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公開番号2024163618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079386
出願日2023-05-12
発明の名称睡眠時無呼吸症候群治療システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人泉工医科工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20241115BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】本発明は、大掛かりなシステムを必要とせず、患者ごとに適切な睡眠時無呼吸症候群の治療法を提案することができる、睡眠時無呼吸症候群治療システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る睡眠時無呼吸症候群治療システムは、情報処理装置と、刺激付与装置と、を備え、前記情報処理装置は、ユーザの酸素飽和度及び呼吸数のうちの少なくともいずれかを含む生体情報を取得する生体情報取得部と、前記生体情報を基に前記ユーザの呼吸状態を判定する判定部と、機械学習により、前記生体情報及び前記ユーザの呼吸状態に応じた、前記ユーザに与える刺激を決定する決定部と、を備え、前記決定部は、前記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定し、前記刺激付与装置は、前記刺激の種類、タイミング、及び強さに基づいて前記ユーザに刺激を与える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
睡眠時無呼吸症候群の治療システムであって、
情報処理装置と、刺激付与装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
ユーザの酸素飽和度及び呼吸数のうちの少なくともいずれかを含む生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体情報を基に前記ユーザの呼吸状態を判定する判定部と、
機械学習により、前記生体情報及び前記ユーザの呼吸状態に応じた、前記ユーザに与える刺激を決定する決定部と、を備え、
前記決定部は、前記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定し、
前記刺激付与装置は、前記刺激の種類、タイミング、及び強さに基づいて前記ユーザに刺激を与える、睡眠時無呼吸症候群治療システム。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
複数の前記情報処理装置と接続された医療支援装置をさらに備え、
前記医療支援装置は、前記情報処理装置ごと取得された、複数の、前記生体情報、前記呼吸状態に関する情報、並びに、前記刺激の種類、タイミング、及び強さに基づいて、前記ユーザごとに与える前記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定する決定部を備える、請求項1に記載の睡眠時無呼吸症候群治療システム。
【請求項3】
睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられる情報処理装置であって、
ユーザの酸素飽和度及び呼吸数のうちの少なくともいずれかを含む生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体情報を基に前記ユーザの呼吸状態を判定する判定部と、
機械学習により、前記生体情報及び前記ユーザの呼吸状態に応じた、前記ユーザに与える刺激を決定する決定部と、を備え、
前記決定部は、前記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定する、情報処理装置。
【請求項4】
睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられる情報処理方法であって、
ユーザの酸素飽和度及び呼吸数のうちの少なくともいずれかを含む生体情報を取得する生体情報取得ステップと、
前記生体情報を基に前記ユーザの呼吸状態を判定する判定ステップと、
機械学習により、前記生体情報及び前記ユーザの呼吸状態に応じた、前記ユーザに与える刺激を決定する決定ステップと、を含み、
前記決定ステップでは、前記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定する、情報処理方法。
【請求項5】
コンピュータを、
睡眠時無呼吸症候群の治療に用いられる情報処理装置であって、
ユーザの酸素飽和度及び呼吸数のうちの少なくともいずれかを含む生体情報を取得する生体情報取得部と、
前記生体情報を基に前記ユーザの呼吸状態を判定する判定部と、
機械学習により、前記生体情報及び前記ユーザの呼吸状態に応じた、前記ユーザに与える刺激を決定する決定部と、を備え、
前記決定部は、前記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定する、情報処理装置、として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、睡眠時無呼吸症候群治療システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome;SAS)の患者数は世界で約9億人、重傷のSAS患者数は約4億人と推定されている。日本においても、SAS患者数は約2200万人、重症SAS患者数は約940万人と言われている。SASの患者には、投薬治療、マウスピースを用いた治療、CPAP(持続陽圧呼吸療法)、又は外科的手術の少なくともいずれかが、重症度に応じて適用される。CPAPは、ユーザが装着したマスクからユーザの気道に空気を持続的に送り込む治療方法である。
【0003】
マウスピースを用いた治療やCPAPは、ユーザが不快に感じやすい部分に治療器具が装着されて行われる治療法であるため、ユーザによっては治療器具を外してしまうことがある。
【0004】
このような不快感を軽減するために、例えば、特許文献1には、被験者に刺激を与えるように構成された刺激デバイスと、前記被験者によって生成された複数の音を受信し、前記音を複数の受信音信号に変換し、前記受信音信号からいびき音情報を取得し、前記いびき音情報に基づいて前記被験者によって生成されたいびき音の影響を計算し、前記影響がしきい値より高いときに、前記刺激デバイスに、前記被験者に前記刺激を与えさせるように構成された回路を備えるコントローラと、を備える、睡眠時無呼吸治療装置が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、被検体の生体情報を取得する生体情報取得部と、被検体の生体情報に基づいて被検体の就寝時における症状の発生を予測する学習済みモデルに対して、就寝時における被検体の生体情報を入力することにより、前記症状の発生を予測する予測部と、前記予測部により前記症状が発生すると予測された場合に、被検体に予防的介入を行う介入部と、を備える生体情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2022-509989号公報
特開2023-3299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、基本的にいびき音に基づいて患者の状態を判断しており、患者の無呼吸を把握するために超広帯域ドップラーレーダーシステムなるシステムを必要としている。したがって、システム構成が大がかりとなる。
【0008】
また、特許文献2には、被検体に種々の生体的な刺激を印加すること、当該刺激の程度を調整することが開示されているが、被検体に印加する刺激のうち、いずれの種類の刺激が被検体に効果的であるかについては何ら開示されていない。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、大掛かりなシステムを必要とせず、患者ごとに適切な睡眠時無呼吸症候群の治療法を提案することができる、睡眠時無呼吸症候群治療システム、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[1] 本発明の一態様に係る睡眠時無呼吸症候群治療システムは、情報処理装置と、刺激付与装置と、を備え、上記情報処理装置は、ユーザの酸素飽和度及び呼吸数のうちの少なくともいずれかを含む生体情報を取得する生体情報取得部と、上記生体情報を基に上記ユーザの呼吸状態を判定する判定部と、機械学習により、上記生体情報及び上記ユーザの呼吸状態に応じた、上記ユーザに与える刺激を決定する決定部と、を備え、上記決定部は、上記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定し、上記刺激付与装置は、上記刺激の種類、タイミング、及び強さに基づいて上記ユーザに刺激を与える。
[2] 上記[1]に記載の睡眠時無呼吸症候群治療システムは、複数の上記情報処理装置と接続された医療支援装置をさらに備え、上記医療支援装置は、上記情報処理装置ごと取得された、複数の、上記生体情報、上記呼吸状態に関する情報、並びに、上記刺激の種類、タイミング、及び強さに基づいて、上記ユーザごとに与える上記刺激の種類、タイミング、及び強さを決定する決定部を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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