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公開番号
2024165306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081404
出願日
2023-05-17
発明の名称
ロータ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
H02K
1/276 20220101AFI20241121BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】磁石の使用量を減らしつつ、トルクの低下を軽減できるロータを提供する。
【解決手段】ロータ1は、回転軸5の周りに回転するロータコア10と、ロータコア10の回転方向に沿って所定の間隔で設けられた複数の磁石用スロット12と、磁石用スロット12にそれぞれ埋設された複数の磁石11とを備える。回転軸5の軸線方向から見たときに、磁石11は断面台形を呈する。磁石11は、台形の傾斜に沿った方向に配向されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸周りに回転するロータコアと、
前記ロータコアの回転方向に沿って所定の間隔で設けられた複数の磁石用スロットと、
前記磁石用スロットにそれぞれ埋設された複数の磁石と、
を備え、
前記回転軸の軸線方向から見たときに、前記磁石は断面台形を呈し、
前記磁石は、台形の傾斜に沿った方向に配向されていることを特徴とするロータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、このような技術分野として、例えば特許文献1に記載されるものがある。特許文献1に記載のロータは、断面四角形の永久磁石を複数備え、これらの永久磁石が磁石用スロットにそれぞれ埋め込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-103543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、磁石の材料が高価であるため、断面四角形の場合は磁石の使用量が多く、製造コストが高くなる問題が生じる。コストの削減観点から磁石の使用量を減らすことが検討されるが、使用量を減らすと、トルクの低下を招いてしまう。
【0005】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、磁石の使用量を減らしつつ、トルクの低下を軽減できるロータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るロータは、回転軸周りに回転するロータコアと、前記ロータコアの回転方向に沿って所定の間隔で設けられた複数の磁石用スロットと、前記磁石用スロットにそれぞれ埋設された複数の磁石と、を備え、前記回転軸の軸線方向から見たときに、前記磁石は断面台形を呈し、前記磁石は、台形の傾斜に沿った方向に配向されていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るロータでは、磁石の断面形状が台形であるので、断面四角形の磁石と比べて磁石の使用量を減らすことができる。このため、ロータの製造コストを削減することができる。加えて、磁石は台形の傾斜に沿った方向に配向されるので、磁石内の自己反磁界を抑えることができ、トルクの低下を軽減することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、磁石の使用量を減らしつつ、トルクの低下を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るロータの1/8モデルを示す平面図である。
断面台形の磁石及び断面四角形の磁石の磁界状態を示す模式図である。
実施形態に係る磁石あたりのトルクの解析結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明に係るロータの実施形態について説明する。図1は実施形態に係るロータの1/8モデルを示す平面図である。本実施形態に係るロータ1は、例えばIPM(Interior Permanent Magnet)型モータに用いられており、回転軸5の周りに回転するロータコア10と、ロータコア10の回転方向に沿って所定の間隔で設けられた複数の磁石用スロット12と、磁石用スロット12にそれぞれ埋設された複数の磁石11とを備えている。ロータ1の外周側には、断面円環状のステータコア4とステータコア4に巻回された複数のコイル3とからなるステータ2が配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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