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公開番号
2025009260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112134
出願日
2023-07-07
発明の名称
メッキ装置
出願人
三菱重工業株式会社
,
下関鍍金株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C25D
17/12 20060101AFI20250110BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】被覆管の内周面側に安定的にメッキ加工を施すことが可能なメッキ装置を提供する。
【解決手段】メッキ装置は、軸線に沿って延びる筒状の被覆管の内周面にクロムメッキを施すためのメッキ装置であって、被覆管の一端側から他端側に向けてクロムを含むメッキ液を循環させる循環部と、被覆管の内部に挿通されている陽極棒と、被覆管の外周面を覆う線材からなる陰極としてのカバー電極と、陽極棒とカバー電極との間に電圧を印加する電圧印加部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線に沿って延びる筒状の被覆管の内周面にクロムメッキを施すためのメッキ装置であって、
前記被覆管の一端側から他端側に向けてクロムを含むメッキ液を循環させる循環部と、
前記被覆管の内部に挿通されている陽極棒と、
前記被覆管の外周面を覆う線材からなる陰極としてのカバー電極と、
前記陽極棒と前記カバー電極との間に電圧を印加する電圧印加部と、
を備えるメッキ装置。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記陽極棒は、前記軸線の位置に設けられ、かつ前記軸線方向に延びている請求項1に記載のメッキ装置。
【請求項3】
前記カバー電極は、金属材料で形成され、伸縮性を有することで、前記被覆管の外周面に接触するネットである請求項1又は2に記載のメッキ装置。
【請求項4】
前記カバー電極は、金属材料で形成され、前記被覆管の外周面上で前記軸線を中心とする螺旋状に旋回する金属性の線材である請求項1又は2に記載のメッキ装置。
【請求項5】
前記軸線方向は鉛直方向であり、
前記循環部は、
前記被覆管の上方である前記軸線方向一方側に設けられ、前記メッキ液が貯留される第一タンクと、
前記被覆管の下方である前記軸線方向他方側に設けられ、前記被覆管の内側を通過した前記メッキ液が貯留される第二タンクと、
を有する請求項1に記載のメッキ装置。
【請求項6】
前記循環部は、
前記第二タンクから前記被覆管を経て前記第一タンクに向かう方向に前記メッキ液を圧送するポンプと、
前記第一タンクと前記第二タンクを接続するとともに、前記被覆管の外側を通る還流流路と、
をさらに有する請求項5に記載のメッキ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、メッキ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
原子炉で用いられる燃料棒は、燃料棒被覆管(被覆管)と、この被覆管の内側に充填された燃料ペレットと、によって構成されている。現行の軽水減速・軽水冷却型原子炉の被覆管は、一般にジルコニウム合金で形成されており、その外表面にはスパッタリングまたはメッキによって形成されたクロム被膜の層を設ける技術が知られている。このクロム被膜を実現するための方法として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
下記特許文献1に係る技術では、真空チャンバー内の電極材に、ジルコニウム合金からなる管材を設置し、クロムからなるターゲット膜を管材の外周側に設置する準備工程と、電極材とターゲット膜との間に電圧を印加することで電界を形成する電界形成工程と、真空チャンバー内にアルゴンと窒素とを供給することで、管材の表面にアモルファス化した被膜を形成する被膜形成工程と、を含む。また、クロム被膜を形成する技術として、下記特許文献2に記載された技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-102894号公報
特開2022-057897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の方法では、被覆管の外周面に被膜を施すことは可能であるが、内周面に一定の厚さの被膜を施すことが難しい。また、メッキ液に浸漬する方法も考えられるが、被覆管が小径であることに起因して、内部にメッキ液が行き渡らず、安定的なメッキ加工を行うことに困難が生じていた。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、被覆管の内周面側に安定的にメッキ加工を施すことが可能なメッキ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係るメッキ装置は、軸線に沿って延びる筒状の被覆管の内周面にクロムメッキを施すためのメッキ装置であって、前記被覆管の一端側から他端側に向けてクロムを含むメッキ液を循環させる循環部と、前記被覆管の内部に挿通されている陽極棒と、前記被覆管の外周面を覆う線材からなる陰極としてのカバー電極と、前記陽極棒と前記カバー電極との間に電圧を印加する電圧印加部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示のメッキ装置によれば、被覆管の内周面側に安定的にメッキ加工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係るメッキ装置の構成を示す全体図である。
本開示の実施形態に係るメッキ装置の要部拡大断面図である。
本開示の実施形態に係るメッキ装置の第一変形例を示す全体図である。
本開示の実施形態に係るメッキ装置の第二変形例を示す全体図である。
本開示の実施形態に係るメッキ装置の第三変形例を示す全体図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(メッキ装置1の構成)
以下、本開示の実施形態に係るメッキ装置1について、図1と図2を参照して説明する。このメッキ装置1は、原子炉で用いられる核燃料棒被覆管(以下、単に被覆管100と呼ぶ。)に保護膜としてのクロムメッキを施すための装置である。特に、被覆管100の内周面にメッキ膜を形成するために好適に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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