TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024165971
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082606
出願日
2023-05-18
発明の名称
電子制御装置
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
H01L
23/40 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体モジュールの変更に伴い放熱性を可変する電子制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置1は、冷却器7、半導体素子2、基板3、コネクタ4及び第1熱伝導部材5を備える半導体モジュールと冷却器とを、熱的に接続する熱伝導性のヒートスプレッダ8を備え、一方の面において、第1固定部11を用いて半導体モジュールをヒートスプレッダに固定する第1突起部13と、他方の面において、第2固定部12を用いて冷却器をヒートスプレッダに固定する第2突起部14と、半導体素子に対して第1熱伝導部材5を間に介して接する第1凸部9と、冷却器に対して第2熱伝導部材6を間に介して接する第2凸部10とを有する。第1固定部は、基板と半導体素子の接触面から水平方向に離間した位置で、基板と第1突起部を着脱可能に固定し、第2固定部は、第2凸部と冷却器の接触面から水平方向に離間した位置で、冷却器と第2突起部を着脱可能に固定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板に半導体素子が配置された半導体モジュールと、
前記半導体モジュールを冷却する冷却器と、
前記半導体モジュールと前記冷却器とを熱的に接続する熱伝導性のヒートスプレッダと、を備え、
前記ヒートスプレッダは、一方の面において、第1固定部を用いて前記半導体モジュールを前記ヒートスプレッダに固定する第1突起部と、他方の面において、第2固定部を用いて前記冷却器を前記ヒートスプレッダに固定する第2突起部と、前記半導体素子に対して第1熱伝導部材を間に介して接する第1凸部と、前記冷却器に対して第2熱伝導部材を間に介して接する第2凸部と、を有し、
前記第1固定部は、前記基板と前記半導体素子との接触面から水平方向に離間した位置で、前記基板と前記第1突起部を着脱可能に固定し、
前記第2固定部は、前記第2凸部と前記冷却器との接触面から水平方向に離間した位置で、前記冷却器と前記第2突起部を着脱可能に固定する
電子制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記ヒートスプレッダは、前記第1凸部の周囲を囲うように形成される第1の壁と、前記第2凸部の周囲を囲うように形成される第2の壁を有し、
前記第1の壁の垂直方向の長さは、前記第1突起部の長さ以下であり、
前記第2の壁の垂直方向の長さは、前記第2突起部の長さ以下である
電子制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記冷却器は、前記第2固定部を挿通する複数の冷却器ネジ穴を有し、
前記第2凸部は、前記他方の面と平行な平面上において、前記複数の冷却器ネジ穴の形成位置とは重ならず、
前記複数の冷却器ネジ穴は、前記冷却器の前記平面上で放射形状に設けられる
電子制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記第1突起部は、前記第1固定部を挿通する複数の第1ボス部を有し、
前記半導体モジュールは、前記基板において、前記半導体素子と接触する面とは反対側の面にコネクタを有し、
前記第1ボス部の長さは、前記半導体素子の厚さと前記第1凸部の厚さを合計した厚さ以上の長さであり、
前記第1凸部は、前記半導体素子の平面部分に対向する平面部を有する
電子制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記第2突起部は、前記第2固定部を挿通する第2ボス部を有し、
前記第2ボス部の長さは、前記第2凸部の厚さ以上の長さであり、
前記第2凸部の面積は、前記第1凸部の面積より大きい
電子制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記第1突起部は、前記第1固定部を挿通する複数の第1ボス部を有し、
前記第1凸部は、前記一方の面において、前記複数の第1ボス部の位置に重ならず、
前記複数の第1ボス部は、前記一方の面において前記第1凸部から放射形状に設けられる
電子制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記基板は、板バネによって前記第1突起部に対して圧力固定され、
前記第1突起部は、前記ヒートスプレッダの平面上で放射形状を有し、
前記板バネは、前記基板において、前記第1突起部と接触する面とは反対側の面で前記基板を押さえる形状を有する
電子制御装置。
【請求項8】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記第1突起部および前記第2突起部は、前記ヒートスプレッダと着脱可能なスペーサである
電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車載の電子制御ユニットは、ハードウェアアップデート等の高性能化に伴い発熱量が増大するため、放熱性の向上が求められる。例えば、特許文献1には、ヒートスプレッダ4に溝4gを設け、そこにOリング8を設置し放熱グリス9を保持し、また、Oリング8には切り欠き8nを持たせ、ネジ7締め付け時に通気口として機能させ、チップ2は樹脂5で封止することで、放熱性に優れた電力用半導体装置の構成について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-251473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、ヒートスプレッダと基板ははんだや樹脂で固定されているため、アップデートに伴う半導体モジュールの変更が要求されても取り外せない課題が生じる。また、変更後の半導体モジュールのサイズや発熱量に合わせた冷却器も必要になる。これを鑑みて本発明は、冷却器を変更せずに半導体モジュールの変更に伴った放熱性の可変を実現する電子制御装置を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電子制御装置は、基板に半導体素子が配置された半導体モジュールと、前記半導体モジュールを冷却する冷却器と、前記半導体モジュールと前記冷却器とを熱的に接続する熱伝導性のヒートスプレッダと、を備え、前記ヒートスプレッダは、一方の面において、第1固定部を用いて前記半導体モジュールを前記ヒートスプレッダに固定する第1突起部と、他方の面において、第2固定部を用いて前記冷却器を前記ヒートスプレッダに固定する第2突起部と、前記半導体素子に対して第1熱伝導部材を間に介して接する第1凸部と、前記冷却器に対して第2熱伝導部材を間に介して接する第2凸部と、を有し、前記第1固定部は、前記基板と前記半導体素子との接触面から水平方向に離間した位置で、前記基板と前記第1突起部を着脱可能に固定し、前記第2固定部は、前記第2凸部と前記冷却器との接触面から水平方向に離間した位置で、前記冷却器と前記第2突起部を着脱可能に固定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、冷却器を変更せずに半導体モジュールの変更に伴った放熱性の可変を実現する電子制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施形態に係る、電子制御装置の断面図
本発明の第2の実施形態に係る、電子制御装置の断面図
本発明の第3の実施形態に係る、半導体モジュールの変更に伴った電子制御装置の平面図
本発明の第4の実施形態に係る、冷却器を示す図
本発明の第5の実施形態に係る、ヒートスプレッダを示す図
本発明の第6の実施形態に係る、電子制御装置の断面図
本発明の第7の実施形態に係る、電子制御装置の平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0009】
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る、電子制御装置1の断面図である。電子制御装置1は、車両に搭載される制御装置であり、半導体モジュール、ヒートスプレッダ8、冷却器7を備える。半導体モジュールは、半導体素子2、基板3、コネクタ4、第1熱伝導部材5、を備える。半導体素子2は基板3上に配置されている。冷却器7はヒートスプレッダ8を介して半導体モジュールを冷却する。ヒートスプレッダ8は熱伝導性である。コネクタ4は、基板3において半導体素子2が配置される面とは反対側の面に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
トイレ用照明スイッチ
10日前
CKD株式会社
巻回装置
9日前
CKD株式会社
巻回装置
9日前
イリソ電子工業株式会社
電子部品
13日前
三洋化成工業株式会社
軟磁性材料
1か月前
個人
積層型電解質二次電池
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
17日前
オムロン株式会社
電磁継電器
17日前
オムロン株式会社
電磁継電器
17日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
17日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
17日前
株式会社ヨコオ
ソケット
24日前
株式会社半導体エネルギー研究所
電池
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
9日前
国立大学法人信州大学
トランス
17日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
日新電機株式会社
変圧器
25日前
ナカムラマジック株式会社
放熱器
4日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
三洲電線株式会社
撚線導体
1か月前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
10日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
24日前
三洋化成工業株式会社
リチウムイオン電池
1か月前
日新イオン機器株式会社
気化器、イオン源
10日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
9日前
株式会社村田製作所
コイル部品
23日前
矢崎総業株式会社
端子台
9日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
9日前
株式会社村田製作所
電池パック
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
9日前
矢崎総業株式会社
端子台
9日前
株式会社村田製作所
コイル部品
9日前
住友電気工業株式会社
耐熱電線
17日前
矢崎総業株式会社
端子台
9日前
矢崎総業株式会社
端子台
9日前
ローム株式会社
半導体発光装置
16日前
続きを見る
他の特許を見る