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公開番号
2024166522
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082673
出願日
2023-05-19
発明の名称
基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
出願人
株式会社KOKUSAI ELECTRIC
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
C23C
16/455 20060101AFI20241122BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】基板処理のばらつきを抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】(a)貯留部に第1処理ガスを貯留する工程と、(b)前記(a)の後に、第1温度の前記貯留部内から前記第1処理ガスを基板に供給して、前記貯留部の温度を前記第1温度よりも低い第2温度にする工程と、(c)前記(b)の後に、前記第1処理ガスを供給した後の前記貯留部の温度を、前記第2温度と異なる第3温度にする工程と、が当該順に行われるサイクルを複数回行い、複数の前記サイクル間における前記第3温度を等しくする。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)貯留部に第1処理ガスを貯留する工程と、
(b)前記(a)の後に、第1温度の前記貯留部内から前記第1処理ガスを基板に供給して、前記貯留部の温度を前記第1温度よりも低い第2温度にする工程と、
(c)前記(b)の後に、前記第1処理ガスを供給した後の前記貯留部の温度を第3温度にする工程と、
が当該順に行われるサイクルを複数回行い、
複数の前記サイクル間における前記第3温度を所定の温度範囲内にする、基板処理方法。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記第3温度は、前記第2温度以上の温度である、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記第3温度は、前記第2温度より低い温度である、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項4】
前記(a)は、前記(c)において前記貯留部の温度が前記第3温度になった時点で開始する、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項5】
複数の前記サイクルは、前記第1温度が等しい2つ以上のサイクルの組を少なくとも1つ含む、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項6】
複数の前記サイクル間における前記第1温度が等しくなるように、前記サイクルを複数回行う、請求項5に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記(a)として、
(a1)前記第1処理ガスを前記貯留部に貯留する工程と、
(a2)前記(a1)の後に、前記貯留部の温度を前記第1温度にする工程と、
を行う、請求項6に記載の基板処理方法。
【請求項8】
前記(a)において、
(a3)前記(a2)の後、所定の時間が経過するまで、前記貯留部の温度を前記第1温度に保つ工程をさらに行う、請求項7に記載の基板処理方法。
【請求項9】
前記(a)において、
(a4)前記貯留部内に貯留された前記第1処理ガスの温度を前記第1温度にする工程、
をさらに行う、請求項6~8のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記サイクルは、
(d)前記(a)の前に、前記第1処理ガスを予備加熱部に供給する工程をさらに有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板処理方法、半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
処理ガスを貯留部に貯留する工程と、貯留部内に貯留された処理ガスを基板に供給する工程と、を所定の回数行って基板が処理されることがある(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-136301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、基板処理のばらつきを抑制することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、
(a)貯留部に第1処理ガスを貯留する工程と、
(b)前記(a)の後に、第1温度の前記貯留部内から前記第1処理ガスを基板に供給して、前記貯留部の温度を前記第1温度よりも低い第2温度にする工程と、
(c)前記(b)の後に、前記第1処理ガスを供給した後の前記貯留部の温度を、前記第2温度と異なる第3温度にする工程と、
が当該順に行われるサイクルを複数回行い、
複数の前記サイクル間における前記第3温度を等しくする技術が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、基板処理のばらつきを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は本開示の一態様で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉部分の縦断面図である。
図2は本開示の一態様で好適に用いられる基板処理装置の第1処理ガス供給系の概略構成図である。
図3は図1に示す基板処理装置のコントローラの概略構成図であり、コントローラの制御系の一例のブロック図である。
図4は図1に示す基板処理装置を用いた基板処理プロセスの一例のフローチャートである。
図5は図4に示す第1処理ガス供給工程の温調工程を有しない比較例におけるタンクの温度と時間の関係が示される図である。
図6は図4に示す第1処理ガス供給工程におけるタンクの温度と時間の関係が示される図である。
図7(a)は図4に示す貯留工程のサブ工程の第1例のフローチャートである。図7(b)は図4に示す貯留工程のサブ工程の第2例のフローチャートである。図7(c)は図4に示す貯留工程のサブ工程の第3例のフローチャートである。図7(d)は図4に示す貯留工程のサブ工程の第4例のフローチャートである。
図8は図4に示す第1処理ガス供給工程のサブ工程の他例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の一態様について、主に図1~図4を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において用いられる図面は、いずれも模式的なものであり、図面に示される、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。また、複数の図面の相互間においても、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は必ずしも一致していない。また、複数の図面の相互間において、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、各要素が最初に登場した図面において当該要素の説明が行われ、以降の図面では特に必要がない限りその説明が省略される。明細書中に特段の断りが無い限り、各要素は一つに限定されず、複数存在してもよい。
【0009】
(1)基板処理装置の構成
【0010】
本態様の基板処理装置は、縦型の処理炉202を備えている。処理炉202は、石英(SiO
2
)や炭化珪素(SiC)等の耐熱性材料で構成された反応管203を備えている。反応管203の外側には、加熱装置としてのヒータ207が、反応管203と同心円状に設けられている。ヒータ207には、加熱用電源250が接続されている。反応管203の下方には、炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。反応管203下端部とシールキャップ219上面との間には、気密部材としてのOリング220が配置されている。シールキャップ219は、ステンレス(SUS)等の金属から構成され、反応管203の下端開口を気密に閉塞可能なように構成されている。反応管203の内部は、基板としてのウエハ200を収容する処理室201として構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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