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公開番号2024159923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024146766,2023039957
出願日2024-08-28,2022-10-19
発明の名称衣類
出願人デサントジャパン株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 13/00 20060101AFI20241031BHJP(衣類)
要約【課題】縫い目を最小限にしつつ、着用者の各部位に必要とされる伸度を備えた衣類、その生地及びその製造方法を提供する。
【解決手段】衣類1は、編み物からなる生地と、生地の裏側に貼り付けられた透湿防水性を有するフィルム7とを含んで構成され、上半身に着用されるアウターウェアで、前身頃11、後ろ身頃12、及び、袖部13のうち少なくとも一つを有するパターンは、低伸度部2と、低伸度部2よりも高い伸度を有する高伸度部3と、を備え、低伸度部2と高伸度部3とは、一つの生地において編分けで形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
編み物からなる生地と、前記生地の裏側に貼り付けられた透湿防水性を有するフィルムとを含んで構成され、上半身に着用されるアウターウェアである衣類であって、
前身頃、後ろ身頃、及び、袖部のうち少なくとも一つを有するパターンは、低伸度部と、前記低伸度部よりも高い伸度を有する高伸度部と、を備え、
前記低伸度部と前記高伸度部とは、一つの生地において編分けで形成されている
衣類。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記高伸度部は、着用者の肩甲骨部に設けられている請求項1に記載の衣類。
【請求項3】
前記高伸度部は、着用者が肘を曲げたときの外側に位置する上腕背面に対応する上腕背面部に設けられている請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項4】
前記高伸度部は、着用者の脇下に対応する脇下部に設けられている請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項5】
前記高伸度部は、着用者の肘に対応する肘部に設けられている請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項6】
前記前身頃及び/または後ろ身頃における伸度は、体幅方向の伸度に対応し、
前記袖部における伸度は、腕の長さ方向の伸度に対応し、
前記前身頃と前記後ろ身頃と前記袖部との少なくとも1つに設けられた前記高伸度部の引張弾性率は、前記低伸度部の引張弾性率の0.3倍以上0.9倍以下に設定されている請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項7】
前記前身頃及び/または前記後ろ身頃における伸度は、体幅方向の伸度に対応し、
前記袖部における伸度は、腕の長さ方向の伸度に対応し、
前記前身頃と前記後ろ身頃と前記袖部との少なくとも1つに設けられた前記高伸度部の30%伸長時の応力は、0.06N/mm以上0.3N/mm以下である請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項8】
前記低伸度部は、着用者の両肩に対応する一対の肩部と、着用者の背中下方に対応する背中下方部と、着用者の肩甲骨に対応する肩甲骨部と着用者の脇下に対応する脇下部との間に設けられて前記肩部と前記背中下方部とを上下方向にそれぞれ連続させる一対の連結部と、を備える請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項9】
前記高伸度部は、着用者の頭部を覆うフード部に設けられている請求項1または請求項2に記載の衣類。
【請求項10】
前記低伸度部と前記高伸度部との間の切り替え部には、前記低伸度部よりも伸度が高く前記高伸度部よりも低い伸度を備えた遷移領域が設けられている請求項1または請求項2に記載の衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、従来より、スポーツ等を行うときの動作のしやすさのために、部分的に生地に伸度の差を設けた衣類が提案されている。特許文献1に開示されている衣類には、生地本体よりも伸縮度の高い素材から成る姿勢制御用生地をウェアの生地裏面に縫製または接着したり、生地本体の中に切り替えしにより伸度の高い交編部または交織部を加えて姿勢制御用生地部が設けられている。この姿勢制御用生地ないし姿勢制御用生地部によって、競技中の着用者が前傾姿勢を楽にとれるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-16366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
衣類は、一般的に、複数のパターンを縫い付けることで、生地の弛みを抑制しながら、立体的な体に沿った形状の製品が得られる。各パターン間における切り替えしが設けられる部位には、パターン切り換えのための縫い目が設定される。特許文献1に記載の衣類では、パターン切り換え用の縫い目に加えて、生地本体と伸度調整部材ないし伸度調整部と縫い合わせるための伸度調整用縫い目が設定される。
【0005】
このような縫い目が設けられる部位は、伸度を高めにくく、生地本体と伸度調整部材ないし伸度調整部との切り替え部等の意図しない部位の伸度が低下する虞がある。すなわち、縫い目を最小限にしつつ、着用者の各部位に必要とされる伸度を備えた衣類が望まれる。このような課題は、スポーツウェアに限らず山登等に使用されるアウターウェア等の衣類においても同様に課題の解決が望まれる。
【0006】
本発明は、縫い目を最小限にしつつ、着用者の各部位に必要とされる伸度を備えた衣類を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、編み物からなる生地と、前記生地の裏側に貼り付けられた透湿防水性を有するフィルムとを含んで構成され、上半身に着用されるアウターウェアである衣類であって、
前身頃、後ろ身頃、及び、袖部のうち少なくとも一つを有するパターンは、低伸度部と、前記低伸度部よりも高い伸度を有する高伸度部と、を備え、
前記低伸度部と前記高伸度部とは、一つの生地において編分けで形成されている
衣類を提供する。
【0008】
アウターウェアとは、着用時に着用者の皮膚ないし下着等に密着せず、少なくとも下着よりも外側に着用する衣服(JIS L0215)である。
【0009】
本発明によれば、低伸度部よりも伸度の高い高伸度部を、例えば、スポーツないしアウトドア活動を行うときの動作のしやすさを向上させるための所定部位に設けることで、スポーツないしアウトドア活動を行うときのパフォーマンスを向上できる。低伸度部と高伸度部との伸度の差が編分けによって形成されているので、低伸度部と高伸度部との切り替え部に縫い目を設ける必要がなく、切り替え部に縫い目を設ける場合に比べて、切り替え部の伸度の低下が抑制される。これにより、縫い目を最小限にしつつ、着用者の所定部位に必要とされる伸度を設定することができ、意図しない部位での伸度の低下が抑制される。
【0010】
前記高伸度部は、着用者の肩甲骨部に設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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