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公開番号
2024165000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080799
出願日
2023-05-16
発明の名称
ユーザ端末
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01C
21/36 20060101AFI20241121BHJP(測定;試験)
要約
【課題】スタンプを利用して交通機関の利用頻度を増加させることが可能なユーザ端末を提供する。
【解決手段】ユーザ端末100は、スタンプ110を表示するように構成されたディスプレイ106と、ディスプレイ106を制御するプロセッサ101(制御装置)とを備える。交通機関300によるユーザの移動に関する条件である移動条件と、スタンプ110とが予め関連付けられている。プロセッサ101は、スタンプ110と予め関連付けられている移動条件が満たされた場合に、満たされた移動条件に関連付けられたスタンプ110を表示するようにディスプレイ106を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザにより携帯されるユーザ端末であって、
スタンプを表示するように構成されたディスプレイと、
前記ディスプレイを制御する制御装置とを備え、
交通機関による前記ユーザの移動に関する条件である移動条件と、前記スタンプとが予め関連付けられており、
前記制御装置は、前記移動条件が満たされた場合に、満たされた前記移動条件に関連付けられた前記スタンプを表示するように前記ディスプレイを制御する、ユーザ端末。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記移動条件は、前記ユーザが乗車する前記交通機関の車体固有番号、前記ユーザが乗車する前記交通機関の走行路線、前記交通機関における前記ユーザの乗車位置、前記ユーザが前記交通機関に乗車した日付または時刻、前記ユーザが乗車する前記交通機関の遅延情報、前記ユーザが前記交通機関に乗車している間の天気のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のユーザ端末。
【請求項3】
前記制御装置は、前記交通機関により前記ユーザが移動するためのデジタルチケットに前記スタンプを重畳表示するように、前記ディスプレイを制御する、請求項1または2に記載のユーザ端末。
【請求項4】
前記交通機関による前記ユーザの移動終了後も前記スタンプを保持する、請求項1または2に記載のユーザ端末。
【請求項5】
前記スタンプは、前記交通機関の車体に付されたキャラクタの画像を含む、請求項1または2に記載のユーザ端末。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザ端末に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2007-022965号公報(特許文献1)は、スタンプラリーシステムを開示する。このスタンプラリーシステムでは、GPS機能などが搭載された携帯電話や車載端末など、自身の位置情報を検出できる端末が用いられる。端末がスタンプエリアに入ると端末自身がスタンプエリアにいることを判断する。そして、端末によりスタンプの発行依頼が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-022965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願出願人は、上記特許文献1のように端末の位置に応じてスタンプを発行する構成では以下のような課題が生じ得る点に着目した。端末の位置に応じてスタンプを発行する構成では、ユーザが2回以上同じ位置に到達したとしても同じスタンプしか発行されない(あるいは既に入手済みのスタンプが発行されない)。そのため、既にスタンプを入手した位置に再び移動する動機付けがユーザに生じない。これは、スタンプラリーシステムの導入による移動の活性化(典型的には交通機関の利用増加)の観点から改善の余地がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スタンプを利用して交通機関の利用頻度を増加させることが可能なユーザ端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係るユーザ端末は、ユーザにより携帯されるユーザ端末であって、スタンプを表示するように構成されたディスプレイと、ディスプレイを制御する制御装置とを備える。交通機関によるユーザの移動に関する条件である移動条件と、スタンプとが予め関連付けられている。制御装置は、移動条件が満たされた場合に、満たされた移動条件に関連付けられたスタンプを表示するようにディスプレイを制御する。
【0007】
本開示の一の局面に係るユーザ端末では、上記のように、満たされた移動条件に関連付けられたスタンプが表示される。これにより、ユーザは、過去に行ったことがある目的地に出かける場合でも、移動条件を変えることによって新たなスタンプを取得することができる。その結果、同じ目的地に複数回出かけるユーザを増加させることができる。上記にように、スタンプを利用して交通機関の利用頻度を増加させることができる。
【0008】
上記一の局面に係るユーザ端末において、好ましくは、移動条件は、ユーザが乗車する交通機関の車体固有番号、ユーザが乗車する交通機関の走行路線、交通機関におけるユーザの乗車位置、ユーザが交通機関に乗車した日付または時刻、ユーザが乗車する交通機関の遅延情報、ユーザが交通機関に乗車している間の天気のうちの少なくとも1つを含む。このように構成すれば、過去に行ったことある目的地に出かける場合でも、上記各種の条件を変えることによって、新たなスタンプを容易に取得することができる。
【0009】
上記一の局面に係るユーザ端末において、好ましくは、制御装置は、交通機関によりユーザが移動するためのデジタルチケットにスタンプを重畳表示するように、ディスプレイを制御する。このように構成すれば、スタンプを取得するためにデジタルチケットを用いて交通機関を利用するユーザを増加させることができる。
【0010】
上記一の局面に係るユーザ端末は、好ましくは、公共交通機関によるユーザの移動終了後もスタンプを保持する。このように構成すれば、公共交通機関によるユーザの移動終了後にスタンプが消去される場合に比べて、スタンプの価値を高くすることができる。その結果、スタンプを取得するために交通機関を利用するユーザをより増加させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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