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公開番号2025005227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105327
出願日2023-06-27
発明の名称マスク収容体及びその製造方法
出願人青島黒盾防護科技有限公司
代理人個人
主分類A41D 13/11 20060101AFI20250108BHJP(衣類)
要約【課題】マスクの清潔状態を維持しつつ美観性が高くコンパクトなマスク収容体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のマスク収容体10,10’は、マスク1が、人の顔に接触する内層5a及び内層5aの反対面に外層5bを少なくとも有するマスク本体11と、マスク本体11の内層5aの四隅に紐端部6a,6bが接続された耳紐6とを備え、折畳体2は、巻四つ折りによって、マスク本体11が耳紐6を包摂しかつ外層5bが一対の外表面12a,12bを形成する折畳構造を有し、折畳体2は、マスク本体11の長手方向の長さに相当する折畳長L1と、マスク本体11の短手方向の長さから短縮した折畳幅W2と、を有する細長形状であり、包装袋30,30’は、細長形状の折畳体2を包囲する細長形状であり、包装袋30,30’は、不透明であって、包装袋30,30’の袋外面31の色が、包装袋30,30’に密封収容されているマスク1の外層5bと実質的に同色である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
マスクを折り畳んだ折畳体が包装袋に密封収容されたマスク収容体において、
マスクは、人の顔に接触する内層及び内層の反対面に外層を少なくとも有するマスク本体と、マスク本体の内層の四隅に紐端部が接続された耳紐と、を備え、
折畳体は、少なくとも2回折りによって、マスク本体が耳紐を包摂しかつ外層が一対の外表面を形成する折畳構造を有し、
折畳体は、マスク本体の長手方向長さに相当する折畳長と、マスク本体の短手方向長さから短縮した折畳幅と、を有する細長形状であり、
包装袋は、細長形状の折畳体を包囲する細長形状であり、
包装袋は、不透明であって、包装袋の袋外面の色が、包装袋に密封収容されているマスクの外層と実質的に同色であることを特徴とするマスク収容体。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
折畳体を形成する折目は、マスク本体の一対の短縁の間で互いに略平行に延在する、第1折目、第2折目及び第3折目からなり、
マスク本体が開いた状態では、第1折目が、第2折目と第3折目との間に配置され、
折畳体では、第2折目と第3折目とが整合する折畳構造を有する請求項1に記載のマスク収容体。
【請求項3】
折畳体は、巻四つ折りによって2回折りされた折畳構造を有し、
巻四つ折りした折畳体は、
第1折目の両側に位置する一方の内層と他方の内層とが面接触し、かつ
第3折目の両側に位置する一方の外層と他方の外層とが面接触した、折畳構造を有する請求項2に記載のマスク収容体。
【請求項4】
マスクは、マスク本体の一対の短縁の間を延在する1以上のプリーツ線を備え、
第1折目及び第2折目は、2本のプリーツ線に対し、実質的同一線上に形成される請求項2に記載のマスク収容体。
【請求項5】
外層を構成するシート状不織布をマスク本体の一対の長縁で内層方向に折り返した折返片を備え、
折返片は、少なくとも、耳紐をマスク本体に接続した耳紐溶着部まで延在する請求項1に記載のマスク収容体。
【請求項6】
長手方向の全長が180~240mmであり、短手方向の全幅が25~40mmである請求項1に記載のマスク収容体。
【請求項7】
包装袋の端に透明部を備える請求項1に記載のマスク収容体。
【請求項8】
マスク本体の内層に紐端部が接続された耳紐を、マスク本体の内層上に配置する工程と、
耳紐を内層上に配置したマスク本体を少なくとも2回折り畳み、耳紐を内層の内側に包摂する折畳体を形成する工程と、
折畳体を包装袋で包む工程と、
溶着により包装袋を密封して、折畳体が密封収容された包装袋の連続体を形成する工程と、
包装袋の連続体を連続方向と略垂直に一定間隔で切断して、個別のマスク収容体を形成する工程と、を含むことを特徴とするマスク収容体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、折り畳んだマスクを包装袋に収容したマスク収容体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、衛生用マスク(以下「マスク」という)の需要が高まり、特に1枚ずつ個別包装されたマスクは、常に清潔な状態で使用可能なため、現在数多く製造販売されている。しかし個別包装されたマスクは、シート状のマスク本体が開いた状態で包装袋に収容されているため、全体の寸法が大きく、ズボンや上着のポケット、小型のハンドバックには収納し難く、個別包装されたマスクのコンパクト化の要求がある。また、透明な包装袋に収容されたマスクは見栄えが良くない。
【0003】
特許文献1は、スティック状に折り畳まれた衛生マスクを、樹脂フィルム製の包装袋で個包装した衛生マスク包装体を開示し、マスク本体を二つ折り後に巻三つ折り(DM六つ折り)したマスクが図示される。しかし、DM六つ折りしたマスクでは、開いたとき短縁間(水平方向)に2本、長縁間(垂直方向)に1本の折目が皺(シワ)として表れ(特許文献1図8)、特に長縁間の折目、即ち縦皺は、マスク着用時に鼻筋に沿って表れ目立ち、美観上好ましくない。また、着用者鼻にマスクを密着させるためのノースワイヤを備えるマスクでは、マスク本体を長縁間の折目に沿って二つ折りするとノースワイヤも折り曲げる必要があり、マスク厚みが増大する。また、実際にマスクを開いて使用する際、収容時に長期間折曲げ状態が維持されたノースワイヤがその折曲箇所で破断するおそれがある。
【0004】
更に特許文献1では、透明の包装袋を使用するため、中身が確認できて好ましい一面もあるが、折り畳んだマスクは、必ずしも見た目が美しいものではない。即ち、透明の包装袋を用いると、マスクは不定形状であるため、折り畳んだ状態の折畳体は、搬送、詰込み、積層、圧縮、荷重、摩擦等により、透明包装袋内において、綺麗に折り畳んだ初期状態が崩れ、包装袋内のマスク外観がみすぼらしくなり、密封した内部の衛生状態は何ら変化が無いはずであるが、マスク使用前にそれを見た者は、包装袋開封前のマスクに不清潔な印象を抱く。更に、透明袋では劣化、黄ばみが生じる。このように、折り畳んだマスクを透明袋に収容する場合、使用者は、整然としていないマスクを透明袋から目視して、不衛生及び不清潔であるとの感覚を抱くおそれがある。
【0005】
特許文献2は、折畳み状態から長方形シート状に展開されるマスク本体の長手方向の両端に耳掛け紐が取付けられ、口及び鼻の部分を含む顔面を覆うマスクの折畳み構造を開示する。マスク本体には、複数本の折畳み線が巾方向に所定間隔をおいて長手方向に設けられ、各折畳み線において巾方向に沿って交互に逆方向に折り畳まれているマスクの折畳み構造が開示される。特許文献2は、側面視W型、即ち外四つ折りの折畳み構造を示す。
【0006】
特許文献2では、折り畳んだマスクを透明の収納袋に収納し、収納後、開口側の部分が折り返されて閉塞することを示し、また開口と反対側に空気を抜く切除部を示す(特許文献2段落0035及び図4)。即ち、特許文献2の折畳み構造では、収納袋の開口を溶着することはないため、収納袋の溶着時に耳紐と共に溶着する課題が存在しない。換言すると、特許文献2の折畳み構造では、耳紐をマスク本体で包摂せず外側に配置するため、開口を溶着する場合には、マスク挿入の際、収納袋内面との摩擦により開口付近に残る耳紐を収納袋と重ねて溶着する製造不良の課題はあり得るが、そもそも開口を溶着しないため、その課題を解決するための着想を特許文献2では開示も示唆もしない。
【0007】
また、特許文献2に示す収納袋には、開口を溶着密封することなく、また開口と反対側に切除部を備えるため、即ち収納袋の両端に通気孔を有する構造のため、空気が収納袋内に入り空気中の細菌、埃等により、収納されたマスクを汚染するおそれがある。更に、特許文献2では、前記特許文献1同様に、透明の収納袋を使用するため、中身のマスクの配置及び折畳構造が崩れたときに美観を損ね、また透明袋の黄ばみ、劣化等により、使用者は、マスク着用前に衛生的ではないとの印象を抱く。
【0008】
一方、折り畳んだマスクを不透明な包装袋に収容する場合、中身の状態を目視できないため、例えば個別包装のマスクに複数種のバリエーションがある場合、中身を区別する何等かの識別手段が必要になる(第1の課題)。また、マスク耳紐を包装袋と一緒に溶着した不良品を製造した場合、不透明な包装袋では内部の状況を目視できないため、耳紐を溶着しない絶対的な対策を予め講じなければならない(第2の課題)。図12は、不透明な包装袋130内に収容されたマスク101の耳紐106が、溶着箇所のエンドシール135において誤って溶着110された不良品のマスク収容体100を示す。図12では、不透明包装袋130の外側から目視できないマスク101及び耳紐106を点線で示す。以上より、不透明な包装袋にマスクを個別収容した場合、前記第1及び第2の課題が存在しそれらの課題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実用新案登録第3228666号公報
特開2014-226184公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで本発明は、マスクの清潔状態を維持しつつ美観性が高くコンパクトなマスク収容体及びその製造方法を提供することを目的とする。また、不透明な包装袋使用による従来の課題を解決するマスク収容体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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