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公開番号
2024175912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094006
出願日
2023-06-07
発明の名称
温度センサの保持構造
出願人
本田技研工業株式会社
,
株式会社芝浦電子
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
G01K
1/14 20210101AFI20241212BHJP(測定;試験)
要約
【課題】巻線の外寸のばらつきによらず安定した測温性能を確保できる温度センサの保持構造を提供する。
【解決手段】巻線22を有する回転電機1に取り付けられ、巻線22の温度を検出する温度センサ50の保持構造は、巻線22が巻回されたインシュレータ40と、可撓性を有する線状に形成され、先端側53に巻線22の温度を検出する感温素子55を有する温度センサ50と、温度センサ50の基端側51を保持し、インシュレータ40に取り付けられるセンサホルダ60と、を備える。温度センサ50は、基端側51が巻線22の外面221に対して傾斜してセンサホルダ60により保持され、且つ、先端側53が巻線22の外面221に押し当てられる。センサホルダ60は、温度センサ50の先端側53の端部53aを巻線22の外面221に対して押し当て可能な押当部65を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
巻線を有する電気機器に取り付けられ、前記巻線の温度を検出する温度センサの保持構造であって、
前記巻線が巻回された取付部材と、
可撓性を有する線状に形成され、先端側に前記巻線の温度を検出する感温素子を有する前記温度センサと、
前記温度センサの先端側とは反対側の基端側を保持し、前記取付部材に取り付けられるセンサ保持部材と、を備え、
前記温度センサは、基端側が前記取付部材の一面に沿って延びる前記巻線の外面に対して傾斜して前記センサ保持部材により保持され、且つ、先端側が前記巻線の該外面に押し当てられ、
前記センサ保持部材は、前記温度センサの先端側の端部を前記巻線の前記外面に対して押し当て可能な押当部を有する、
温度センサの保持構造。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の温度センサの保持構造であって、
前記押当部は、対向する前記巻線の前記外面と略平行な押当面を有し、
前記巻線の前記外面と前記押当面との間隔は、前記取付部材の前記一面から前記巻線の前記外面までの高さが最大許容寸法である場合、前記温度センサの先端側の外径と略同一である、
温度センサの保持構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の温度センサの保持構造であって、
前記センサ保持部材は、前記取付部材に係止される第1係止部及び第2係止部を有し、
前記第1係止部は、前記温度センサに対して、前記温度センサが延びる方向と直交する方向の一方側に設けられ、
前記第2係止部は、前記温度センサに対して、前記温度センサが延びる方向と直交する方向の他方側に設けられる、
温度センサの保持構造。
【請求項4】
請求項3に記載の温度センサの保持構造であって、
前記取付部材は、前記第1係止部が挿通されて係止される係合穴を有し、
前記係合穴は、前記第2係止部が前記取付部材に係止されていない状態で、前記係合穴を支点として前記センサ保持部材を回動可能に支持する、
温度センサの保持構造。
【請求項5】
請求項4に記載の温度センサの保持構造であって、
前記センサ保持部材の前記第2係止部は、引掛爪を有し、
前記取付部材は、前記第2係止部の前記引掛爪を引掛けて係止させる引掛部を有する、
温度センサの保持構造。
【請求項6】
請求項4に記載の温度センサの保持構造であって、
前記係合穴は、前記第1係止部の挿入入口側に向かって開口が大きくなる、
温度センサの保持構造。
【請求項7】
請求項3に記載の温度センサの保持構造であって、
前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記温度センサが延びる方向において、前記温度センサの基端側が配置された位置に設けられる、
温度センサの保持構造。
【請求項8】
請求項7に記載の温度センサの保持構造であって、
前記センサ保持部材は、前記温度センサに対して、前記温度センサが延びる方向と直交する方向の前記一方側に設けられる第3係止部をさらに備え、
前記第3係止部は、前記温度センサが延びる方向において、前記温度センサの先端側が配置された位置に設けられる、
温度センサの保持構造。
【請求項9】
請求項3に記載の温度センサの保持構造であって、
前記取付部材は、
前記温度センサが延びる方向に前記巻線が巻回される筒部と、
前記温度センサが延びる方向と直交する方向の前記一方側に設けられる第1フランジ部と、
前記温度センサが延びる方向と直交する方向の前記他方側に設けられる第2フランジ部と、
前記第1フランジ部からさらに前記一方側に延設された延設部と、を有し、
前記第2フランジ部には、前記第1フランジ部に向かって傾斜する傾斜面により形成された厚肉部が設けられ、
前記第1係止部は、前記延設部に係止され、
前記第2係止部は、前記第2フランジ部の前記厚肉部に係止される、
温度センサの保持構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻線を有する電気機器に取り付けられ、巻線の温度を検出する温度センサの保持構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。電動化技術として、例えば電動自動車などに搭載される回転電機があるが、回転電機が備える巻線の温度を安定した測温性能で検出するために、温度センサの取り付けに関して様々な工夫が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ステータコアと、ステータコアに取り付けられるコイルと、コイルに接触してコイルの温度を検出する温度センサと、温度センサをコイルに向けて弾性的に押圧するように保持するセンサブラケットと、を備えた回転電機のステータが記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、コイルが巻かれるインシュレータと、温度センサを保持するセンサホルダと、コイルエンドにセンサホルダを押圧するように付勢してセンサホルダを保持するステイと、を備えた温度センサの取付構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6824765号公報
特許第6672395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
巻線の外寸にはばらつきが生じるので、温度センサと巻線との接触位置にはばらつきが生じる。接触位置のばらつきにより、温度センサの測温精度にもばらつきが生じ得るので、巻線の外寸のばらつきによらず安定した測温性能を確保できることが要望されていた。
【0007】
本発明は、巻線の外寸のばらつきによらず安定した測温性能を確保できる温度センサの保持構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
巻線を有する電気機器に取り付けられ、前記巻線の温度を検出する温度センサの保持構造であって、
前記巻線が巻回された取付部材と、
可撓性を有する線状に形成され、先端側に前記巻線の温度を検出する感温素子を有する前記温度センサと、
前記温度センサの先端側とは反対側の基端側を保持し、前記取付部材に取り付けられるセンサ保持部材と、を備え、
前記温度センサは、基端側が前記取付部材の一面に沿って延びる前記巻線の外面に対して傾斜して前記センサ保持部材により保持され、且つ、先端側が前記巻線の該外面に押し当てられ、
前記センサ保持部材は、前記温度センサの先端側の端部を前記巻線の前記外面に対して押し当て可能な押当部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、巻線の外寸のばらつきによらず安定した測温性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の電気機器の一例である回転電機1の斜視図である。
インシュレータ40に取り付けられる前の状態のセンサホルダ60の斜視図である。
回転電機1の軸方向から見た、インシュレータ40に取り付けられた状態のセンサホルダ60の正面図である。
図3におけるIV-IV線断面図である。
図3におけるV-V線断面図である。
インシュレータ40に対するセンサホルダ60の取り付け手順を説明する図である。
インシュレータ40の係合穴49a、及び係合穴49aに挿入されたセンサホルダ60の外側係止部67の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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