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公開番号
2025027663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132653
出願日
2023-08-16
発明の名称
凸版原版及び凸版版面の作製方法
出願人
独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類
C25D
1/10 20060101AFI20250220BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】
凸原版から電鋳法によって複製版を剥離する際、凸原版への食らいつき抵抗が強く複製版に歪み等が発生する事象を解決するため、電鋳剥離性を向上させた凸版原版及び凸版版面の作製方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
電鋳法により凸版版面を複製するために用いられる凸版原版において、ベース基材の表面の一部に凸形状の模様部を有し、模様部の凸部からベース基材の表面に向かって傾斜した傾斜部を備える構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電鋳法により凸版版面を複製するために用いられる凸版原版であって、ベース基材の表面の一部に凸形状の模様部を有し、前記模様部の凸部から前記ベース基材の表面に向かって傾斜した傾斜部を備えることを特徴とする凸版原版。
続きを表示(約 66 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の凸版原版を用いて、電鋳法により複製版面を作製することを特徴とする凸版版面の作製方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、凸版原版及び凸版版面の作製方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
凸原版の作製方法の一つとして、腐食製法が挙げられる。腐食製法を行うために、まず、文字組版、イラスト作成、レイアウト等の印刷物製作に必要な作業をパーソナルコンピュータで統合的に行うDTP(Desk Top Publishing)システムによって模様を作成する。その後、レーザセッターにて模様を出力したフィルム原版からガラス乾板に密着反転し、模様が入ったガラス乾板を黄銅版に密着させ模様の焼付を行い、次に腐食製版法にて非画線部を腐食溶解させて凸画線を形成する方法で作製される。
【0003】
しかしながら、腐食工程は、当該工程に必要な感光材料が製造中止になる等、入手困難となる事象が発生している。さらに、危険物を伴った薬品類で製造するため、作業に危険が伴い、環境的にも推奨されなくなった。
【0004】
また、腐食製法で作製した模様は、その特質な製法を伴うことから画線幅及び画線深度に誤差が生じやすく、品質保証を確約することが技術的に難しいため、専門のスキルを要していた。
【0005】
そこで、腐食製法の代替として、機械彫刻による切削加工方法がある。機械彫刻は、彫刻プログラムを作製後、印面内の画線を、エンドミルを用いて加工を行うことで凸画線を形成し凸原版を作製する方法である。その後、凸原版から複製版の作製が必要な場合は、ニッケル電鋳法が用いられる。
【0006】
機械彫刻の後に電鋳法を行う製法として、濃淡のある写真等を原型に忠実に彫刻するため、原型へ自動で彫刻する彫刻工程と、原型を陰極とし電鋳でポジ型を作製する電鋳ポジ型作成工程と、電鋳ポジ型から電鋳で複数のネガ型を作製する電鋳ネガ型作成工程と、複数の電鋳ネガ型を集合させる集合工程によって電鋳型を作製する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
しかしながら、凸原版から電鋳法によって複製版を剥離する際、図1に示すような凸原版(100)への食らいつき抵抗が強く、剥離性に支障が生じて複製版に歪み等が発生し、損版としての扱いになってしまうことから、コスト削減及び作業負荷の減少に課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2001-115292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は上記事情に鑑み、凸原版から電鋳法によって複製版を剥離する際、凸原版への食らいつき抵抗が強く複製版に歪み等が発生する事象を解決するため、電鋳剥離性を向上させた凸原版及びその作製方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明における凸版原版は、電鋳法により凸版版面を複製するために用いられる凸版原版であって、ベース基材の表面の一部に凸形状の模様部を有し、模様部の凸部からベース基材の表面に向かって傾斜した傾斜部を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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