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公開番号
2025012526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115413
出願日
2023-07-13
発明の名称
マスク
出願人
王子ホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A41D
13/11 20060101AFI20250117BHJP(衣類)
要約
【課題】本発明は、マスク表面に輪郭がボケた模様が付されるのを抑制し得る技術を提供することを目的とする。
【解決手段】マスクは、上下方向に沿った長さと幅方向に沿った長さとを有し、着用者の口元を覆うマスク本体と、マスク本体の幅方向両端部の各々に固定された一対の耳紐と、を備え、マスク本体は、マスク表面を形成する第1シートを備る。第1シートは、不織布であり、エンボス加工が施された裏面と、裏面よりも多くのエンボス加工が施され、マスク表面を形成する表面と、を有し、表面に形成された第2エンボス加工部は、表面および裏面に形成された第1エンボス加工部よりも面積が小さく、表面の少なくとも一部には、模様が付されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に沿った長さと幅方向に沿った長さとを有し、着用者の口元を覆うマスク本体と、
前記マスク本体の前記幅方向両端部の各々に固定された一対の耳紐と、
を備え、
前記マスク本体は、マスク表面を形成する第1シートを備え、
前記第1シートは、不織布であり、
エンボス加工が施された裏面と、
前記裏面よりも多くのエンボス加工が施され、前記マスク表面を形成する表面と、
を有し、
前記表面に形成された第2エンボス加工部は、前記表面および前記裏面に形成された第1エンボス加工部よりも面積が小さく、
前記表面の少なくとも一部には、模様が付されている、
マスク。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記模様は、線を含む、
請求項1に記載のマスク。
【請求項3】
前記模様は、一次元コードまたは二次元コードである、
請求項1または2に記載のマスク。
【請求項4】
前記第1シートは、前記着用者の口元側に面する位置に配置されており、
前記第1シートの前記着用者の口元の反対側に積層された第2シートを備える、
請求項1または2に記載のマスク。
【請求項5】
前記第2シートは、メルトブローン不織布である、
請求項4に記載のマスク。
【請求項6】
前記第2シートは、前記上下方向または前記幅方向の少なくとも一方に延在し、互いに平行な複数の梁により構成されており、
前記第2シートには前記第1シートが貼り付けられている、
請求項4に記載のマスク。
【請求項7】
前記第2シートは、前記上下方向または前記幅方向の少なくとも一方に延在し、互いに平行な複数の梁により構成されており、
前記第2シートの前記着用者の口元の反対側で前記第2シートに隣接して積層されたフィルタシートを備え、
前記フィルタシートは、メルトブローン不織布である、
請求項4に記載のマスク。
【請求項8】
前記第1シートの前記表面において、前記エンボス加工が施された面積率は9%以上30%以下である、
請求項1または2に記載のマスク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスクに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、不織布を備えるマスクが知られている(例えば、特許文献1)。マスクは、着用者の口元および鼻を覆うことで、感染症対策や花粉症対策に用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-002483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、不織布はマスクの資材に用いられる。マスクの表面には、文字や図形などの様々な模様が付される場合がある。また、不織布は、摩耗によって毛羽立ちが発生する虞がある。毛羽立ちが発生した不織布は、文字や図形などの模様を付すと、毛羽だった繊維によって輪郭がボケた模様となる虞がある。
【0005】
本発明は、マスク表面に輪郭がボケた模様が付されるのを抑制し得る技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るマスクは、
上下方向に沿った長さと幅方向に沿った長さとを有し、着用者の口元を覆うマスク本体と、
前記マスク本体の前記幅方向両端部の各々に固定された一対の耳紐と、
を備え、
前記マスク本体は、マスク表面を形成する第1シートを備え、
前記第1シートは、不織布であり、
エンボス加工が施された裏面と、
前記裏面よりも多くのエンボス加工が施され、前記マスク表面を形成する表面と、
を有し、
前記表面に形成された第2エンボス加工部は、前記表面および前記裏面に形成された第1エンボス加工部よりも面積が小さく、
前記表面の少なくとも一部には、模様が付されている、
マスク。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、マスク表面に輪郭がボケた模様が付されるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るマスクの外観斜視図である。
図2は、実施形態に係るマスク本体部分の積層構造を示す図である。
図3は、実施形態に係るマスクの口元シートを光学顕微鏡で視た写真である。
図4は、実施形態に係るマスクを口元シート側から見た平面図である。
図5は、実施形態の変形例に係るマスク本体部分の積層構造を示す図である。
図6は、実施形態に係る不織布の平面図である。
図7は、実施形態に係る不織布のCD方向の断面図である。
図8は、ポリ乳酸の繊維を熱ロールに通した場合の熱ロールの表面温度と、熱ロールへの貼り付き度合いの関係についての実験結果を示す表である。
図9は、実施形態に係る不織布の製造方法に関するフローチャートである。
図10は、不織布の製造条件の一例を示す表である。
図11は、実施形態に係る不織布を製造する不織布製造装置を示す図である。
図12は、実施形態に係る不織布を製造する不織布製造装置からエンボス加工装置を抜き出して示す拡大図である。
図13は、実施形態に係る不織布に追加するエンボスの配置パターンを表す図である。
図14は、実験に使用した不織布の条件および実施形態に係る不織布の表面粗さについての検証結果を示す表である。
図15は、実施形態に係る不織布の毛羽立ちについての検証結果を示す写真である。
図16は、実施形態に係る不織布の光透過率の変化率を示す表である。
図17は、実施形態に係る不織布を使用したマスクの着用感を評価した実験結果を表す表(その1)である。
図18は、実施形態に係る不織布を使用したマスクの着用感を評価した実験結果を表す表(その2)である。
図19は、実施形態に係る不織布の曲げ剛度を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
【0010】
<実施形態>
図1は、実施形態に係るマスクの外観斜視図である。図1に示されるように、マスク1は、マスク本体2、耳紐3,4、側部シート5,6、ノーズフィッター7を有する。マスク本体2は、略長方形状のシート状の通気性素材で形成されており、着用者の口元と鼻を覆うことが可能な大きさを有する。マスク本体2は、上下方向に沿った長さと幅方向に沿った長さとを有する。ここで、マスク本体2の上下は、マスク1が着用者に着用された状態において当該着用者の上下に一致し、マスク本体2の幅方向は、当該着用者の左右方向に一致する。なお、マスク1の着用状態において、着用者の肌に向かう側(着用状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(着用状態で外側)を非肌面側とする。
(【0011】以降は省略されています)
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