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公開番号2024166736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083048
出願日2023-05-19
発明の名称動力伝達装置
出願人ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類F16D 27/02 20060101AFI20241122BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軽量化でき、低コスト化することができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】潤滑油が収容されたハウジングと、ハウジングに収容され、相対回転可能な一対の回転部材3,17と、一対の回転部材3,17の間に伝達される動力を断続する断続機構7と、電磁ソレノイド49を有し、断続機構7を作動させるアクチュエータ9とを備えた動力伝達装置1において、電磁ソレノイド49が、磁性材料で形成されたコア51と、磁性材料で形成され移動可能に配置されたアーマチャ53と、表面が絶縁材で覆われコア51の内部に周回状に配置されたアルミニウム材のコイル55とを有した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
潤滑油が収容されたハウジングと、
前記ハウジングに収容され、相対回転可能な一対の回転部材と、
一対の前記回転部材の間に伝達される動力を断続する断続機構と、
電磁ソレノイドを有し、前記断続機構を作動させるアクチュエータと、
を備え、
前記電磁ソレノイドは、磁性材料で形成されたコアと、磁性材料で形成され移動可能に配置されたアーマチャと、表面が絶縁材で覆われ前記コアの内部に周回状に配置されたアルミニウム材のコイルとを有する動力伝達装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記コイルは、前記コアの内部に対して、周回状の全体を樹脂材で覆われて配置されている請求項1に記載の動力伝達装置。
【請求項3】
前記樹脂材の厚さは、前記コイルの厚さの2倍以下に設定されている請求項2に記載の動力伝達装置。
【請求項4】
前記コアの一部は、一対の前記回転部材のうち少なくともいずれか一方に対して、支持部を介して径方向に支持されている請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
【請求項5】
前記コイルと前記支持部とは、少なくとも一部が径方向に重なり合って配置されている請求項4に記載の動力伝達装置。
【請求項6】
一対の前記回転部材のうち少なくともいずれか一方は、軸方向の両側が一対のベアリングを介して回転可能に配置され、
一方の前記回転部材の軸方向一側には、駆動力が伝達される伝達部が設けられ、
前記電磁ソレノイドは、一方の前記回転部材の軸方向他側に配置され、
前記断続機構は、前記伝達部と前記電磁ソレノイドとの軸方向の間に配置されている請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、動力伝達装置としては、潤滑油が収容されたハウジングとしてのキャリアと、キャリアに収容され、相対回転可能な一対の回転部材としてのデフケースとサイドギヤとを備えている。また、デフケースとサイドギヤとの間に伝達される動力を断続する断続機構と、電磁ソレノイドを有し、断続機構を作動させるアクチュエータとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この動力伝達装置では、電磁ソレノイドが、磁性材料で形成されたコアと、磁性材料で形成され移動可能に配置されたアーマチャとしてのプランジャとを有する。また、電磁ソレノイドは、表面が絶縁材で覆われコアの内部に周回状に配置されたコイルを有する。
【0004】
このような動力伝達装置では、電磁ソレノイドのコイルへ通電することにより、コアとプランジャとを透過する磁束によって、磁束ループが形成される。磁束ループが形成されると、プランジャが、断続機構の接続方向に移動され、断続機構が接続状態となる。断続機構が接続されると、デフケースとサイドギヤとが一体回転可能に接続され、デフケースとサイドギヤとの間の動力伝達が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-67257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1のような動力伝達装置では、コイルの表面が、コイル間の絶縁性を保持するために絶縁材で覆われている。コイルには、導電性がよく、容易に周回成形が可能な銅材が用いられている。銅材は、潤滑油中の極圧添加剤の硫黄やリン成分などの因子、揮発したオイルミストなどによって、表面に化学的な影響を受けやすい。このため、経時的な銅材表面の腐食による磁力特性の低下を防止するために、銅材のコイルの表面を覆う絶縁材の厚さを厚くする必要があり、重量化していた。加えて、銅材は、高価であり、高コスト化していた。
【0007】
そこで、この発明は、軽量化でき、低コスト化することができる動力伝達装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本実施形態に係る動力伝達装置は、潤滑油が収容されたハウジングと、前記ハウジングに収容され、相対回転可能な一対の回転部材と、一対の前記回転部材の間に伝達される動力を断続する断続機構と、電磁ソレノイドを有し、前記断続機構を作動させるアクチュエータとを備え、前記電磁ソレノイドは、磁性材料で形成されたコアと、磁性材料で形成され移動可能に配置されたアーマチャと、表面が絶縁材で覆われ前記コアの内部に周回状に配置されたアルミニウム材のコイルとを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、軽量化でき、低コスト化することができる動力伝達装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。
図1の要部拡大図である。
第1実施形態に係る動力伝達装置の電磁ソレノイドの断面図である。
コイルと樹脂材との概略図である。
コイルの概略図である。
第2実施形態に係る動力伝達装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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