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公開番号2024166757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083078
出願日2023-05-19
発明の名称落雷発生予測システム
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01W 1/10 20060101AFI20241122BHJP(測定;試験)
要約【課題】移動中の複数の車両から得た情報に基づいて落雷の発生を高精度に予測する。
【解決手段】この落雷発生予測システム10は、車両1に落下した雨滴3と接触可能な導電性の雨滴接触面16を有し、雨滴接触面16に接触した雨滴3の電荷に関する情報を取得可能な雨滴電荷取得部11と、車両1の位置情報を取得可能な位置情報取得部12と、複数の車両1で取得された雨滴の電荷に関する情報と位置情報とに基づいて落雷の発生を予測する落雷発生予測部13とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に落下した雨滴と接触可能な導電性の雨滴接触面を有し、前記雨滴接触面に接触した雨滴の電荷に関する情報を取得可能な雨滴電荷取得部と、
前記車両の位置情報を取得可能な位置情報取得部と、
複数の前記車両で取得された前記雨滴の電荷に関する情報と前記位置情報とに基づいて落雷の発生を予測する落雷発生予測部とを備えた落雷発生予測システム。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記雨滴接触面を有する部材は、前記車両のワイパーに取付けられている請求項1に記載の落雷発生予測システム。
【請求項3】
前記車両が位置する空間の電界強度に関する情報を取得可能な電界強度取得部をさらに備え、
前記落雷発生予測部は、前記電界強度取得部で取得された前記電界強度に関する情報の前記落雷発生予測への利用の妥当性を判断する請求項1又は2に記載の落雷発生予測システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、落雷発生予測システムに関し、特に移動中の車両で取得した情報に基づいて落雷の発生を精度よく予測可能とするための技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば半導体製造工場など、安定的な稼働が求められる施設においては、安定的な電力供給が必要とされている。その一方で、上記施設においては、落雷などの自然現象などによって、電力線等の電力設備が損傷して、停電や瞬低(瞬時電圧低下)などの電力トラブルが不可避的に発生している現状がある。
【0003】
ここで、落雷の発生を予測して当該施設に警告を発するためのシステムが特許文献1に記載されている。詳述すると、この特許文献に記載のシステムでは、タワー等の建造物の建設作業現場あるいは建設作業現場の周辺の地点に落雷検出装置を設置すると共に、建造物の建設作業現場または建設作業現場の近隣の地点に静電界検出装置を設置する。そして、落雷検出装置により落雷の発生を検出すると共に、静電界検出装置により雲・大地間の静電界の電界強度を検出し、両検出装置から出力された検出信号のレベルに基づいて、警告出力装置により警告情報のランクを決定して、そのランク付けされた警告情報を警告出力装置から出力する。また、この際、静電界検出装置の検出レベルを優先的に採用して、警告情報を出力する。
【0004】
ところで、製造工場においては、設置された各種機器が高度に電気制御され、また電気によりネットワーク化されているため、施設への落雷による機器の破損などの直接的な被害だけでなく停電や瞬低等による間接的な被害に対する対策(雷害対策)が重要となる。特に、半導体工場などは上述の影響を受けやすいため、従来にも増して精度の高い落雷発生予測が求められる。例えば特許文献1に記載のシステムにおいて落雷発生の予測精度を高めるためには、静電界検知装置の数を増やして広範囲に設置することが考えられるが、数を増やすほど設備コストの高騰につながるため、例えば落雷予測を有料サービスとして相手(工場など)に提供することを考えると、現実的でない。
【0005】
そこで、本出願人は、電界効果トランジスタと、電界効果トランジスタのゲート電極に接続されるアンテナと、電界効果トランジスタのソース電極とドレイン電極との間に所定の電圧を付与するためのバイアス電源とを具備した電界検知システムであって、アンテナを、車両のボデー金属部とした電界検知システムを提案している(特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-250211号公報
特開2022-147564号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように電界効果トランジスタのゲート電極に接続されるアンテナを車両のボデー金属部とすることによって、非常に大きな面積で電界強度を検出できる。そのため、電界の状態を感度よく検出することができ、これにより高精度に落雷の発生を予測することが可能となる。もちろん、車両のボデー金属部をアンテナとして車両が位置する空間の電界強度に関するデータを取得する場合、複数の車両から取得した電界強度データを用いることによっても、高精度に落雷の発生を予測することが可能となる。
【0008】
その一方で、上述のように車両のボデー金属部をアンテナとして車両が位置する空間の電界強度を検出しようとした場合、周辺の建物等が車両まわりの電界強度に及ぼす影響を検討する必要がある。すなわち、電界強度は車両の上方に位置する物体や、車両に隣接する建物、樹木などの巨大な物体によって影響を受ける。そのため、車両の近くに大きな建物や遮蔽物が存在する場合、車両まわりの電界の状態が変化して、本来の値とは異なる値の電界強度を検出するおそれがある。これでは落雷の発生を精度よく予測することは難しい。
【0009】
以上の事情に鑑み、本明細書では、移動中の複数の車両から得た電界に関する情報に基づいて落雷の発生を高精度に予測可能とすることを、解決すべき技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題の解決は、本発明に係る落雷発生予測システムによって達成される。すなわち、この予測システムは、車両に落下した雨滴と接触する導電性の雨滴接触面を有し、雨滴接触面に接触した雨滴の電荷に関する情報を取得可能な雨滴電荷取得部と、車両の位置情報を取得可能な位置情報取得部と、複数の車両で取得された雨滴の電荷に関する情報と位置情報とに基づいて落雷の発生を予測する落雷発生予測部とを備える点をもって特徴付けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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