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公開番号2025010833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113085
出願日2023-07-10
発明の名称人体用熱交換装置
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A41D 13/005 20060101AFI20250116BHJP(衣類)
要約【課題】人体用熱交換装置において、作業者の作業環境の改善を図る。
【解決手段】伝熱部および伝熱部に連結される流体循環ユニットを有する冷暖ユニットと、熱電素子を有する熱交換ユニットと、流体循環ユニットおよび熱電素子に電力を供給可能な電源部と、伝熱部と熱電素子が対向するように冷暖ユニットと熱交換ユニットとを着脱可能な着脱部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
伝熱部および前記伝熱部に連結される流体循環ユニットを有する冷暖ユニットと、
熱電素子を有する熱交換ユニットと、
前記流体循環ユニットおよび前記熱電素子に電力を供給可能な電源部と、
前記伝熱部と前記熱電素子が対向するように前記冷暖ユニットと前記熱交換ユニットとを着脱可能な着脱部と、
を備える人体用熱交換装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記流体循環ユニットは、前記伝熱部に接触して流体を貯留するタンクと、前記タンクに貯留された流体が循環する循環経路と、流体を前記循環経路に循環させるポンプとを有する、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。
【請求項3】
前記冷暖ユニットは、冷暖スーツに装着される、
請求項1または請求項2に記載の人体用熱交換装置。
【請求項4】
前記熱交換ユニットは、前記熱電素子に装着されるフィンと、前記フィンが配置される通風路と、前記通風路に送風するファンとを有する、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。
【請求項5】
前記電源部は、前記熱交換ユニットに設けられ、前記熱交換ユニットから前記冷暖ユニットに電力を供給可能な非接触式給電装置が設けられる、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。
【請求項6】
前記着脱部は、前記伝熱部と前記熱電素子が対向した位置で前記冷暖ユニットと前記熱交換ユニットとを連結する吸着部を有する、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。
【請求項7】
前記着脱部は、前記伝熱部と前記熱電素子が対向した位置で前記冷暖ユニットと前記熱交換ユニットとを連結する嵌合部を有する、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。
【請求項8】
前記着脱部は、前記冷暖ユニットと前記熱交換ユニットとが所定の位置で係止する係止装置を有する、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。
【請求項9】
前記熱交換ユニットは、前記熱電素子に対する電流を制御する制御装置と、前記制御装置に操作信号を送信する操作装置とを有する、
請求項1に記載の人体用熱交換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人体用熱交換装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
作業者が放射線の汚染環境下で各種の作業を行う場合、内部被ばくや身体汚染防止の観点から防護服を着用する。しかし、作業者が防護服を着用して作業を行う環境が、例えば、高温で高湿度であるとき、作業者の体力消耗や熱中症のリスクが非常に高く、作業内容によっては短時間しか作業を行うことができないおそれがある。そのため、例えば、ファンが装着された冷感衣服を着用することが考えられる。このような技術として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-113371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の空気調和ユニットは、ペルチェ素子と、ペルチェ素子に接合される金属板と、金属板に接合した状態で衣服の内側に配置される金属製の熱交換プレートとを備えるものである。しかし、放射線管理区域内での作業において、このような空調服の使用は認められていない。すなわち、衣服の外部と内部での空気の流通が認められておらず、衣服にファンが装着されていたとしても、衣服の内側で空気が循環するだけであり、作業者の身体を冷却することは困難である。また、放射線管理区域内で使用可能なエアラインスーツを着用することが考えられるが、エアラインスーツは、エアホースが連結されており、作業範囲が限定されてしまうという課題がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、作業者の作業環境の改善を図る人体用熱交換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の人体用熱交換装置は、伝熱部および前記伝熱部に連結される流体循環ユニットを有する冷暖ユニットと、熱電素子を有する熱交換ユニットと、前記流体循環ユニットおよび前記熱電素子に電力を供給可能な電源部と、前記伝熱部と前記熱電素子が対向するように前記冷暖ユニットと前記熱交換ユニットとを着脱可能な着脱部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の人体用熱交換装置によれば、作業者の作業環境の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態の人体用熱交換装置が装着された防護服を表す概略断面図である。
図2は、人体用熱交換装置の電気系統を表すブロック構成図である。
図3は、人体用熱交換装置が装着された防護服の変形例を表す概略断面図である。
図4は、作業者が冷暖スーツを装着した状態を表す概略図である。
図5は、冷暖スーツの上に放射線防護服を着用した状態を表す概略図である。
図6は、放射線防護服に熱交換ユニットを装着した状態を表す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
【0010】
<防護服>
図1は、本実施形態の人体用熱交換装置が装着された防護服を表す概略断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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