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公開番号2024166632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082846
出願日2023-05-19
発明の名称シート搬送装置
出願人プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 27/00 20060101AFI20241122BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】タブ付きのシートのタブの起き上がりを簡易な構成で抑制する。
【解決手段】シート搬送装置は、シート1が巻き掛けられるガイドロール20を備える。シート1は、幅方向の少なくとも一方の端部2Rに長手方向に沿って間欠的に設けられた複数のタブ4を備える。複数のタブ4は、それぞれ端部2Rよりも幅方向に突出している。ガイドロール20は、円筒状のロール本体部21と、ロール本体部21に対してシート1の幅方向の外側に接続された小径部22と、を備える。ロール本体部21は、端部2Rの搬送経路よりもシート1の幅方向の中央寄りに配置されている。ロール本体部21には、シート1のうち端部2Rよりも幅方向の中央寄り部分が巻き掛けられる。小径部22は、ロール本体部21に対して段差23を介して接続され、ロール本体部21よりも外径が小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
帯状のシートを長手方向に搬送するシート搬送装置であって、
前記シートの搬送経路に配置されるとともに前記シートの幅方向に延び、前記シートが巻き掛けられるガイドロールを備え、
前記シートは、前記幅方向の少なくとも一方の端部に前記長手方向に沿って間欠的に設けられ、それぞれ前記端部よりも前記幅方向に突出した複数のタブを備え、
前記ガイドロールは、
前記シートの前記複数のタブが形成された端部の搬送経路よりも前記幅方向の中央寄りに配置され、前記シートのうち当該端部よりも前記幅方向の中央寄り部分が巻き掛けられる円筒状のロール本体部と、
前記ロール本体部に対して前記幅方向の外側に段差を介して接続され、前記ロール本体部よりも外径が小さい小径部と、を備えている、
シート搬送装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ロール本体部は、前記シートの前記複数のタブが形成された端部の搬送経路よりも、1mm以上、前記幅方向の中央寄りに配置されている、
請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記小径部は、円筒状に構成されており、その半径は、前記ロール本体部の半径よりも0.5mm以上小さい、
請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記ロール本体部の直径は、前記シートの前記長手方向に関する前記タブの長さよりも短い、
請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記ロール本体部には、80度以上の抱き角で前記シートが巻き掛けられる、
請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記シートの前記幅方向の位置を検出するセンサを備え、前記センサによって検出された前記シートの位置に基づいて前記シートの前記幅方向の位置を修正する蛇行修正装置をさらに備えている、
請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記シートは、金属製の集電箔に電極活物質層が形成された、蓄電デバイスの電極シートである、
請求項1に記載のシート搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、活物質を含む合材が塗工された電極シートを加熱しながら搬送する加熱搬送炉が開示されている。特許文献1に記載された加熱搬送炉において、電極シートは、複数の凹凸ロールの間をジグザグに屈曲させられて搬送される。各凹凸ロールは、小径部と、小径部の両端に位置する大径部と、を備えている。特許文献1によれば、電極シートの両側縁が大径部により伸ばされるため、搬送後のプレス工程で合材の塗工部がプレスされ伸ばされても、両側縁にシワが発生することを抑制できる、とされている。
【0003】
また、例えば特許文献2には、電極板の材料を搬送する搬送装置が開示されている。上記電極板の材料は、幅方向の端部から突出した複数のタブを有する金属板である。特許文献2に記載の搬送装置は、上下に対となった搬送ローラによって金属板を搬送する。特許文献2に記載の搬送装置は、タブの下方への垂れ下がりやばたつきを防止して、タブが搬送ローラに巻き込まれることを防止するガイド手段を備えている。
【0004】
例えば特許文献3には、タブを有する電極シートを巻回する巻回装置が開示されている。特許文献3によれば、電極シートを巻回して平らな状態から湾曲した状態に変化させると、タブの折れ曲がりや立ち上がりが起きやすい、とされている。特許文献3に記載の巻回装置は、タブにエアを吹きつけることにより、タブに巻芯の回転軸側に向けた力を付与し、タブの折れ曲がりや立ち上がりを抑制するブロー機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-228349号公報
特開2016-219329号公報
特開2021-086698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されているような、シートをガイドロールに巻き掛けて搬送経路を屈曲させるシート搬送装置でタブ付きのシートを搬送する場合にも、特許文献3に記載されているようなタブの起き上がりが発生する可能性がある。特許文献3に記載されているようなブロー機構を設ければ、タブの起き上がりは抑制できると考えられる。ただし、その場合、シート搬送装置の構成が複雑化する。ここでは、シートをガイドロールに巻き掛けて搬送経路を屈曲させるシート搬送装置であって、タブ付きのシートを搬送したときのタブの起き上がりをより簡易な構成で抑制できるシート搬送装置を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示されるシート搬送装置は、帯状のシートを長手方向に搬送するシート搬送装置であって、前記シートの搬送経路に配置されるとともに前記シートの幅方向に延び、前記シートが巻き掛けられるガイドロールを備えている。前記シートは、前記幅方向の少なくとも一方の端部に前記長手方向に沿って間欠的に設けられた複数のタブを備えている。前記複数のタブは、それぞれ前記端部よりも前記幅方向に突出している。前記ガイドロールは、円筒状のロール本体部と、前記ロール本体部に対して前記幅方向の外側に接続された小径部と、を備えている。前記ロール本体部は、前記シートの前記複数のタブが形成された端部の搬送経路よりも前記幅方向の中央寄りに配置されている。前記ロール本体部には、前記シートのうち当該端部よりも前記幅方向の中央寄り部分が巻き掛けられる。前記小径部は、前記ロール本体部に対して段差を介して接続され、前記ロール本体部よりも外径が小さい。
【0008】
上記シート搬送装置によれば、後述する理由により、複数のタブを備えたシートを搬送したときのタブの起き上がりを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
シート搬送装置の模式的な側面図である。
ガイドロールの模式的な斜視図である。
従来のガイドロールの模式的な斜視図である。
従来のシート搬送装置におけるタブの長さおよびガイドロールの直径とタブの起き上がりとの関係を示すグラフである。
シート搬送装置におけるタブの長さおよびガイドロールの直径とタブの起き上がりとの関係を示すグラフである。
従来のシート搬送装置における抱き角とタブの起き上がりとの関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、シート搬送装置の一実施形態を説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、各図は、模式図であり、必ずしも実際の実施品が忠実に反映されたものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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