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公開番号2024166608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082812
出願日2023-05-19
発明の名称工作機械及び工作機械の制御方法
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人
主分類G05B 19/18 20060101AFI20241122BHJP(制御;調整)
要約【課題】作業者が安全教育を受けているか否かによって動作を異ならせることができる工作機械を提供する。
【解決手段】NC装置11または制御部21は、操作ボタン25等の操作部を操作する作業者を特定する。NC装置11または制御部21は、特定した作業者が、工作機械本体12を安全に操作するために予め受講しておくべき安全教育を受講しているか否かを示す安全教育受講履歴32を確認する。NC装置11または制御部21は、少なくとも確認した作業者の安全教育受講履歴32に応じて、作業者が操作部を操作することによって実行される工作機械本体12によるワークの加工動作を許可するか不許可とするかを決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを加工する工作機械本体と、
前記工作機械本体を制御するNC装置と、
前記工作機械本体によって前記ワークを加工するために作業者によって操作される操作部を有し、前記作業者による前記操作部の操作を、前記NC装置または前記NC装置に接続された制御部が受け付ける操作パネルと、
を備え、
前記NC装置または前記制御部は、
前記操作部を操作する前記作業者を特定し、
特定した前記作業者が、前記工作機械本体を安全に操作するために予め受講しておくべき安全教育を受講しているか否かを示す安全教育受講履歴を確認し、
少なくとも確認した前記作業者の安全教育受講履歴に応じて、前記作業者が前記操作部を操作することによって実行される前記工作機械本体による前記ワークの加工動作を許可するか不許可とするかを決定する
工作機械。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記操作パネルは前記作業者を撮影するカメラをさらに有し、
前記NC装置または前記制御部は、前記カメラが撮影した前記作業者の顔と、1またはそれ以上の作業者の顔画像が記憶されている作業者情報ファイルの各顔画像とを照合することにより、前記作業者を特定する
請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記操作パネルは表示部をさらに有し、
前記NC装置または前記制御部は、
前記安全教育のための動画である安全教育動画を前記表示部に表示し、
前記作業者が前記表示部に表示された前記安全教育動画を視聴したか否かを判定し、
前記作業者が前記安全教育動画を視聴したと判定すれば、前記安全教育受講履歴に、前記安全教育を受講済みであることを記録する
請求項1または2に記載の工作機械。
【請求項4】
前記操作パネルは表示部をさらに有し、
前記NC装置または前記制御部は、
前記作業者が前記工作機械本体を操作する前に実行すべき安全確認作業の実行を指示する安全確認作業指示動画を前記表示部に表示し、
前記作業者の安全教育受講履歴に基づき前記作業者が前記安全教育を受講しており、かつ、前記作業者が前記安全確認作業を実行すれば、前記工作機械本体による前記ワークの加工動作を許可し、
前記作業者の安全教育受講履歴に基づき前記作業者が前記安全教育を受講していても、前記作業者が前記安全確認作業を実行しなければ、前記工作機械本体による前記ワークの加工動作を不許可とする
請求項1または2に記載の工作機械。
【請求項5】
前記NC装置または前記制御部は、
前記作業者が前記表示部に表示された前記安全確認作業指示動画を視聴したか否かを判定し、
前記作業者が前記安全確認作業指示動画を視聴したと判定すれば、前記工作機械本体による前記ワークの加工動作を許可し、前記作業者が前記安全確認作業指示動画を視聴したと判定しなければ、前記工作機械本体による前記ワークの加工動作を不許可とする
請求項4に記載の工作機械。
【請求項6】
工作機械が備える制御装置が、
前記工作機械がワークを加工するために操作される操作部を操作する作業者を特定し、
特定した前記作業者が、前記工作機械を安全に操作するために予め受講しておくべき安全教育を受講しているか否かを示す安全教育受講履歴を確認し、
少なくとも確認した前記作業者の安全教育受講履歴に応じて、前記作業者が前記操作部を操作することによって実行される前記工作機械による前記ワークの加工動作を許可するか不許可とするかを決定する
工作機械の制御方法。
【請求項7】
前記制御装置は、カメラが撮影した前記作業者の顔と、1またはそれ以上の作業者の顔画像が記憶されている作業者情報ファイルの各顔画像とを照合することにより、前記作業者を特定する請求項6に記載の工作機械の制御方法。
【請求項8】
前記制御装置は、
前記安全教育のための動画である安全教育動画を表示部に表示し、
前記作業者が前記表示部に表示された前記安全教育動画を視聴したか否かを判定し、
前記作業者が前記安全教育動画を視聴したと判定すれば、前記安全教育受講履歴に、前記安全教育を受講済みであることを記録する
請求項6または7に記載の工作機械の制御方法。
【請求項9】
前記制御装置は、
前記作業者の安全教育受講履歴を確認した結果、前記工作機械による前記ワークの加工動作を許可したとき、前記作業者が前記工作機械を操作する前に実行すべき安全確認作業の実行を指示する安全確認作業指示動画を表示部に表示し、
前記作業者の安全教育受講履歴に基づき前記作業者が前記安全教育を受講しており、かつ、前記作業者が前記安全確認作業を実行すれば、前記工作機械による前記ワークの加工動作を許可し、
前記作業者の安全教育受講履歴に基づき前記作業者が前記安全教育を受講していても、前記作業者が前記安全確認作業を実行しなければ、前記工作機械による前記ワークの加工動作を不許可とする
請求項6または7に記載の工作機械の制御方法。
【請求項10】
前記制御装置は、
前記作業者が前記表示部に表示された前記安全確認作業指示動画を視聴したか否かを判定し、
前記作業者が前記安全確認作業指示動画を視聴したと判定すれば、前記工作機械による前記ワークの加工動作を許可し、前記作業者が前記安全確認作業指示動画を視聴したと判定しなければ、前記工作機械による前記ワークの加工動作を不許可とする
請求項9に記載の工作機械の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械及び工作機械の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、産業機械(工作機械)を操作する作業者の体温等の生体情報と、作業環境の温度または湿度等の環境情報とに基づいて作業者の安全レベルを判定して、産業機械の動作を制限したり制限を解除したりすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-64257号公報
特開2017-102687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
工作機械を安全に操作するには、作業者に対する安全教育が重要である。従来においては、作業者が安全教育を受けたか否かは人的に管理される。本来は、安全教育を受けた作業者が工作機械を操作すべきであるが、工作機械の操作を、安全教育を受けた作業者に限定するか否かは現場に委ねられている。安全教育を受けていない作業者が工作機械を操作するか、安全教育を受けている作業者が工作機械を操作するかによって、工作機械の動作を異ならせることができる工作機械及び工作機械の制御方法の登場が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1またはそれ以上の実施形態の第1の態様は、ワークを加工する工作機械本体と、前記工作機械本体を制御するNC装置と、前記工作機械本体によって前記ワークを加工するために作業者によって操作される操作部を有し、前記作業者による前記操作部の操作を、前記NC装置または前記NC装置に接続された制御部が受け付ける操作パネルとを備え、前記NC装置または前記制御部は、前記操作部を操作する前記作業者を特定し、特定した前記作業者が、前記工作機械本体を安全に操作するために予め受講しておくべき安全教育を受講しているか否かを示す安全教育受講履歴を確認し、少なくとも確認した前記作業者の安全教育受講履歴に応じて、前記作業者が前記操作部を操作することによって実行される前記工作機械本体による前記ワークの加工動作を許可するか不許可とするかを決定する工作機械を提供する。
【0006】
1またはそれ以上の実施形態の第1の態様によれば、作業者が安全教育を受けているか否かという客観的な事実によって工作機械の動作が切り替えられる。
【0007】
1またはそれ以上の実施形態の第2の態様は、工作機械が備える制御装置が、前記工作機械がワークを加工するために操作される操作部を操作する作業者を特定し、特定した前記作業者が、前記工作機械を安全に操作するために予め受講しておくべき安全教育を受講しているか否かを示す安全教育受講履歴を確認し、少なくとも確認した前記作業者の安全教育受講履歴に応じて、前記作業者が前記操作部を操作することによって実行される前記工作機械による前記ワークの加工動作を許可するか不許可とするかを決定する工作機械の制御方法を提供する。
【0008】
1またはそれ以上の実施形態の第2の態様によれば、作業者が安全教育を受けているか否かという客観的な事実によって工作機械の動作が切り替えられる。
【発明の効果】
【0009】
1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械及び工作機械の制御方法によれば、安全教育を受けていない作業者が工作機械を操作するか、安全教育を受けている作業者が工作機械を操作するかによって、工作機械の動作を異ならせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械を示すブロック図である。
図2は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械の一例であるプレスブレーキを示す図である。
図3は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械が記憶する作業者情報ファイルを概念的に示す図である。
図4は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械が再生する安全教育動画ファイル及び安全確認作業指示動画ファイルを概念的に示す図である。
図5は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械が管理する安全教育受講履歴を概念的に示す図である。
図6は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械が各作業者の安全教育受講履歴を管理する処理を示すフローチャートである。
図7Aは、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械がプレスブレーキであるときに、制御装置が実行する処理を示す部分的なフローチャートである。
図7Bは、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械がプレスブレーキであるときに、制御装置が実行する処理を示す、図7Aに続く部分的なフローチャートである。
図8は、図7Aに示すステップS108の具体的な処理を示すフローチャートである。
図9は、プレスブレーキの安全確認作業で用いられるテストピースを示す斜視図である。
図10は、図9に示すテストピースを用いて作業者が実行すべきプレスブレーキの安全確認作業を示す図である。
図11は、図7Aに示すステップS110で表示部に表示されるメッセージの一例を示す図である。
図12は、図7Bに示すステップS117で表示部に表示されるメッセージの一例を示す図である。
図13は、図7Bに示すステップS120で表示部に表示されるメッセージの一例を示す図である。
図14は、1またはそれ以上の実施形態に係る工作機械がレーザ加工機であるときに、制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
図15は、図14に示すステップS211で表示部に表示されるメッセージの一例を示す図である。
図16は、図14に示すステップS214で表示部に表示されるメッセージの一例を示す図である。
図17は、各作業者の安全教育受講履歴に基づく安全教育受講履歴一覧画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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