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公開番号
2024164295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024152911,2023552888
出願日
2024-09-05,2022-10-04
発明の名称
光-電気複合コネクタ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人上野特許事務所
主分類
H01R
13/46 20060101AFI20241119BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】組み立てを行いやすい光-電気複合コネクタを提供する。
【解決手段】それぞれ光ケーブル8の光ファイバ81を結合される少なくとも1つの光フェルール5と、それぞれ電線9を結合される少なくとも1つの電気接続端子7と、前記少なくとも1つの光フェルール5を収容するサブハウジング3と、前記サブハウジング3内に収容され、前記光フェルール5のそれぞれを先端側に向かって付勢するバネ部材6と、前記サブハウジング3と前記電気接続端子7を一括して収容可能なメインハウジング2と、を有し、前記サブハウジング3は、前記光フェルール5と前記バネ部材6を収容して光サブコネクタSを構成し、前記メインハウジング2は、前記光サブコネクタSおよび前記電気接続端子7を収容して固定している、光-電気複合コネクタ1とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ光ケーブルの光ファイバを結合される少なくとも1つの光フェルールと、
それぞれ電線を結合される少なくとも1つの電気接続端子と、
前記少なくとも1つの光フェルールを収容するサブハウジングと、
前記サブハウジング内に収容され、前記光フェルールのそれぞれを先端側に向かって付勢するバネ部材と、
前記サブハウジングと前記電気接続端子を一括して収容可能なメインハウジングと、を有し、
前記サブハウジングは、前記光フェルールと前記バネ部材を収容して光サブコネクタを構成し、
前記メインハウジングは、前記光サブコネクタおよび前記電気接続端子を収容して固定している、光-電気複合コネクタ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記光-電気複合コネクタを、光フェルールを含んだ相手方コネクタと接続した際に、前記バネ部材が、前記光サブコネクタを構成する前記光フェルールの先端面を、前記相手方コネクタの前記光フェルールの先端面に向かって押圧する、請求項1に記載の光-電気複合コネクタ。
【請求項3】
前記サブハウジングは、収容する前記光フェルールの軸に沿った前後方向に直交する上下方向に分割された、上方部材と下方部材の2つの分割部材より構成され、
前記サブハウジングは、後端部に、前記光フェルールに結合された前記光ケーブルに取り付けられたケーブル固定部材を、前記2つの分割部材の間に挟み込んで固定するケーブル保持部を有し、
前記光サブコネクタにおいては、前記光ケーブルを結合した前記光フェルールが、前記バネ部材によって前方へ付勢され、かつ前記ケーブル固定部材を前記ケーブル保持部によって挟み込まれた状態で、前記サブハウジングに収容されている、請求項1または請求項2に記載の光-電気複合コネクタ。
【請求項4】
前記サブハウジングにおいては、前記上方部材の前後方向に沿った下端縁と、前記下方部材の前後方向に沿った上端縁の2つの端縁が、相互に突き合わせられた状態で、前記上方部材と前記下方部材とが結合され、
前記2つの端縁のうち一方の端縁は、前後方向中途部に、他方の端縁に向かって突出したリブ部を有し、
前記他方の端縁は、前後方向中途部に、前記リブ部を収容し、前記リブ部と係合する凹部として、リブ収容部を有する、請求項3に記載の光-電気複合コネクタ。
【請求項5】
前記サブハウジングにおいては、前記上方部材と前記下方部材を相互に結合させた状態で、前記リブ部と前記リブ収容部を係合させた係合部が、他の部位と比較して、前後方向に沿った中心軸を中心として外側に張り出していない、請求項4に記載の光-電気複合コネクタ。
【請求項6】
前記上方部材と前記下方部材を相互に結合させた状態で、前記サブハウジングの外周面は、前記リブ部と前記リブ収容部を係合させた係合部と、該係合部の前後の箇所とで、面一になっている、請求項4または請求項5に記載の光-電気複合コネクタ。
【請求項7】
前記サブハウジングは、収容する前記光フェルールの軸に沿った前後方向に分割された、前方部材と後方部材の2つの分割部材より構成され、
前記後方部材は、後端部に、前記光フェルールに結合された前記光ケーブルに取り付けられたケーブル固定部材を、固定して保持するケーブル保持部を有し、
前記光サブコネクタにおいては、前記光ケーブルを結合した前記光フェルールが、前記バネ部材によって前方へ付勢され、かつ前記ケーブル固定部材を前記ケーブル保持部に固定された状態で、前記サブハウジングに収容されている、請求項1または請求項2に記載の光-電気複合コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光-電気複合コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバを用いた光ケーブルは、多量の情報の高速通信が可能であることから、家庭用、産業用等の情報通信に広く利用されている。また、自動車には、カーナビゲーションシステム等、各種の電子機器が装備されているが、それらの機器における通信にも、光ケーブルを用いた光通信が使用され始めている。特に近年、自動車分野において、通信の高速化が加速しているが、数Gbpsを超えるような高速の通信を、電気ケーブルによって行うことには課題が多く、通信の高速化に伴って、車載通信機器において、高速通信に対応可能な光ケーブルの重要性がますます高まっている。特に、ガラス製光ファイバを備えた光ケーブルを、高速通信に好適に用いることができる。
【0003】
一方で、光ケーブルは、通信装置を作動させるのに必要なエネルギーを供給する用途には適しておらず、光ケーブルと合わせて、金属線を備えた電線も使用される。そこで、光ケーブルおよび電線を通信装置等の装置に簡便に接続できるようにするために、光ケーブルと電線を一括して装置に接続できるコネクタが開発されている。その種の光-電気複合コネクタは、特許文献1等に開示されており、一部では実用化も行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2007/088863号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、光ケーブルと電線を一括して通信機器等の機器に接続する手段として、光-電気複合コネクタが開発されているが、その種の複合コネクタは、光ケーブルのみを接続する光コネクタや、電線のみを接続する電気コネクタと比較して、製造が難しくなりやすい。通常、光コネクタと電気コネクタでは、製造工程や製造設備が全く異なっており、同一の製造ラインで、光ケーブルの接続部と電線の接続部を一体に備えた複合コネクタを製造することに困難が伴うことが、理由の1つである。特に、光フェルール等の光通信部材を、コネクタハウジングの中で、所定の位置に正確に位置合わせして、電線とともに組み付けることに、困難が生じやすい。さらに、自動車内での通信の高速化が進むのに伴って、従来用いられてきたプラスチック光ファイバ(POF)から、ガラス光ファイバ(AGF)への置換が、近年進められているが、AGFがPOFよりも小径であることに対応して、AGF用の光通信部材の方が、POF用の光通信部材よりも小型であり、コネクタハウジング内で正しく配置することが、とりわけ難しい。しかも、AGF用の光通信部材においては、高い通信性能を得るために、配置に高い精度が求められる。
【0006】
上記に鑑み、組み立てを行いやすい光-電気複合コネクタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の光-電気複合コネクタは、それぞれ光ケーブルの光ファイバを結合される少なくとも1つの光フェルールと、それぞれ電線を結合される少なくとも1つの電気接続端子と、前記少なくとも1つの光フェルールを収容するサブハウジングと、前記サブハウジング内に収容され、前記光フェルールのそれぞれを先端側に向かって付勢するバネ部材と、前記サブハウジングと前記電気接続端子を一括して収容可能なメインハウジングと、を有し、前記サブハウジングは、前記光フェルールと前記バネ部材を収容して光サブコネクタを構成し、前記メインハウジングは、前記光サブコネクタおよび前記電気接続端子を収容して固定している。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる光-電気複合コネクタは、組み立てを行いやすい光-電気複合コネクタとなっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A,1Bは、本開示の一実施形態にかかる光-電気複合コネクタの全体を示す斜視図である。図1Aは前方、図1Bは後方から見た状態を示している。
図2は、上記光-電気複合コネクタを示す分解斜視図である。
図3A,3Bは、上記光-電気複合コネクタに含まれる光サブコネクタを示す図である。図3Aは、斜視図であり、図3Bは、図3A中のA-A断面を示す部分断面図である。
図4A,4Bは、光サブコネクタにおけるサブハウジングの変形量を見積もったシミュレーション結果を示す側面図である。図4Aは、上記図3Aに示したリブ部による係合構造を有する形態を示し、図4Bは、リブ部による係合構造を有さない形態を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示にかかる光-電気複合コネクタは、それぞれ光ケーブルの光ファイバを結合される少なくとも1つの光フェルールと、それぞれ電線を結合される少なくとも1つの電気接続端子と、前記少なくとも1つの光フェルールを収容するサブハウジングと、前記サブハウジング内に収容され、前記光フェルールのそれぞれを先端側に向かって付勢するバネ部材と、前記サブハウジングと前記電気接続端子を一括して収容可能なメインハウジングと、を有し、前記サブハウジングは、前記光フェルールと前記バネ部材を収容して光サブコネクタを構成し、前記メインハウジングは、前記光サブコネクタおよび前記電気接続端子を収容して固定している。
(【0011】以降は省略されています)
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