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公開番号
2024177712
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096000
出願日
2023-06-12
発明の名称
エッジマスク接触判定方法
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
C25D
7/06 20060101AFI20241217BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】本発明は、接触の発生から接触の認定までのタイムラグを低減し、個別にエッジマスクの接触を判定できるエッジマスク接触判定方法を提供する。
【解決手段】本発明のエッジマスク接触判定方法は、一方向に延びる板状の電気メッキ対象物に対するエッジマスクの振動を測定する振動測定工程と、振動測定工程で測定した振動に基づいて、前記電気メッキ対象物と前記エッジマスクとの接触を判定する判定工程とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一方向に延びる板状の電気メッキ対象物に対するエッジマスクの振動を測定する振動測定工程と、
前記振動測定工程で測定した振動に基づいて、前記電気メッキ対象物と前記エッジマスクとの接触を判定する判定工程とを備える、
エッジマスク接触判定方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記判定工程は、前記振動測定工程で測定した振動に基づく測定値と所定の閾値とを比較し、同一の比較結果が所定の時間以上継続するか否かで前記判定を行う、
請求項1に記載のエッジマスク接触判定方法。
【請求項3】
前記電気メッキ対象物を電気メッキする電気メッキ装置の外部に、前記エッジマスクの振動を測定する振動測定装置を配設する配設工程をさらに備える、
請求項1に記載のエッジマスク接触判定方法。
【請求項4】
前記判定工程でエッジマスクの接触を判定した場合に、現在の位置から、前記電気メッキ対象物から離れる方向に、前記エッジマスクを移動するエッジマスク移動工程をさらに備える、
請求項1に記載のエッジマスク接触判定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気メッキ対象物とエッジマスクとの接触を判定するエッジマスク接触判定方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば鋼帯等の電気メッキ対象物に電気メッキする場合、エッジ部(端部)に電流が集中するために生じる、当該エッジ部を過多にメッキするエッジオーバーコートが知られている。このエッジオーバーコートの発生を抑止するために、例えば、特許文献1に開示されているような、エッジマスクが用いられる。このエッジマスクには、様々な形態があるが、エッジマスクは、大略、電気メッキ対象物のエッジ部の近傍に配置される、絶縁体で構成された部材を備えて構成される。これによって、前記エッジ部の電流集中を抑制することで、前記エッジオーバーコードの発生が抑止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-181592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一方向に延びる板状の電気メッキ対象物を、電気メッキ装置で電気メッキする場合、電気メッキ装置内における電気メッキ対象物とエッジマスクとを外部から見ることができないため、電気メッキ装置の入側および出側それぞれで電気メッキ対象物の各幅の各位置(入側幅位置および出側幅位置)が測定され、これら測定された入側幅位置の両端点それぞれと出側幅位置の両端点それぞれとを直線で結んだ1対の仮想線が前記電気メッキ対象物における幅方向の両端部(各エッジ部)とみなされ、これら1対の仮想線それぞれに対しエッジマスクの位置が決定される。電気メッキ装置は、一方向に比較的長く、電気メッキ対象物は、電気メッキ装置内を搬送されながら電気メッキされるので、電気メッキ対象物が蛇行すると、エッジマスクに電気メッキ対象物が接触してしまう。接触すると、エッジマスクが破損したり、電気メッキ対象物にキズが生じたりしてしまう。一方向に比較的長い電気メッキ装置には、前記一方向に沿って複数のエッジマスクが配置されることになるが、電気メッキ対象物に生じたキズは、電気メッキ装置から外部に出ないと視認できないので、接触の発生から接触の認定までにタイムラグが生じ、速やかな対処が行えない、また、複数のエッジマスクのいずれで接触が生じているかを判定できない。
【0005】
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、接触の発生から接触の認定までのタイムラグを低減し、個別にエッジマスクの接触を判定できるエッジマスク接触判定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかるエッジマスク接触判定方法は、一方向に延びる板状の電気メッキ対象物に対するエッジマスクの振動を測定する振動測定工程と、前記振動測定工程で測定した振動に基づいて、前記電気メッキ対象物と前記エッジマスクとの接触を判定する判定工程とを備える。
【0007】
このようなエッジマスク接触判定方法は、接触の発生で生じるエッジマスクの振動に基づいて接触を判定するので、接触の発生から接触の認定までのタイムラグを低減でき、前記エッジマスクの振動を振動測定工程で個別に測定するので、個別にエッジマスクの接触を判定できる。
【0008】
他の一態様では、上述のエッジマスク接触判定方法において、前記判定工程は、前記振動測定工程で測定した振動に基づく測定値と所定の閾値とを比較し、同一の比較結果が所定の時間以上継続するか否かで前記判定を行う。
【0009】
このようなエッジマスク接触判定方法は、同一の比較結果が所定の時間以上継続するか否かで前記判定を行うので、単発の比較結果で前記判定を行う場合に較べて、より適切に前記判定を行うことができる。
【0010】
他の一態様では、これら上述のエッジマスク接触判定方法において、前記電気メッキ対象物を電気メッキする電気メッキ装置の外部に、前記エッジマスクの振動を測定する振動測定装置を配設する配設工程をさらに備える。好ましくは、上述のエッジマスク接触判定方法において、前記配設工程は、前記電気メッキ装置の外部に臨み、エッジマスク位置を示すエッジマスク位置ゲージに前記振動測定装置を配設することで実施される。
(【0011】以降は省略されています)
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