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公開番号2024160575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075721
出願日2023-05-01
発明の名称車両用ドアのシール構造
出願人西川ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60J 10/40 20160101AFI20241107BHJP(車両一般)
要約【課題】多少の建付けバラツキにも影響なく優れたシール性を発揮しうる車両用ドアのシール構造を提供する。
【解決手段】
センターピラーレス自動車100のボディのドア開口縁110に設けられたメインシール80に、フロントドア120の後端上部に設けられたフロント型部40とリヤドア140の前端上部に設けられたリヤ型部60が弾接して両ドア間をシールし、フロント型部40の上部にはフロント受水凹部43が設けられ、リヤ型部60の上部にはリヤ受水凹部63が設けられ、フロント受水凹部43の後側止水壁46の後側面46aは、下側より上側が前側に位置しかつ車外側が車内側より前側に位置するように傾斜し、リヤ受水凹部63の前側止水壁66の前側面66aは、下側より上側が前側に位置しかつ車外側が車内側より前側に位置するように傾斜し、両ドア閉時には後側面46aに前側面66aを弾接させた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
センターピラーレス自動車のボディのドア開口縁に沿って設けられたメインシールに、フロントドアの後端上部に設けられたフロント型部とリヤドアの前端上部に設けられたリヤ型部が弾接して両ドア間の見切り部をシールし、前記フロント型部の上部には上方に開口したフロント受水凹部が設けられるとともに、前記リヤ型部の上部には上方に開口したリヤ受水凹部が設けられてなる車両用ドアのシール構造であって、
前記フロント受水凹部の後側止水壁の後側面は、下側より上側が前側に位置しかつ車外側が車内側より前側に位置するように傾斜し、
前記リヤ受水凹部の前側止水壁の前側面は、下側より上側が前側に位置しかつ車外側が車内側より前側に位置するように傾斜し、
前記両ドアの閉時には、前記フロント受水凹部の後側止水壁の後側面に、前記リヤ受水凹部の前側止水壁の前側面を弾接させたことを特徴とする車両用ドアのシール構造。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記フロント受水凹部の後側止水壁の後側面と、前記リヤ受水凹部の前側止水壁の前側面の弾接位置は、前記メインシールの位置よりも高い位置でかつ前記後側面の上端は前記前側面の上端よりも低い位置であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項3】
前記ボディのドア開口縁の上部には、前記メインシールよりも上側に、前記両ドアの閉時に両ドアにそれぞれ弾接するアッパー見切りシールが設けられ、
前記フロント受水凹部の後側止水壁の後側面と、前記リヤ受水凹部の前側止水壁の前側面の弾接位置は、前記アッパー見切りシールの位置よりも低い位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項4】
前記フロント受水凹部の車外側止水壁に、前記フロント受水凹部内の水を車外側に排出するフロント切欠部を設けるとともに、
前記リヤ受水凹部の車外側止水壁に、前記リヤ受水凹部内の水を車外側に排出するリヤ切欠部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項5】
前記フロント型部の車外側面で前記フロント切欠部の下部に、後側にいくほど下側に傾斜したフロント下側導水ビードを設けたことを特徴とする請求項4に記載の車両用ドアのシール構造。
【請求項6】
前記リヤ型部の車外側面で前記リヤ切欠部の下部に、前側にいくほど下側に傾斜したリヤ下側導水ビードを設けたことを特徴とする請求項4に記載の車両用ドアのシール構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアのシール構造に関する。より詳細には、センターピラーレス自動車のフロントドアとリヤドアにおけるシール構造に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
図10に示すように、従来、センターピラーを有さない、センターピラーレス自動車100において、フロントドア120は前側に設けられたヒンジを介して左右に開閉し、リヤドア140は車体の前後方向にスライド移動して開閉するタイプのものが知られている。
フロントドア120及びリヤドア140は閉時には、ボディのドア開口縁110に沿って設けられたメインシール80に弾接するとともに、特に両ドア120,140間の見切り部上部Zでは、フロントドア120の後端上部に設けられたフロント型部240とリヤドア140の前端上部に設けられたリヤ型部260が弾接して両ドア間をシールするようにされている。また、フロント型部240及びリヤ型部260は、メインシール80にも弾接してボディのドア開口縁110との間をシールするようにされている(例えば、特許文献1の第2図参照)。
【0003】
フロント型部240及びリヤ型部260としては、図11に示すように、それぞれ上方にフロント受水凹部241とリヤ受水凹部261が設けられ、両ドア120,140の閉時には、フロント受水凹部241を構成する後側止水壁242の後側面243が、リヤ受水凹部261を構成する前側止水壁262の前側面263に合わせられ、相互に弾接するように構成されている(例えば、特許文献1の第5図,第2図参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭59-14519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、型成形部同士の合わせ面(シール面)となる、フロント受水凹部241の後側止水壁242の後側面243と、リヤ受水凹部261の前側止水壁262の前側面263は、柔らかいゴム材料からなるので、例えば、金属製のドアパネルに柔らかいゴム材料が弾接する場合と比較してシール性に劣っている。合わせ面(シール面)は、車両の前後方向に真っ直ぐに突き当てられるようになっているため(つまり、シール面同士は車両の左右方向に平行であるため)、建付け状態によってフロント受水凹部241の後側止水壁242の後側面243に対して、リヤ受水凹部261の前側止水壁262の前側面263が車両の前後方向にお互いが離れるようなバラツキを生じた場合には、ドア120,140の閉時においても水が、フロント受水凹部241の後側止水壁242の後側面243と、リヤ受水凹部261の前側止水壁262の前側面263の間から車内側に浸入するおそれがある。
また逆に、お互いが近づくようなバラツキを生じた場合には、ドア120,140の閉時において、フロント受水凹部241やリヤ受水凹部261が異常撓み変形を起こして、その部位から水が車内側に浸入するおそれがある。
【0006】
また、フロント型部240及びリヤ型部260の上方にはフロント受水凹部241とリヤ受水凹部261が設けられているものの、水量が多い場合にはフロント受水凹部241やリヤ受水凹部261を乗り越えて車内側に水が浸入するおそれがある。
【0007】
そこで、本発明の目的とするところは、多少の建付けバラツキにも影響なく優れたシール性を発揮しうる車両用ドアのシール構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の車両用ドアのシール構造は、センターピラーレス自動車(100)のボディのドア開口縁(110)に沿って設けられたメインシール(80)に、フロントドア(120)の後端上部に設けられたフロント型部(40)とリヤドア(140)の前端上部に設けられたリヤ型部(60)が弾接して両ドア(120,140)間の見切り部をシールし、前記フロント型部(40)の上部には上方に開口したフロント受水凹部(43)が設けられるとともに、前記リヤ型部(60)の上部には上方に開口したリヤ受水凹部(63)が設けられてなる車両用ドアのシール構造であって、
前記フロント受水凹部(43)の後側止水壁(46)の後側面(46a)は、下側より上側が前側に位置しかつ車外側が車内側より前側に位置するように傾斜し、
前記リヤ受水凹部(63)の前側止水壁(66)の前側面(66a)は、下側より上側が前側に位置しかつ車外側が車内側より前側に位置するように傾斜し、
前記両ドア(120,140)の閉時には、前記フロント受水凹部(43)の後側止水壁(46)の後側面(46a)に、前記リヤ受水凹部(63)の前側止水壁(66)の前側面(66a)を弾接させたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記フロント受水凹部(43)の後側止水壁(46)の後側面(46a)と、前記リヤ受水凹部(63)の前側止水壁(66)の前側面(66a)の弾接位置は、前記メインシール(80)の位置よりも高い位置でかつ前記後側面(46a)の上端は前記前側面(66a)の上端よりも低い位置であることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記ボディのドア開口縁(110)の上部には、前記メインシール(80)よりも上側に、前記両ドア(120,140)の閉時に両ドア(120,140)にそれぞれ弾接するアッパー見切りシール(95)が設けられ、
前記フロント受水凹部(43)の後側止水壁(46)の後側面(46a)と、前記リヤ受水凹部(63)の前側止水壁(66)の前側面(66a)の弾接位置は、前記アッパー見切りシール(95)の位置よりも低い位置であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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