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公開番号2024077935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190183
出願日2022-11-29
発明の名称ベルト付き胸当てエプロン
出願人個人
代理人
主分類A41D 13/04 20060101AFI20240603BHJP(衣類)
要約【課題】松葉杖の使用において、腕を上げても松葉杖が地面に落下せず、1人で階段の昇降ができ、荷物の持ち運びができるようになる、ベルト付き胸当てエプロンを提供する。
【解決手段】付属品のベルトからなる、ベルト付きの胸当てエプロンであって、
左右側縁部を二次放物線状の弓型になした胸を覆う胸当て部1と、胸当て部1の下に延設された胴体覆い部2からなり、エプロンの胸当て部1左右横に連結具4を有したベルト5を設け、両肩紐3に連結具16を有したベルト17を設け、エプロン裾の両端に連結具18を有したベルト19を設け、エプロン前面にポケット7を設け、
付属品の面ファスナーがついているベルト8には、一体になっている腋当て下方に延在するベルト9を設け、その先端に連結具10を設けたことを特徴とする、ベルト付き胸当てエプロン。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
付属品のベルトからなる、ベルト付きの胸当てエプロンであって、
左右側縁部を二次放物線状の弓型になした胸を覆う胸当て部1と、胸当て部1の下に延設された胴体覆い部2からなり、エプロンの胸当て部1左右横に連結具4を有したベルト5を設け、両肩紐3に連結具16を有したベルト17を設け、エプロン裾の両端に連結具18を有したベルト19を設け、エプロン前面にポケット7を設け、付属品の面ファスナーがついているベルト8には、一体になっている腋当て下方に延在するベルト9を設け、その先端に連結具10を設けたことを特徴とする、ベルト付き胸当てエプロン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、松葉杖と胸当てエプロンを連結するベルトが付いた、エプロンに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
松葉杖とは、足の不自由な人が足への負担を軽減して歩行できるよう、腋の下に入れて、グリップを掴んで歩行する補助器具である。松葉杖を使用中に、棚から物を取ったり、洗濯物を取り込んだり、リュックサックから物を出したりと、腕を上げて使用する場合には、片手または両手を松葉杖から離さなければならず、その際松葉杖が地面に落下したり、松葉杖が倒れないように不安定な体勢をとらなければならなかった。常に松葉杖が倒れないように両手で掴んでいなければならない状況は、松葉杖使用者の日常生活にとって大変不便な事である。松葉杖を使用する人は足になんらかの障害を持つ人が多く、誤って松葉杖を倒してしまうと拾うことが困難であり、不安定な体勢は事故や怪我を招く恐れがあり大変危険であった。
【0003】
松葉杖での階段の昇降は、安全の為手すりを掴む事を推奨とされているが、そうした場合、片方の松葉杖を運ぶ手段が問題となっていた。介助者がいない場合は、通行人に頼むか、無理やり2本の松葉杖を持ちながら使用するか、階段の使用を諦めるか、手すりを使わず昇降するなど、困難や危険を伴っていた。
【0004】
松葉杖を使用して歩行する状況では、松葉杖のグリップを掴んで使用するため、両手がふさがってしまい荷物の持ち運びが困難であった。仮にビニール袋や手提げ袋などの軽量な荷物を手の平に引っ掛けて持ち運びができたとしても、松葉杖を動かすたびに袋が大幅に揺れてしまうことで歩行の邪魔となり、頻繁に荷物の落下を招き不安定な動作になっていた。病院で書類やレントゲン写真など、重量は軽いが折ってはならない物を渡される場面も多く、曲げずに持ち運ぶ事に苦労を強いられていた。洗面や入浴で使用する着替えやタオルの持ち運びや、洗濯物の取り込みなど、嵩張る布物も、持ち運びが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3150609号公報
【0006】
実用新案登録第3221550号公報
【0007】
仏国特許出願公開第2905852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来、松葉杖の使用には次のような欠点があった。
(イ)腕を上げると、松葉杖が腋から離れてしまい地面に落下することがあった。
(ロ)一人では、階段の昇降が困難であった。
(ハ)松葉杖を使用すると両手がふさがり、荷物を運ぶ事が困難であった。
この課題は、以下のベルト付き胸当てエプロンにより解決される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
付属品のベルトからなる、ベルト付きの胸当てエプロンであって、
左右側縁部を二次放物線状の弓型になした胸を覆う胸当て部1と、胸当て部1の下に延設された胴体覆い部2からなり、エプロンの胸当て部1左右横に連結具4を有したベルト5を設け、両肩紐3に連結具16を有したベルト17を設け、エプロン裾の両端に連結具18を有したベルト19を設け、エプロン前面にポケット7を設け、
付属品の面ファスナーがついているベルト8には、一体になっている腋当て下方に延在するベルト9を設け、その先端に連結具10を設けたことを特徴とする、ベルト付き胸当てエプロン。
【発明の効果】
【0010】
本発明のベルト付き胸当てエプロンは、エプロン胸当て部1左右横のベルトに有した連結具4と、松葉杖に装着した付属品のベルトに有した連結具10とを嵌合することで、松葉杖が腋下で釣支され、松葉杖の落下を防ぐことができる。エプロン胸当て部1左右横の連結具4と連結具10に釣支した状態から、歩行する為に松葉杖の腋当て12を腋下のポジションに戻す場合も、姿勢を崩さなくても容易に戻す事ができ、すぐに歩行が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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