しない発電機によって電力に変換され、外部へと供給される。
(【0011】以降は省略されています)
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