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公開番号2024127782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024021957
出願日2024-02-16
発明の名称無電解ニッケルめっき浴の再生方法
出願人学校法人関東学院
代理人個人
主分類C23C 18/31 20060101AFI20240912BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】本件発明は、亜鉛が溶存した無電解ニッケルめっき浴からより容易に亜鉛を除去し再生する方法の提供を目的とする。
【解決手段】この目的を解決するため、亜鉛が溶存する無電解ニッケルめっき浴の陽極として自溶性ニッケル電極を用い、陰極として銅電極、または鉄電極を用いて、低電解することにより陰極電極表面にニッケルと亜鉛とを共析させることにより容易に亜鉛除去を行うことを特徴とする無電解ニッケルめっき浴の再生方法を採用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
亜鉛が溶存した無電解ニッケルめっき浴から亜鉛を除去し再生する方法であって、
亜鉛が溶存する無電解ニッケルめっき浴の陽極として自溶性ニッケル電極を用い、陰極として銅電極、または鉄電極を用いて、低電解することにより陰極電極表面にニッケルと亜鉛とを共析させることにより容易に亜鉛除去を行うことを特徴とする無電解ニッケルめっき浴の再生方法。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記低電解は、0.1A/dm

以上4.8A/dm

以下、0.5時間以上20時間以下で行う請求項1に記載の無電解ニッケルめっき浴の再生方法。
【請求項3】
浴温度を15℃以上30℃以下で行う請求項1に記載の無電解ニッケルめっき浴の再生方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本件発明は、亜鉛が溶存した無電解ニッケルめっき浴から亜鉛を除去し再生する方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
無電解ニッケルめっき処理は、複雑な形状の部品に対して均一な厚さのニッケルめっき皮膜を成膜することができるため、電子部品、精密機械部品などに対して利用されている。一般的に、無電解ニッケルめっき処理においては、めっき処理によって消耗した成分を定期的に補給しつつめっき処理が行われてきた。
【0003】
また、無電解ニッケルめっき浴は、連続して使用することで亜鉛がめっき液中に蓄積し、これが無電解ニッケルめっきの密着性、外観ムラに悪影響を及ぼす原因となっている。
【0004】
そのため、ジンケート処理を施した素材に無電解ニッケルめっきを行った場合、無電解ニッケルめっき浴に亜鉛が混入するが、めっき浴中の亜鉛が一定の濃度を超えると、析出速度が低下し、一定回数めっきを行った後に、無電解ニッケルめっき浴を廃棄し、新しい無電解ニッケルめっき浴に入れ替えている。
【0005】
そこで、特許文献1では、次亜リン酸水溶液を主成分とする無電解ニッケルめっき液を原液とした無電解めっき工程で副生した亜リン酸イオンを含む老化液を、陰イオン交換膜で区切られた電気透析槽に、交流電流を印加し、亜リン酸イオンを効率よく回収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-102348
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本件発明は、無電解ニッケルめっき浴に溶存した亜鉛を、より容易に除去することができる無電解ニッケルめっき浴の再生方法を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題を解決するために、鋭意研究の結果、以下の発明に想到した。
【0009】
亜鉛が溶存した無電解ニッケルめっき浴から亜鉛を除去し再生する方法であって、
亜鉛が溶存する無電解ニッケルめっき浴の陽極として自溶性ニッケル電極を用い、陰極として銅電極、または鉄電極を用いて、低電解することにより陰極電極表面にニッケルと亜鉛とを共析させることにより容易に亜鉛除去を行うことを特徴とする無電解ニッケルめっき浴の再生方法。
【0010】
そして、前記低電解は、0.1A/dm

以上4.8A/dm

以下で、0.5時間以上20時間以下で行うことが好ましく、10時間以下がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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