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公開番号
2024162789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078695
出願日
2023-05-11
発明の名称
情報処理装置、方法、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04M
11/00 20060101AFI20241114BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信装置の識別情報がランダム化された場合であっても、複数の通信装置から所望する通信装置を特定する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、通信対象とする通信装置の情報を記憶する記憶手段と、通信装置から第1識別情報を取得する第1取得手段と、前記第1取得手段により取得した第1識別情報がランダム化された識別情報である場合、当該ランダム化された識別情報を取得した通信装置から、前記第1識別情報と異なる種類の第2識別情報を取得する第2取得手段と、前記記憶手段に記憶されている前記通信装置の情報に含まれる第2識別情報と、前記第2取得手段により取得された第2識別情報とに基づいて、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置のうち、前記通信対象とする通信装置を特定する特定手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
通信対象とする通信装置の情報を記憶する記憶手段と、
通信装置から第1識別情報を取得する第1取得手段と、
前記第1取得手段により取得した第1識別情報がランダム化された識別情報である場合、当該ランダム化された識別情報を取得した通信装置から、前記第1識別情報と異なる種類の第2識別情報を取得する第2取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記通信装置の情報に含まれる第2識別情報と、前記第2取得手段により取得された第2識別情報とに基づいて、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置のうち、前記通信対象とする通信装置を特定する特定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1取得手段により取得した第1識別情報が前記ランダム化された識別情報であるか否かを判定する第1判定手段をさらに備え、
前記第1判定手段により前記ランダム化された識別情報であると判定された場合、前記第2取得手段は、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置から前記第2識別情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶手段に記憶されている前記通信装置の情報に含まれる第1識別情報を、前記第1取得手段により取得した前記ランダム化された識別情報で更新する更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2識別情報は、暗号化通信を介して取得されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1取得手段により取得した第1識別情報が前記ランダム化された識別情報である場合、前記ランダム化される前の識別情報を取得するか否かを判定する第2判定手段をさらに備え、
前記第2判定手段により前記ランダム化される前の識別情報を取得しないと判定された場合、前記第2取得手段は、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置から前記第2識別情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2判定手段により前記ランダム化される前の識別情報を取得すると判定された場合、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置から当該ランダム化される前の識別情報を取得する第3取得手段をさらに備え、
前記第2取得手段による第2識別情報の取得は行われない、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記特定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記通信装置の情報に含まれる第1識別情報と、前記第3取得手段により取得された前記ランダム化される前の識別情報とに基づいて、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置のうち、前記通信対象とする通信装置を特定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第3取得手段は、前記通信装置の内部で前記ランダム化される前の識別情報が記憶されている場所を指定する情報を送信することにより、前記ランダム化される前の識別情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記記憶されている場所を指定する情報は、MIB(Management Information Base)におけるOID(Object Identifier)であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第2判定手段による判定は、前記記憶手段に記憶されている前記通信装置の情報に含まれる機種情報に基づいて行われることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやPC等の情報処理装置を用いて、画像形成装置や家電機器等のインターネットに接続可能な通信装置を操作する技術が普及している。ユーザが情報処理装置から特定の通信機器を選択して操作を行えるようにするために、情報処理装置は通信装置と通信する際に通信装置のIPアドレスやMACアドレスといったネットワーク情報を記憶しておく。そして、ユーザ操作に伴って特定の通信装置と以降の接続を行う際は、記憶しているIPアドレスに対して接続を実施する。しかしながら、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)により通信装置のIPアドレスが変更されている場合には、情報処理装置からIPアドレスを発見できず通信できない。その場合、ブロードキャスト通信で通信装置のMACアドレスを取得し、情報処理装置が記憶しているMACアドレスと比較することによって通信装置を特定する。
【0003】
一方、通信装置のMACアドレスが第3者に観測されてユーザが特定されてしまうというセキュリティ上の懸念があるため、MACアドレスを定期的に変更する技術(以後、MACアドレスのランダム化)がスマートフォン等の機器に導入されている。通信装置のMACアドレスがランダム化されている場合には、上述の方法では情報処理装置から通信装置を特定することができない。
【0004】
特許文献1では、第1の無線端末は、記憶している第2の無線端末のMACアドレスから生成した識別子を第2の無線端末に送信する。第2の無線端末は、受信した識別子を検証し、識別子が正しい場合には、現在のMACアドレスを第1の無線端末に送信する。そして、第1の無線端末は、受信したMACアドレスで第2の無線端末と接続を確立する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2017-525287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、情報処理装置と特定の通信装置の2機器間での通信に言及している。通信装置の識別情報がランダム化された場合であっても、ネットワーク上に存在する複数の通信装置から通信したい通信装置を特定可能とするための仕組みが求められる。
【0007】
本発明は、通信装置の識別情報がランダム化された場合であっても、複数の通信装置から所望する通信装置を特定する情報処理装置、方法、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、通信対象とする通信装置の情報を記憶する記憶手段と、通信装置から第1識別情報を取得する第1取得手段と、前記第1取得手段により取得した第1識別情報がランダム化された識別情報である場合、当該ランダム化された識別情報を取得した通信装置から、前記第1識別情報と異なる種類の第2識別情報を取得する第2取得手段と、前記記憶手段に記憶されている前記通信装置の情報に含まれる第2識別情報と、前記第2取得手段により取得された第2識別情報とに基づいて、前記ランダム化された識別情報を取得した通信装置のうち、前記通信対象とする通信装置を特定する特定手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信装置の識別情報がランダム化された場合であっても、複数の通信装置から所望する通信装置を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
情報処理装置と通信装置を含むシステムの構成を示す図である。
ユーザインタフェース画面を示す図である。
情報処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。
情報処理装置において実行される処理を示すフローチャートである。
ネットワークセットアップの処理を示すシーケンスである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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