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公開番号
2024173454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091889
出願日
2023-06-02
発明の名称
包装容器及び移動体
出願人
DIC株式会社
,
DICプラスチック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
81/02 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】包装容器の品質を向上させることが可能な包装容器を提供する。
【解決手段】本開示に係る包装容器1は、発泡性樹脂を含有し、対象物を収容する箱体10と、樹脂を含有し、箱体10の外面の少なくとも一部を覆うように箱体10に取り付けられている補強部材20と、を備え、補強部材20に含有される樹脂の曲げ弾性率は、発泡性樹脂の曲げ弾性率よりも高い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡性樹脂を含有し、対象物を収容する箱体と、
樹脂を含有し、前記箱体の外面の少なくとも一部を覆うように前記箱体に取り付けられている補強部材と、
を備え、
前記補強部材に含有される樹脂の曲げ弾性率は、前記発泡性樹脂の曲げ弾性率よりも高い、
包装容器。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、前記箱体の角を覆う少なくとも1つの角部を有する、
包装容器。
【請求項3】
請求項2に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、互いに対向する一対の前記角部と、一対の前記角部を前記箱体の縁に沿って接続する第1辺部と、を有する、
包装容器。
【請求項4】
請求項3に記載の包装容器であって、
前記第1辺部は、前記箱体において互いに直交する一対の外面の縁に沿ってL字状に形成されている、
包装容器。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれか1項に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、互いに対向する一対の前記角部と、一対の前記角部を前記箱体の外面の対角線に沿って接続する第2辺部と、を有する、
包装容器。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、前記箱体の外面に対し外側に向けて段差を有するように前記箱体に取り付けられている、
包装容器。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、前記補強部材の外面と前記箱体の外面とが互いに面一になるように前記箱体に取り付けられている、
包装容器。
【請求項8】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、前記箱体を噛み込むように形成されているリブを有する、
包装容器。
【請求項9】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、飛行体が前記包装容器を運搬するときに前記飛行体に取り付けられる取付部を有する、
包装容器。
【請求項10】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の包装容器であって、
前記補強部材は、一体化成形により前記箱体に一体的に取り付けられている、
包装容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、包装容器及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、対象物を収容して保護する包装容器が知られている。例えば、このような包装容器に配送物を収容し、飛行体などの移動体が当該包装容器を運搬することで配送物を配送する物流に関連する技術が知られている。例えば、特許文献1には、飛行する輸送体によってより重い物を輸送可能とする包装箱が開示されている。
【0003】
一般的に、包装容器に対して、衝撃吸収性、強度、断熱性、及び軽量性などの特性の向上が望まれる。例えば、移動体により配送物を配送するときに配送物の収容に用いられる包装容器は、移動体の移動に伴って生じる振動などに対して中の配送物を保護できるような衝撃吸収性及び強度が要求される。包装容器は、医薬品及び生鮮食品などを対象物として保護する場合、運搬などにおいて断熱効果を維持できるような断熱性も要求される。包装容器は、ドローンなどの飛行体でも容易に運搬できるような軽量性も要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-079986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、包装容器として通常使用されるプラスチック段ボールでは、衝撃吸収性及び断熱性が低い。包装容器として同様に使用される発泡スチロールでは、表面摩耗に弱く、強度が低い。したがって、上述した包装容器の特性のうちより多くの特性を併せて向上させ、包装容器の品質を向上させることが望まれる。
【0006】
本開示は、包装容器の品質を向上させることが可能な包装容器及び移動体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための第1の観点による包装容器は、
発泡性樹脂を含有し、対象物を収容する箱体と、
樹脂を含有し、前記箱体の外面の少なくとも一部を覆うように前記箱体に取り付けられている補強部材と、
を備え、
前記樹脂の曲げ弾性率は、前記発泡性樹脂の曲げ弾性率よりも高い。
【0008】
第2の観点による移動体は、上記の包装容器を運搬する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、包装容器の品質を向上させることが可能な包装容器及び移動体を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態に係る包装容器を閉じた状態で示した外観斜視図である。
図1の包装容器を開いた状態で示した外観斜視図である。
図1の本体部と第1補強部材とを分解して示した外観斜視図である。
図1の蓋部と第2補強部材とを分解して示した外観斜視図である。
本開示の他の例に係る包装容器を閉じた状態で示した図1に対応する外観斜視図である。
本開示の一実施形態に係る包装容器の用途の第1例を示した模式図である。
本開示の一実施形態に係る包装容器の用途の第2例を示した模式図である。
本開示の一実施形態に係る包装容器の用途の第3例を示した模式図である。
本開示の一実施形態に係る包装容器の用途の第4例を示した模式図である。
本開示の一実施形態に係る包装容器の用途の第5例を示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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