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公開番号2024162013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077139
出願日2023-05-09
発明の名称記録ヘッド基板、および記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/14 20060101AFI20241114BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録ヘッド基板においてエレクトロマイグレーションの発生を抑制する。
【解決手段】記録ヘッド基板は、液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、発熱素子を駆動するドライバと、を備える。発熱素子とドライバとの電気接続は、複数の配線により行われる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、
前記発熱素子を駆動するドライバと、
を備える記録ヘッド基板であって、
前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、複数の配線により行われていることを特徴とする記録ヘッド基板。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記記録ヘッド基板は、複数の前記発熱素子を有し、
前記ドライバは、前記複数の前記発熱素子と接続している請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項3】
前記発熱素子は、前記記録ヘッド基板の一部分の領域の温度を制御している請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項4】
前記液体を前記吐出口から吐出する複数の記録素子と、をさらに備える請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項5】
前記吐出口および前記液体供給口は、所定の方向に配置され、
前記発熱素子は、前記吐出口の列と前記液体供給口の列との間に配置される請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項6】
前記複数の配線の配線幅は、前記複数の配線の材質の粒径以下である請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項7】
前記複数の配線の配線幅は、前記複数の配線の材質の平均粒径以下である請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項8】
前記発熱素子は、ポリシリコンからなる請求項1に記載の記録ヘッド基板。
【請求項9】
前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記シリコン基板側に積層される請求項8に記載の記録ヘッド基板。
【請求項10】
前記発熱素子は、前記複数の記録素子の材料と同一の材料からなる請求項4に記載の記録ヘッド基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体を吐出して記録を行う記録素子を駆動する記録ヘッド基板に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置において、液体を吐出して記録を行う記録素子を駆動する記録ヘッド基板は、高画質化の要求により基板の温度制御を行っている。記録ヘッド基板では、温度によって吐出される液体の液滴量や吐出速度がばらつく。そのため、基板温度の温度分布が生じた場合、基板温度の温度分布により画像の濃度ムラが生じ、画像品質が低下する。記録ヘッド基板の温度分布を補正する方法として、特許文献1は、以下の方法を開示している。記録ヘッド基板内にサブヒータのドライバを特定のエリア内に搭載し、そのエリアを任意に複数選択し加熱することにより、記録ヘッド基板内の温度分布を抑制する方法を特許文献1は開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-213874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記録ヘッド基板は高耐久も求められておりドライバとサブヒータとを接続する配線に電流が流れる時間は長くなる。これにより、配線のレイアウトによってはエレクトロマイグレーションが発生する虞があるが、特許文献1ではこの課題は考慮されていない。本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッド基板においてエレクトロマイグレーションの発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る記録ヘッド基板は、液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、前記発熱素子を駆動するドライバと、を備える記録ヘッド基板であって、前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、複数の配線により行われている。
【発明の効果】
【0006】
本開示に係る技術によれば、記録ヘッド基板においてエレクトロマイグレーションの発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
液体吐出ヘッドの概略構成図。
記録ヘッド基板の形状を示す図。
記録ヘッド基板のレイアウトを示す図。
サブヒータの駆動回路図。
記録ヘッド基板内でサブヒータ制御信号が生成される場合のブロック図。
サブヒータ制御信号が記録ヘッド基板外から供給される場合のブロック図。
サブヒータのレイアウトを示す図。
サブヒータドライバおよび分割配線の周辺を示す図。
サブヒータドライバとサブヒータとの間の分割配線の粒界を示す図。
ヒータの周辺の詳細な構成を示す図。
ヒータの周辺の詳細な構成を示す図。
配線のレイアウトの一例を示す図。
配線のレイアウトの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。
【0009】
本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また「記録」とは、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に、画像、模様、パターン等を形成、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。さらに、「インク」(「液体」という場合もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。したがって、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、あるいはインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
【0010】
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して本開示に係る液体吐出ヘッドの記録ヘッド基板の第1実施形態について説明する。図1は、本開示に係る液体吐出ヘッド100の概略構成図である。液体吐出ヘッド100には記録ヘッド基板101が複数個並べられて配置されており、一般的にはラインヘッドと呼ばれる形態である。記録ヘッド基板101の形状は、代表的には図2(a)から図2(d)に示すような形を有している。信号端子および電源端子を含むPAD202も記録ヘッド基板101上に様々な形態で配置されている。記録ヘッド基板101の形状はこれに限定されるものではなく例えば台形(不図示)などの形であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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