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公開番号
2024160600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075784
出願日
2023-05-01
発明の名称
ドア駆動装置、ドア駆動装置の制御方法、及びドア駆動装置の制御プログラム
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E05F
15/63 20150101AFI20241107BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】ドア同士の停止タイミングを合わせるドア駆動装置、ドア駆動装置の制御方法、及びドア駆動装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】ドア駆動装置は、複数のドアをそれぞれ駆動する第1駆動部20A及び第2駆動部20Bと、第1駆動部20A及び第2駆動部20Bを同期制御する制御部11と、複数のドアが全開位置又は全閉位置にあるか否かを判断する判断部12と、を備える。制御部11は、複数のドアが開駆動又は閉駆動するように駆動部を制御しているときに一方のドアのみが全開位置又は全閉位置にあると判断部12が判断した場合、他方のドアの駆動を停止するように制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のドアをそれぞれ駆動する複数の駆動部と、
前記複数の駆動部を同期制御する制御部と、
前記複数のドアが全開位置又は全閉位置にあるか否かを判断する判断部と、を備え、
前記制御部は、前記複数のドアが開駆動又は閉駆動するように前記駆動部を制御しているときに一方のドアのみが前記全開位置又は前記全閉位置にあると前記判断部が判断した場合、他方のドアの駆動を停止するように制御する
ドア駆動装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記ドアに接触して開閉方向の前記ドアの移動を所定の位置で規制するストッパが備えられ、
前記判断部は、前記ストッパによって前記ドアの移動が規制されたときに前記全開位置又は前記全閉位置にあると判断する
請求項1に記載のドア駆動装置。
【請求項3】
前記制御部が行った駆動制御に関する情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記他方のドアの駆動を停止する停止制御を所定回数行ったときには、前記他方のドアの駆動部の制御を前記記憶部に記憶された前記停止制御に変更する
請求項1に記載のドア駆動装置。
【請求項4】
前記制御部が前記他方のドアの駆動を停止する停止制御を所定回数以上行ったときに外部に報知する報知部を備える
請求項1~3のいずれか一項に記載のドア駆動装置。
【請求項5】
複数のドアをそれぞれ駆動する複数の駆動部を同期制御する制御部を備えるドア駆動装置の制御方法であって、
前記複数の駆動部を駆動する駆動ステップと、
前記複数のドアが全開位置又は全閉位置にあるか否かを判断する判断ステップと、
一方のドアのみが前記全開位置又は前記全閉位置にあると判断したときに他方のドアの駆動を停止するように制御する停止制御ステップと、を含む
ドア駆動装置の制御方法。
【請求項6】
複数のドアをそれぞれ駆動する複数の駆動部を同期制御する制御部を備えるドア駆動装置の制御プログラムであって、
前記複数の駆動部を駆動する駆動ステップと、
前記複数のドアが全開位置又は全閉位置にあるか否かを判断する判断ステップと、
一方のドアのみが前記全開位置又は前記全閉位置にあると判断したときに他方のドアの駆動を停止するように制御する停止制御ステップと、をコンピュータが実行する
ドア駆動装置の制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア駆動装置、ドア駆動装置の制御方法、及びドア駆動装置の制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のドア駆動装置は、一対のプーリー間に巻き掛けたベルトを電動モータにより回動させ、該ベルトにドアのベルト掴みを連結して一対のドアを開閉動作させる。ドア駆動装置は、一対のプーリーそれぞれに電動モータの回転軸を直接連結して駆動させるとともに二つの電動モータを同期させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-273327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載のドア駆動装置では、ベルトを掛けられた一対のプーリーそれぞれを電動モータが同期して駆動することで、一対のドアの作動タイミングを合わせている。しかしながら、ベルト等で連結していない場合では、全開位置又は全閉位置がそれぞれのストッパの設置位置によって同じ駆動であっても停止タイミングがずれることがある。ストッパに限らず位置検知部によって全開位置又は停止位置を検出する場合も同様である。このため、一対のドア同士の停止タイミングや異なる開口のドア同士の停止タイミングを合わせることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するドア駆動装置は、複数のドアをそれぞれ駆動する複数の駆動部と、前記複数の駆動部を同期制御する制御部と、前記複数のドアが全開位置又は全閉位置にあるか否かを判断する判断部と、を備え、前記制御部は、前記複数のドアが開駆動又は閉駆動するように前記駆動部を制御しているときに一方のドアのみが前記全開位置又は前記全閉位置にあると前記判断部が判断した場合、他方のドアの駆動を停止するように制御する。
【0006】
上記構成によれば、一方のドアのみが全開位置又は全閉位置にあるということは他方は作動している。そこで、一方のドアのみが全開位置又は全閉位置にあると判断部が判断した場合、他方のドアが停止するように制御する。よって、ドアの移動を規制するストッパやドアの位置を検出する検出部の設置位置がずれていたとしても、ドア同士の停止タイミングを合わせることができる。
【0007】
上記ドア駆動装置について、前記ドアに接触して開閉方向の前記ドアの移動を所定の位置で規制するストッパが備えられ、前記判断部は、前記ストッパによって前記ドアの移動が規制されたときに前記全開位置又は前記全閉位置にあると判断することが好ましい。
【0008】
上記ドア駆動装置について、前記制御部が行った駆動制御に関する情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記他方のドアの駆動を停止する停止制御を所定回数行ったときには、前記記憶部に記憶された前記他方のドアの駆動部の制御を前記停止制御に変更することが好ましい。
【0009】
上記ドア駆動装置について、前記制御部が前記他方のドアの駆動を停止する停止制御を所定回数以上行ったときに外部に報知する報知部を備えることが好ましい。
【0010】
上記課題を解決するドア駆動装置について、複数のドアをそれぞれ駆動する複数の駆動部を同期制御する制御部を備えるドア駆動装置の制御方法であって、前記複数の駆動部を駆動する駆動ステップと、前記複数のドアが全開位置又は全閉位置にあるか否かを判断する判断ステップと、一方のドアのみが前記全開位置又は前記全閉位置にあると判断したときに他方のドアの駆動を停止するように制御する停止制御ステップと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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