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公開番号2024169838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023086633
出願日2023-05-26
発明の名称検査装置、検査システム、検査装置の制御方法、検査システムの制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 29/393 20060101AFI20241129BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 大量ページの印刷物や複数の印刷ジョブにまたがってマスターデータを使用した場合、各ページのマスターデータ部分に対して、ページごとに毎回検査領域の設定を付加しないといけない。
【解決手段】 検査装置であって、画像形成手段から順次搬送されてくる印刷物を読取手段で読み取ることで取得した読取画像と予め登録した基準画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段と、検査を実行する検査領域を設定する設定手段と、繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報を記憶する記憶手段と、を備え、前記検査手段は、前記設定手段で設定された検査領域と、前記記憶手段に記憶された前記第1画像に対する検査領域とに基づいて、前記第1画像と、第2画像とが合成された第3画像が印字された印刷物の検査を行うことを特徴とする。
【選択図】 図13
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成手段から順次搬送されてくる印刷物を読取手段で読み取ることで取得した読取画像を受信する受信手段と、
前記読取画像と予め登録した基準画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段と、
前記検査手段で検査を実行する検査領域を設定する設定手段と、
繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記検査手段は、前記設定手段で設定された検査領域と、前記記憶手段に記憶された前記第1画像に対する検査領域とに基づいて、前記第1画像と、第2画像とが合成された第3画像が印字された印刷物の検査を行う
ことを特徴とする検査装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記検査装置は、表示部に画面を表示する表示制御手段を有し、
前記設定手段は、前記表示制御手段により前記表示部に表示された前記基準画像上で検査領域の指示を受け付けることで、前記検査領域の設定を行い、
前記基準画像が、ページ間で繰り返し使用する第1画像と、第2画像とが合成された第3画像の場合に、前記表示制御手段は、前記表示部に表示された前記第3画像のうち、前記第1画像に相当する画像上に、前記記憶手段に記憶された前記情報に基づいて、検査領域を表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、前記設定手段にて前記第1画像上でユーザから設定された検査領域の設定を、前記繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報として記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記繰り返し使用する第1画像は、1または複数のページで構成された印刷ジョブの全ページに合成される
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報を固有の識別子と対応づけて記憶し、
固有の識別子を受け付けると、前記検査手段は、前記設定手段で設定された検査領域と、前記記憶手段に記憶された前記固有の識別子に対応づく前記第1画像に対する検査領域とに基づいて、前記第3画像が印刷された印刷物の検査を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項6】
前記検査装置は、情報処理装置と通信可能に接続し、
前記情報処理装置は、前記第1画像と前記第2画像とを合成する合成処理部を有し、
ユーザから前記第1画像と合成処理の指示を受け付けると、前記合成処理部で前記第1画像と前記第2画像との合成を行い、前記第3画像を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項7】
前記繰り返し使用する第1画像は、マスターデータ画像である
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項8】
前記検査装置は、印刷装置と通信可能に接続し、
前記印刷装置は、少なくとも前記画像形成手段と、前記読取手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項9】
検査装置の制御方法であって、
画像形成手段から順次搬送されてくる印刷物を読取手段で読み取ることで取得した読取画像を受信する受信工程と、
前記読取画像と予め登録した基準画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査領域を設定する設定工程と、
前記読取画像と前記基準画像とに基づいて、前記設定工程で設定された検査領域に検査処理を行うことで、前記印刷物の検査を行う検査工程と、
ページ間で繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報を記憶する記憶工程と、
を備え、
前記検査工程では、前記設定された検査領域と、前記記憶された前記第1画像に対する検査領域とに基づいて、前記第1画像と、第2画像とが合成された第3画像が印字された印刷物の検査を行う
ことを特徴とする検査装置の制御方法。
【請求項10】
少なくとも、情報処理装置と検査装置とで構成された検査システムであって、
前記情報処理装置は、
ユーザからページ間で繰り返し使用する第1画像と第2画像の合成処理の指示を受け付けると、前記第1画像と前記第2画像とを合成し、第3画像を生成する合成処理部と、
前記合成処理部で生成した前記第3画像を、前記第1画像に対応する識別子とともに前記検査装置に送信する送信手段と、
を有し、
前記検査装置は、
画像形成手段から順次搬送されてくる印刷物を読取手段で読み取ることで取得した読取画像を受信する受信手段と、
前記読取画像と予め登録した基準画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段と、
前記検査手段で検査を実行する検査領域を設定する設定手段と、
繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報を記憶する記憶手段と、
を有し、
前記識別子と共に前記第3画像を受信すると、前記検査手段は、前記設定手段で設定された検査領域と、前記記憶手段に記憶された前記識別子に対応する前記第1画像に対する検査領域とに基づいて、前記第3画像が印刷された印刷物の検査を行う
ことを特徴とする検査システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置、検査システム、検査装置の制御方法、検査システムの制御方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、検査装置が、印刷装置で印刷されたシート(印刷物)を搬送途中に検査する検査システムが知られている。印刷物の検査では、検査装置が搬送されている印刷シートの画像を読み取り、読み取った画像を画像解析することにより、印刷物が正常であるか否かを判定する。検査装置では、例えば文字列や罫線の欠け、画像抜け、印刷不良、ページ抜け等を検出することが可能である。
【0003】
また請求書や利用明細書のドキュメントに各種広告画像を組み合わせたバリアブル印刷が普及してきている。バリアブル印刷は、印刷物共通のデータであるフォーム画像データ(マスターデータ)とお客様の宛名などの印刷物によって可変であるバリアブルデータからなっている。バリアブル印刷は、ユーザ毎に出力する構成が異なるため、印刷物が適切な構成になっているか検査する必要がある。特許文献1では、バリアブルデータ部分とマスターデータ部分を指定してそれぞれを検査する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-000876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで従来技術では、大量ページの印刷物や複数の印刷ジョブにまたがってマスターデータを使用した場合、各ページのマスターデータ部分を毎回指定しなくてはならない。つまり、各ページのマスターデータ部分に対して、ページごとに毎回検査領域の設定を付加しないといけないという課題がある。
【0006】
そこで本発明は上記従来の問題点に鑑み、以下のような検査システムとその制御方法、並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、本発明の検査装置(0108)は、画像形成手段(0101)から順次搬送されてくる印刷物を読取手段(0218)で読み取ることで取得した読取画像を受信する受信手段と、前記読取画像と予め登録した基準画像とに基づいて、前記印刷物の検査を行う検査手段(0226)と、前記検査手段で検査を実行する検査領域を設定する設定手段(0245)と、繰り返し使用する第1画像に対する前記検査領域の情報を記憶する記憶手段(0228)と、を備え、前記検査手段は、前記設定手段で設定された検査領域と、前記記憶手段に記憶された前記第1画像に対する検査領域とに基づいて、前記第1画像と、第2画像とが合成された第3画像が印字された印刷物の検査を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、大量ページの印刷物や複数の印刷ジョブにまたがって繰り返し使用する画像を使用した場合、各ページに合成された繰り返し使用する画像部分の検査領域の設定を毎回することなく、繰り返し使用する画像部分の検査が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の検査システムの構成を表す模式図。
本実施形態の検査システムの構成を示すブロック図。
本実施形態の検査システムの内部構成を示す図。
情報処理装置で処理される印刷ジョブの設定画面の一例。
第1の実施形態における印刷と検品装置で使用する基準画像とコンテンツ領域情報を示す図。
第1の実施形態におけるマスタ―データのコンテンツ領域情報とバリアブルデータのコンテンツ領域情報を合成した画像合成データのコンテンツ領域情報を示す図。
第1の実施形態におけるマスターデータにおける検査領域設定を示す。
第1の実施形態における情報処理装置0109が印刷ジョブの画像合成を行うときの前処理を示すフローチャート。
第1の実施形態における印刷ジョブを情報処理装置0109の記憶部0236に保持する処理を示すフローチャート。
第1の実施形態における情報処理装置0109の記憶部0236に保持されている印刷ジョブとクライアントコンピュータ0110から入力された印刷ジョブを合成する処理を示すフローチャート。
第1の実施形態における検査装置0108が画像合成した画像合成データの検査を行うときの前処理を示すフローチャート
第1の実施形態における検査装置0109の記憶部0228に画像合成データの検査領域設定を保持する時の検査装置0108の処理を示すフローチャート。
第1の実施形態における情報処理装置0109で合成した画像合成データを検査装置0108で検査する処理を示すフローチャート。
第1の実施形態における検査システムの検査装置に表示される検査領域設定の設定画面を示す図。
第1の実施形態における検査装置で表示される検査状況の画面を示す図。
第2の実施形態における情報処理装置0109に保持されている検査設定がないマスターデータとクライアントコンピュータから入力されたバリアブルデータを合成した画像合成データを検査装置0108で検査する処理を示すフローチャート。
第3の実施形態におけるマスターデータのコンテンツ領域情報が未登録のマスターデータとクライアントコンピュータから入力されたバリアブルデータを画像合成した画像合成データを検査する処理を示すフローチャート。
第1の実施形態における情報処理装置0109および検査装置0108のマスターデータ登録処理を示す図。
第1の実施形態における情報処理装置0109および検査装置0108のマスターデータとバリアブルデータの合成処理を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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