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公開番号2024168032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084416
出願日2023-05-23
発明の名称化粧料塗布具
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人
主分類A45D 34/04 20060101AFI20241128BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】まつ毛を確実に上向きにカールさせることができると共に、同時にカールアップした状態のまつ毛に対して一定量のマスカラ液などの液体化粧液を塗布することができる操作性に優れた化粧料塗布具を提供する。
【解決手段】化粧料収容室1bを形成した軸筒1の前端部に、軸筒の長手方向に沿って配置されると共に、化粧料収容室からの化粧料を受けて当該化粧料を含浸した状態で保持する可撓性を有する塗布体4と、軸筒の一部から分岐して、自由端側が塗布体の長手方向に沿って対峙した状態で配置され、かつ、弾性変形により自由端側が塗布体の長手方向に沿って接触可能なまつ毛押さえ部材3とが備えられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
化粧料収容室を形成した軸筒の前端部に、軸筒の長手方向に沿って配置されると共に、前記化粧料収容室からの化粧料を受けて当該化粧料を含浸した状態で保持する可撓性を有する塗布体と、
前記軸筒の一部から分岐して、自由端側が前記塗布体の長手方向に沿って対峙した状態で配置され、かつ、弾性変形により前記自由端側が前記塗布体の長手方向に沿って接触可能なまつ毛押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする化粧料塗布具。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記塗布体は、軸筒の前端部に設けられた塗布体収容部に収容されると共に、塗布体の前記まつ毛押さえ部材に対向する部分が、前記塗布体収容部から前記長手方向に沿って一定幅をもって露出された状態で配置され、
前記まつ毛押さえ部材の前記塗布体に接触する接触部が棒状体を構成して、前記棒状体による接触部の幅寸法W1と、前記塗布体収容部から露出された塗布体の幅寸法W2が、ほぼ同一寸法に構成されている請求項1に記載の化粧料塗布具。
【請求項3】
前記まつ毛押さえ部材に対向する塗布体収容部の背面側には、軸方向に沿って複数の櫛歯体がほぼ等間隔に配置されている請求項1又は2に記載の化粧料塗布具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、まつ毛を例えば上向きにカールさせると同時に、カールした状態のまつ毛に対してマスカラ液などの液体化粧液を塗布することができる化粧料塗布具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
まつ毛の化粧には、一般にビューラーを用いてまつ毛をカールさせることで、まつ毛を上向かせるステップと、続いて上向きにカールされたまつ毛に、マスカラ液などの液体化粧液を塗布することで、カールされたまつ毛を保持させる2ステップの化粧操作が必要となる。
そこで、前記した2ステップの化粧操作を、一つの化粧具によって実現させようとする試みが提案されている。
【0003】
特許文献1には、マスカラ液の収容部を内蔵した軸筒の先端部側に、軸に対して垂直に伸びる複数の櫛歯が備えられ、マスカラ液の収容部から櫛歯の根元部分に連通する導管を介して、マスカラ液が櫛歯に導かれるように構成したマスカラ塗布具が開示されている。
そして、櫛歯の根元部分のマスカラ液の吐出口を閉じることができるブラシ押え部が備えられて、このブラシ押え部はまつ毛押さえ用部材として利用することができことが記載されている。
【0004】
一方、特許文献2には、キャップ状になされた把手部にピンセット状に成形された二股状の柄部が取り付けられ、柄部の両自由端側には対向するようにして、それぞれに櫛歯を有する塗布部を備えた化粧用具が開示されている。二股状の柄部を閉じた状態で、柄部をマスカラ液が収容された細長い容器内に挿入することで、柄部先端の塗布部にはマスカラ液が保持される。
この状態で容器から前記化粧用具を引き抜き、櫛歯を有する前記塗布部で、まつ毛を挟むことで、まつ毛に対してマスカラ液を塗布することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-280523号公報
特開2010-99141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に開示されたマスカラ塗布具によると、ブラシ押え部がマスカラ液の吐出口を開閉するように構成されており、ブラシ押え部を開けて軸筒後端部に配置された回転部を回動させることで、塗布部にマスカラ液を押し出し、この状態でブラシ押え部と櫛歯との間でまつ毛を挟むことによって、まつ毛にマスカラ液が塗布されるように作用する。
【0007】
これによると、まつ毛にマスカラ液を塗布するにあたっては、ブラシ押え部を開いてマスカラ液の吐出口を開放し、軸筒後端部の回転部を回動させることで、塗布部にマスカラ液を押し出す操作が必要である。従って、不慣れな場合には塗布部にマスカラ液を押し出した際や、化粧中においてマスカラ液が液ダレを起こすという不具合が生じ易い。
すなわち、この種の化粧料塗布具においては、前記したようにマスカラ液の押し出し操作をすることなく、まつ毛に対するマスカラ液の塗布量は、常に一定の状態でなされることが望まれる。
【0008】
一方、特許文献2に開示された化粧用具においては、二股状の柄部を閉じた状態で、柄部をマスカラ液が収容された細長い容器内に挿入することで、柄部先端の塗布部にマスカラ液が保持される。これによると、化粧中において柄部先端の塗布部を、マスカラ液が収容された細長い容器内に数度にわたり出し入れする操作が必要になるなど、使い勝手の悪い問題を有している。
そして、特許文献1及び2に開示された化粧用具のいずれにおいても、複数の櫛歯を配列させることで塗布部を構成しており、従って櫛歯による塗布部のマスカラ液等の保持量は一定せず、また櫛歯によるまつ毛の安定したカール操作も期待することは難しい。
【0009】
この発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、まつ毛を確実に上向きにカールさせることができると共に、同時にカールアップした状態のまつ毛に対して一定量のマスカラ液などの液体化粧液を塗布することができる操作性に優れた化粧料塗布具を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る化粧料塗布具は、化粧料収容室を形成した軸筒の前端部に、軸筒の長手方向に沿って配置されると共に、前記化粧料収容室からの化粧料を受けて当該化粧料を含浸した状態で保持する可撓性を有する塗布体と、前記軸筒の一部から分岐して、自由端側が前記塗布体の長手方向に沿って対峙した状態で配置され、かつ、弾性変形により前記自由端側が前記塗布体の長手方向に沿って接触可能なまつ毛押さえ部材とを備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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