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公開番号2024172987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091084
出願日2023-06-01
発明の名称高周波半導体スイッチ集積回路
出願人日清紡マイクロデバイス株式会社
代理人個人
主分類H03K 17/693 20060101AFI20241205BHJP(基本電子回路)
要約【課題】良好なスイッチ特性を維持しつつ、直流電圧印加のために必要な端子を削減可能とする高周波半導体スイッチ集積回路を提供する。
【解決手段】高周波半導体スイッチ集積回路101は、ディプレッション型の第1のスイッチFET3-1とエンハンスメント型の第2乃至第nのスイッチFET3-2~3-nが、共通RF信号入出力端子10と第1乃至第nの個別RF信号入出力端子間11-1~11-nに、それぞれ設けられると共に、対応するスイッチFETに対してエンハンスメント型の第1のシャントFET4-1とディプレッション型の第2乃至第nのシャントFET4-2~4-nが、それぞれ設けられ、第2乃至第nのスイッチFET3-2~3-nと第1乃至第nのシャントFET4-1~4-nは、2m≧nを満たすmの最小値に等しい個数のみの制御端子21-1~21-mを有する制御回路8により動作制御される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
共通RF信号入出力端子と3個以上のn個の個別RF信号入出力端子間の高周波信号通過経路を切り替えるSPnTスイッチが構成されてなる高周波半導体スイッチ集積回路において、
前記共通RF信号入出力端子と第1の個別RF信号入出力端子間に、ディプレッション型のFETである第1のスイッチFETを直列接続状態に設けると共に、前記第1のスイッチFETのゲートをグランド電位に保持する一方、
前記第1の個別RF信号入出力端子と前記高周波半導体スイッチ集積回路内の低インピーダンスの部位との間に、エンハンスメント型のFETである第1のシャントFETを直列接続状態に設け、前記第1のシャントFETのゲートを制御回路に接続し、
前記第2の個別RF信号入出力端子から第nの個別RF信号入出力端子のそれぞれと前記共通RF信号入出力端子との間に、それぞれエンハンスメント型のFETを直列接続状態に設けて第2乃至第nのスイッチFETとし、
前記第2の個別RF信号入出力端子から第nの個別RF信号入出力端子のそれぞれと前記低インピーダンスの部位との間に、それぞれディプレッション型のFETを直列接続状態に設けて第2乃至第nのシャントFETとし、
前記2乃至第nのスイッチFETと前記第1乃至第nのシャントFETのゲートを前記制御回路に接続し、
前記制御回路は、2

≧nを満たすmの最小値に等しい個数のみの制御端子を有して構成され、前記制御端子には、外部からの制御信号が印加可能とされてなることを特徴とする高周波半導体スイッチ集積回路。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記制御回路は、一端が前記制御端子に接続された高抵抗器を有し、前記高抵抗器の他端は、前記第1乃至第nのスイッチFETの前記共通RF信号入出力端子に共通接続された接続点と接続されてなることを特徴とする請求項1記載の高周波半導体スイッチ集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、共通RF入出力端子と複数の個別RF入出力端子との間で高周波信号の経路を切り替える高周波半導体スイッチ集積回路に係り、特に、直流電圧印加用の必要端子数の削減、実装面積の縮小化等を図ったものに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
移動体通信システムにおいては、信号処理回路の切り替えなどにおいて、高周波信号切り替えのための半導体スイッチ集積回路が従来から用いられている。特に、近年は、一つの筐体内で複数の周波数の信号経路の切り替えや、複数のシステムの切り替えを行っており、そのため、多数の半導体スイッチ集積回路が用いられている。多数の半導体スイッチ集積回路を使用する場合、その使用回路数に比例して制御信号線が増加してしまう。そのため、従来から半導体スイッチ集積回路を制御する信号線の削減について様々な工夫が行われている。
【0003】
特に、切替経路が多くなるような3カ所以上の回路切り替えを行う半導体スイッチ集積回路においては、単純に半導体スイッチ集積回路を構成するFET(電界効果トランジスタ)スイッチを直接制御するのではなく、半導体スイッチ集積回路の内部、あるいは外部に、論理回路を形成して制御線の削減を図ったものなどが種々提案されている(例えば、特許文献1、2等参照)。
例えば、図11には、特許文献1に開示された技術に基づいて制御線の削減を図った高周波半導体スイッチ集積回路の一例が示されており、以下、同図を参照しつつ、この従来回路について説明する。
【0004】
まず、この従来回路は、1つの共通RF入出力端子PCと3つの個別RF入出力端子P1~P3の接続を切り替えるSP3T(Single Pole 3 throw)スイッチを構成した回路例である。
この従来回路は、低挿入損失と高アイソレーション実現のために、通過経路に対してFETをシリーズとシャントに、それぞれ接続した構成を有するものである。
すなわち、この従来回路は、通過経路に対してシリーズに設けられた3個のFET (Field Effect Transistor) 1~3と、シャントとしての3個のFET4~6を用いて構成されている。
それぞれのFET1~6を制御するには、基本的には、それぞれのFET1~6のゲートに制御線を接続し、それぞれのFET1~6を導通、または遮断させるに必要な電圧を、それぞれの制御線を介して印加することが必要となる。
【0005】
しかしながら、この基本的な構成を採るとすると、3経路を切り替えるために6本の制御線を必要とすることとなり、一般的に考えて制御線の数が多く実用的とは言い難い。
そのため、この従来回路においては、制御線を3本にまとめている。
すなわち、図11において、3個の制御信号印加端子21X~23Xには、外部からの制御信号VC1~VC3が印加され、これによって6個のFET1~6が制御可能に回路構成されている。
【0006】
図12には、高周波半導体スイッチ集積回路と同一基板、または、外部に、論理回路を設け、必要な制御線の削減を図った従来回路の構成例が示されている。
すなわち、この従来回路においては、高周波半導体スイッチ集積回路内に、論理回路LOGが設けられており、2個の制御信号印加端子21X,22Xを介して外部から制御信号が印加されると共に、1個の電源電圧供給端子20Xが設けられて電源供給が行われるようになっている。
【0007】
例えば、SP3Tスイッチの場合、3経路を切り替えるためには、条件式2

≧3を満たす中で、最小のm=2本の制御線があれば、3通りの切り替えを行える論理回路LOGを構成することができる。その結果、2つの制御用の端子21X,22Xに加えて、制御回路の駆動に必要とされる電源電圧供給端子20Xがあれば、制御回路を駆動し、高周波半導体スイッチ集積回路を制御することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-303794号公報
特開2007-067751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、図12に示された従来のSP3Tスイッチ回路の場合、制御回路を用いて高周波半導体スイッチ集積回路を制御する構成を採るものの、半導体スイッチ集積回路の駆動に用いられる電源端子と制御端子の総数は3個である。
この端子数は、図11に示された制御回路を用いていない場合と同じ直流電圧印加用の端子数となり、実質的には、高周波半導体スイッチ集積回路を制御する制御線の削減にはなっていない。このように、これまで制御端子の削減を目的として論理回路を用いた制御回路を使用した場合にあっても、必ずしも高周波半導体スイッチ集積回路全体に必要な制御用端子数は削減できないことがあるという問題があった。
【0010】
また、特許文献2には、2個の制御端子を用いてSP3Tスイッチを制御可能とした構成が開示されているが、SPDTスイッチを2つ直列に接続した構成を採っているため、この2つのSPDTスイッチを通過する経路の挿入損失が大きくなるという問題がある。さらに、回路構成上、シャントスイッチを設けることができず、十分なアイソレーションの確保が困難であるという問題もある。
(【0011】以降は省略されています)

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