TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024167248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-03
出願番号2024135679,2022573377
出願日2024-08-15,2022-03-21
発明の名称高吸水性樹脂フィルムおよびこれを含む吸水性物品
出願人エルジー・ケム・リミテッド
代理人個人,個人
主分類C08J 5/18 20060101AFI20241126BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】厚さが薄くて吸湿能に優れた高吸水性樹脂フィルムと、高吸水性樹脂フィルムを含んで外部のじめじめ感が改善された吸水性物品を提供する。
【解決手段】厚さが5~500μmであり、KSF2611標準によって測定された吸湿能が10~100g/m2であり、含水率が1~15%であり、引張強度が5~50MPaである、高吸水性樹脂フィルムであって、酸性基を有し酸性基の少なくとも一部が中和されたアクリル酸系モノマー、セルロース系増粘剤、保湿剤、内部架橋剤、重合開始剤、および溶媒を混合してモノマー組成物を製造する段階;モノマー組成物を基材上にキャスティングしてモノマー組成物フィルムを形成する段階;モノマー組成物フィルムを延伸しながら熱および/または光を照射して含水ゲル重合体フィルムを形成する段階;および含水ゲル重合体フィルムを乾燥させる段階を含む製造方法によって製造される、高吸水性樹脂フィルムとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
厚さが500μm以下であり、
KS F 2611標準によって測定された吸湿能が10~100g/m

である、高吸水性樹脂フィルム。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
厚さが10~200μmである、請求項1に記載の高吸水性樹脂フィルム。
【請求項3】
含水率が1~15%であり、引張強度が5~50MPaである、請求項1または2に記載の高吸水性樹脂フィルム。
【請求項4】
液体不透過性背面シート;通気性防水フィルム;高吸水性樹脂粉末およびパルプを含む吸収体;および液体透過性上部シートを含む吸水性物品であって、
前記液体不透過性背面シートと通気性防水フィルムの間、および/または通気性防水フィルムと吸収体の間に請求項1から3のいずれか一項に記載の高吸水性樹脂フィルムを含む、吸水性物品。
【請求項5】
前記高吸水性樹脂フィルムは、前記液体不透過性背面シートの一面;および/または前記通気性防水フィルムの一面または両面に貼り合わせられたものである、請求項4に記載の吸水性物品。
【請求項6】
前記高吸水性樹脂フィルムは前記通気性防水フィルムの一面に貼り合わせられたものであり、
前記貼り合わせられた高吸水性樹脂フィルムと通気性防水フィルムの通気度は3000~5000g/m

・24hrである、請求項4に記載の吸水性物品。
【請求項7】
前記液体不透過性背面シートは、気孔の大きさが20~1000μmである不織布である、請求項4から6のいずれか一項に記載の吸水性物品。
【請求項8】
前記通気性防水フィルムは、通気度が2000~5000g/m

・24hrである、請求項4から7のいずれか一項に記載の吸水性物品。
【請求項9】
前記吸収体は、高吸水性樹脂粉末を10~90重量%で含む、請求項4から8のいずれか一項に記載の吸水性物品。
【請求項10】
前記液体透過性上部シートは、坪量が15~30g/m

である、請求項4から9のいずれか一項に記載の吸水性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願との相互引用
本出願は2021年3月26日付韓国特許出願第10-2021-0039666号および2022年3月18日付韓国特許出願第10-2022-0034232号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として含まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
本発明は、吸湿能に優れた高吸水性樹脂フィルムおよび前記高吸水性樹脂フィルムを含むことによって外部のじめじめ感が改善されて使用感に優れた吸水性物品に関するものである。
【背景技術】
【0003】
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁用パッドなどの吸水性物品は一般に液体不透過性背面シート、吸収体、および着用者の皮膚と接触する液体透過性上部シートを含み、必要によって通気性向上のための通気性防水フィルム、外観イメージ向上のためのデコシート、着用感を向上させ横漏れを防止するための脚弾性体などをさらに含むことができる。
【0004】
このような吸水性物品で、液体透過性上部シートとしては合成高分子不織布など体液が吸収体へ迅速に通過できる素材が使用される。吸収体は高吸水性樹脂、パルプ、ティッシュ、または不織布などからなり、液体透過性上部シートを透過した体液を急速に吸収し、これを保有する機能を果たす。液体不透過性背面シートは吸収体に吸収された体液が外側に漏れ出るのを防止することができるようにするものであって、天然または合成繊維からなる織布または不織布が使用される。
【0005】
前記液体不透過性背面シートはその目的上、基本的に防水性能を有するように設計されるが、防水能が過度に高い場合、水蒸気および空気が透過しなくて着用感が低下する問題がある。よって、通常液体不透過性背面シートは水粒子は透過できず、より大きさが小さい水蒸気粒子は透過可能な大きさの気孔を有する透湿防水性織布または不織布を使用する。しかし、前記背面シートの透湿性によって吸収体から放出される湿気が背面シートの外部まで伝達されて、長時間着用時、吸水性物品の外部でもじめじめ感が感じられて使用感が低下する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前記問題を解決するためのものであって、厚さが薄くて吸湿能に優れた高吸水性樹脂フィルムと、前記高吸水性樹脂フィルムを含んで外部のじめじめ感が改善された吸水性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によれば、厚さが500μm以下であり、KS F 2611標準によって測定された吸湿能が10~100g/m

である、高吸水性樹脂フィルムが提供される。
【0008】
前記高吸水性樹脂フィルムは、厚さが10~200μmであってもよい。
【0009】
前記高吸水性樹脂フィルムは、含水率が1~15%であり、引張強度が5~50MPaであってもよい。
【0010】
本発明の他の一実施形態によれば、液体不透過性背面シート;通気性防水フィルム;高吸水性樹脂粉末およびパルプを含む吸収体;および液体透過性上部シートを含む吸水性物品であって、前記液体不透過性背面シートと通気性防水フィルムの間、および/または通気性防水フィルムと吸収体の間に高吸水性樹脂フィルムを含み、前記高吸水性樹脂フィルムは厚さが500μm以下であり、KS F 2611標準によって測定された吸湿能が10~100g/m

である、吸水性物品が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東レ株式会社
多孔質構造体
11日前
東ソー株式会社
押出成形体
2か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
29日前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
2か月前
AGC株式会社
組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
29日前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
22日前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
9日前
ヤマハ株式会社
重縮合体
2か月前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
17日前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
4日前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
11日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
2か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
1か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
2か月前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
1か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
9日前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
1か月前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
10日前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
2か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
1か月前
東ソー株式会社
光学薄膜及び光学薄膜の製造方法
17日前
続きを見る