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公開番号2024143923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056876
出願日2023-03-31
発明の名称産後ボトム衣類
出願人株式会社ワコール
代理人個人,個人,個人
主分類A41C 1/00 20060101AFI20241004BHJP(衣類)
要約【課題】産後の腹部のサポート効果を確保しつつ、着用者の動きを阻害しにくい産後ボトム衣類を提供する。
【解決手段】産後ボトム衣類1は、本体部2と、本体部2のクロッチ部7に対して結合端部11において結合された腹部サポート部10とを備える。腹部サポート部10の第1サポート部20及び第2サポート部30は、結合端部11と中央サポート領域Rの左右の側縁部12,12では結合され、交差部Xに向けて延びる一対の斜辺部22,32では互いに遊離している。腹部サポート部10は、一対の自由端部26,36、及び、中央サポート領域Rにおける少なくとも一対の斜辺部22,32寄りの領域では本体部2から遊離している。一対の自由端部26,36の少なくとも一部は本体部2の左右の腰部4,4に着脱自在に係止される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右の腰部とクロッチ部とを有する本体部と、
前記クロッチ部に対して結合端部において結合された腹部サポート部と、を備え、
前記腹部サポート部は、中央サポート領域で重なり合う第1サポート部及び第2サポート部を有し、
前記第1サポート部及び前記第2サポート部は、前中心に位置する交差部で交差する一対の斜辺部と、前記結合端部と反対側において左右に突出する一対の自由端部とを含むと共に、前記結合端部と前記中央サポート領域の左右の側縁部では結合され、前記交差部に向けて延びる前記一対の斜辺部では互いに遊離しており、
前記腹部サポート部は、前記一対の自由端部、及び、前記中央サポート領域における少なくとも前記一対の斜辺部寄りの領域では前記本体部から遊離しており、
前記一対の自由端部の少なくとも一部は前記本体部の前記左右の腰部に着脱自在に係止される、産後ボトム衣類。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記腹部サポート部の前記左右の側縁部は、前記結合端部を頂部としてV字状に延びており、前記腹部サポート部は、前記結合端部のみにおいて前記本体部に結合されている、請求項1に記載の産後ボトム衣類。
【請求項3】
前記腹部サポート部は、前記結合端部が結合される前記クロッチ部の前端と前記本体部の上端の距離の1/2よりも前記上端に近い位置まで延在する、請求項1又は2に記載の産後ボトム衣類。
【請求項4】
前記一対の斜辺部のそれぞれは1枚の生地が折り返された構造をなしており、前記第1サポート部及び前記第2サポート部のぞれぞれは前記1枚の生地からなる二重構造を有する、請求項1又は2に記載の産後ボトム衣類。
【請求項5】
前記産後ボトム衣類の着用時、着用者の姿勢の変化に応じて前記第1サポート部及び前記第2サポート部が互いにずれて当該姿勢の変化に追従する、請求項1又は2に記載の産後ボトム衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産後ボトム衣類に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、産後の体型を整えるボトム衣類が知られている。例えば、特許文献1に記載された産後ガードルは、フロントパネルの両脇に脇部と一体となった後身頃が取り付けられた構成を有している。フロントパネルの両脇に、ゴム弾性のある翼状の布が取り付けられ、後身頃にはゴム弾性のある広幅テープが縫着される。翼状の布とテープとをベルベット式ファスナーで互いに係止させることで、着用者の腹部や腰部が引き締められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-303211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の産後ガードルでは、布とテープが結合されて前後に引っ張り合うことで、腹部に対する矯正がはたらき、またウエスト部分が固定される。この産後ガードルでは、腹部の矯正機能を有するフロントパネルは、ガードルの前身頃の一部である。フロントパネルが弾性布帛で裏打ちされる場合もある。このような構成では、矯正機能は発揮されるものの、着用者の動きを阻害してしまう傾向にある。
【0005】
本発明は、産後の腹部のサポート効果を確保しつつ、着用者の動きを阻害しにくい産後ボトム衣類を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る産後ボトム衣類は、左右の腰部とクロッチ部とを有する本体部と、クロッチ部に対して結合端部において結合された腹部サポート部と、を備え、腹部サポート部は、中央サポート領域で重なり合う第1サポート部及び第2サポート部を有し、第1サポート部及び第2サポート部は、前中心に位置する交差部で交差する一対の斜辺部と、結合端部と反対側において左右に突出する一対の自由端部とを含むと共に、結合端部と中央サポート領域の左右の側縁部では結合され、交差部に向けて延びる一対の斜辺部では互いに遊離しており、腹部サポート部は、一対の自由端部、及び、中央サポート領域における少なくとも一対の斜辺部寄りの領域では本体部から遊離しており、一対の自由端部の少なくとも一部は本体部の左右の腰部に着脱自在に係止される。
【0007】
この産後ボトム衣類によれば、着用者は、第1サポート部及び第2サポート部の一対の自由端部を両手に持って、本体部の左右の腰部に対して着脱させる。これにより、腹部サポート部の装着状態と自由状態とを迅速に切り替えることができる。腹部サポート部の装着状態では、中央サポート領域が着用者の産後の腹部をサポートし、体型の補整効果(シェイプ機能)が発揮される。また第1サポート部及び第2サポート部が、一対の斜辺部で互いに遊離しているので、互いにずれやすく、中央サポート領域の面に対して法線方向への融通性が高いため、着用者の腹部を必要以上に締め付けない。さらに、腹部サポート部は、結合端部を除く大部分(少なくとも、装着状態において腹部を覆っている上部の大部分)において本体部から遊離している。よって、この産後ボトム衣類によれば、産後の腹部のサポート効果を確保しつつ、着用者の動きを阻害しにくくなっている。
【0008】
腹部サポート部の左右の側縁部は、結合端部を頂部としてV字状に延びており、腹部サポート部は、結合端部のみにおいて本体部に結合されていてもよい。この場合、腹部サポート部の動きの自由度が高まるため、腹部サポート部が着用者の動きに追従しやすい。
【0009】
腹部サポート部は、結合端部が結合されるクロッチ部の前端と本体部の上端の距離の1/2よりも上端に近い位置まで延在してもよい。この場合、腹部サポート部の中央サポート領域が、着用者の産後の腹部を確実にサポートする。
【0010】
一対の斜辺部のそれぞれは1枚の生地が折り返された構造をなしており、第1サポート部及び第2サポート部のぞれぞれはその1枚の生地からなる二重構造を有してもよい。この場合、着用者の腹部に当たる部分(一対の斜辺部等)に接ぎ部が存在せず、肌当たりが良い。
(【0011】以降は省略されています)

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