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公開番号
2024168929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085996
出願日
2023-05-25
発明の名称
棚割りパターン生成装置
出願人
株式会社NTTドコモ
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
G06Q
30/06 20230101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザの希望を反映して棚割りパターンを生成する。
【解決手段】棚割りパターン生成装置10は、取得部130a、決定部130b、第1生成部130c、受付部130d、及び第2生成部130eを備える。取得部130aは、商品の陳列に関する第1条件を充足し、商品が棚に割り当てられた入力棚割りパターンを取得する。決定部130bは、第1条件を変更した第2条件と第1条件との中間の条件である中間条件を決定する。第1生成部130cは、中間条件に基づいて入力棚割りパターンを変更した中間棚割りパターンを生成する。受付部130dは、中間棚割りパターンに対するユーザの修正に関する指示を受け付ける。第2生成部130eは、受付部130dが受け付けた指示と第2条件とに基づいて、中間棚割りパターンから第2条件を充足する出力棚割りパターンを生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
商品の陳列に関する第1条件を充足し、商品が棚に割り当てられた入力棚割りパターンを取得する取得部と、
前記第1条件を変更した第2条件と前記第1条件との中間の条件である中間条件を決定する決定部と、
前記中間条件に基づいて前記入力棚割りパターンを変更した中間棚割りパターンを生成する第1生成部と、
前記中間棚割りパターンに対するユーザの修正に関する指示を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた指示と前記第2条件とに基づいて、前記中間棚割りパターンから前記第2条件を充足する出力棚割りパターンを生成する第2生成部と、
を備える棚割りパターン生成装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第1条件、前記第2条件、及び前記中間条件は、商品を陳列する棚の数に関する条件であり、前記第1条件の表す棚の数と前記第2条件の表す棚の数と差が2以上である、請求項1に記載の棚割りパターン生成装置。
【請求項3】
前記第1生成部は、
前記第1条件を充足し且つ前記入力棚割りパターンよりも過去の棚割りを表す第1棚割りパターンと前記入力棚割りパターンとを比較することにより、過去の棚割りに対して追加する商品と過去の棚割りから除去する商品との少なくとも一方を表す第1差分リストを生成し、
前記中間条件を充足し、且つ前記入力棚割りパターンよりも過去の棚割りを表す第2棚割りパターンに対し、前記第1差分リストに従って商品の追加と除去との少なくとも一方を行うことにより、前記中間棚割りパターンを生成する、
請求項1に記載の棚割りパターン生成装置。
【請求項4】
前記第2生成部は、
前記受付部により受け付けた指示に従って前記中間棚割りパターンを修正することによって、修正済中間棚割りパターンを生成し、
前記中間条件を充足し且つ前記入力棚割りパターンよりも過去の棚割りを表す第3棚割りパターンと前記修正済中間棚割りパターンとを比較することにより、過去の棚割りに対して追加する商品と過去の棚割りから除去する商品との少なくとも一方を表す第2差分リストを生成し、
前記第2条件を充足し、且つ前記入力棚割りパターンよりも過去の棚割りを表す第4棚割りパターンに対し、前記第2差分リストに従って商品の追加と削除との少なくとも一方を行うことにより、前記出力棚割りパターンを生成する、
請求項1に記載の棚割りパターン生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、棚割りパターン生成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
コンビニエンスストア等の小売店の店舗には、商品を陳列するために複数の商品棚が配置される。1つの商品棚には複数段の棚板が設けられ、各段の棚板に商品が並べられる。以下では、商品棚は単に棚と称される。店舗内に配置された複数の棚における商品の配列順、及び各商品に割り当てるスペースの広さの比は棚割りパターンと称される。棚割りパターンは、商品の売り上げ数量に影響を及ぼすため、店舗に商品を卸す営業担当者は、営業活動の一貫として新たな棚割りパターンを提案することがある。棚割りパターンの提案を支援するための技術が種々提案されており、その一例としては特許文献1に開示の技術が挙げられる。特許文献1に開示の技術では、市場動向を表すデータを利用して棚割りパターンが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-227272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
営業担当者が棚割りパターンの提案を行う場合、提案する棚割りパターンに営業担当者の希望を反映できることが好ましい。例えば、直近に販売が開始された新商品がある場合、営業担当者としては、当該新商品の売り上げ増加を期待できる棚割りパターンを提案できることが好ましい。しかし、棚割りパターンの生成に市場動向を表すデータを利用する技術には、生成された棚割りパターンに営業担当者の希望が必ずしも反映されない、という問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の好適な態様に係る棚割りパターン生成装置は、取得部と、決定部と、第1生成部と、受付部と、第2生成部と、を備える。取得部は、商品の陳列に関する第1条件を充足し、商品が棚に割り当てられた入力棚割りパターンを取得する。決定部は、前記第1条件を変更した第2条件と前記第1条件との中間の条件である中間条件を決定する。第1生成部は、前記中間条件に基づいて前記入力棚割りパターンを変更した中間棚割りパターンを生成する。受付部は、前記中間棚割りパターンに対するユーザの修正に関する指示を受け付ける。第2生成部は、前記受付部が受け付けた指示と前記第2条件とに基づいて、前記中間棚割りパターンから前記第2条件を充足する出力棚割りパターンを生成する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ユーザは、自身の希望に即して中間棚割りパターンの修正を指示することにより、自身の希望を反映した出力棚割りパターンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態による棚割りパターン生成装置10の構成例を示す図である。
棚割りパターンの生成過程において棚割りパターン生成装置10が表示するUI画面の遷移の一例を示す図である。
棚割り実績データベースDB1及び販売実績データベースDB2の格納内容の一例を示す図である。
第1生成部130cの機能を説明するための図である。
第2生成部130eの機能を説明するための図である。
処理装置130がプログラムPR1に従って実行する棚割りパターン生成方法における処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(A:実施形態)
図1は、本開示の一実施形態による棚割りパターン生成装置10の構成例を示す図である。棚割りパターン生成装置10は、例えばスマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。棚割りパターン生成装置10のユーザは、小売店において販売される商品を製造するメーカに勤務する営業担当者である。棚割りパターン生成装置10のユーザの勤務先は、清涼飲料又はアルコール飲料等の飲料を製造する飲料メーカである。本実施形態における商品は、飲料であるが、食品又は日用品等であってもよい。
【0009】
棚割りパターン生成装置10のユーザによる営業活動の一例としては、自社商品についての棚割りパターンの提案が挙げられる。棚割りパターン生成装置10は、ユーザによる棚割りパターンの提案を支援するための装置である。前述したように、棚割りパターンとは、小売店等の店舗内に配置された複数の棚の各々に陳列される各商品の配列順、及び各商品に割り当てるスペースの広さの比のことである。棚割りパターン生成装置10は、ユーザの指示に応じて棚割りパターンを生成する。
【0010】
例えば、ユーザが営業を担当する店舗において2023年4月1日時点では、当該ユーザの勤務するメーカの商品に4本の棚が割り当てられていたとする。そして、当該店舗の経営者は、2023年4月~6月の期間については飲料よりも日用品の販売に注力するため、上記ユーザの勤務するメーカの商品に割り当てる棚の数を4から2に削減することを望んでいたとする。この場合、棚割りパターン生成装置10のユーザは、上記店舗における現時点の棚割りパターン、及び削減後の棚数(即ち、2)を棚割りパターン生成装置10に入力することにより、削減後の棚数に応じた棚割りパターンを棚割りパターン生成装置10に生成させる。以下では、ユーザにより入力される棚割りパターンは入力棚割りパターンと称され、削減後の棚数に応じた棚割りパターンは出力棚割りパターンと称される。
(【0011】以降は省略されています)
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