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公開番号
2025009395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112378
出願日
2023-07-07
発明の名称
濃度管理設備及び濃度管理方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G21F
9/06 20060101AFI20250110BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】放射性物質を含むスラリーを安定した濃度で下流側に供給する。
【解決手段】濃度管理設備は、放射性廃棄物である樹脂が水と混合されたスラリーを貯留するタンクと、タンクにスラリーを供給する第1管路と、第1管路のスラリーの樹脂濃度を測定する濃度計と、濃度計の計測結果に基づいて、タンク中の樹脂濃度を調整する濃度調整機構と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
放射性廃棄物である樹脂が水と混合されたスラリーを貯留するタンクと、
前記タンクにスラリーを供給する第1管路と、
前記第1管路のスラリーの樹脂濃度を測定する濃度計と、
前記濃度計の計測結果に基づいて、前記タンク中の樹脂濃度を調整する濃度調整機構と、を備える濃度管理設備。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記タンクは、前記タンク内に前記タンク内の前記スラリーの樹脂濃度を測定するレベル計を備え、
前記濃度調整機構は、前記濃度計と前記レベル計の計測結果に基づいて、前記タンク中の樹脂の濃度を調整する
請求項1に記載の濃度管理設備。
【請求項3】
前記タンクに接続され、前記スラリーを、前記スラリーに含まれる前記水と前記樹脂とを分離する脱水機に供給する第2管路を有する、
請求項1又は2に記載の濃度管理設備。
【請求項4】
前記濃度調整機構は、前記濃度計の計測結果の積算でスラリーの濃度を算出する
請求項1又は2に記載の濃度管理設備。
【請求項5】
前記濃度調整機構は、前記第1管路に接続され、前記スラリーを前記タンクに送り出す第1ポンプを備え、
前記第1ポンプは、前記濃度計における前記スラリーの濃度の測定値に基づいて、作動又は停止し、前記タンク内の樹脂濃度を調整する
請求項1又は2に記載の濃度管理設備。
【請求項6】
前記濃度調整機構は、前記タンク内にフィルタと前記タンクに水を供給する水供給部とを備え、
前記タンクの前記樹脂濃度が所定の樹脂濃度よりも低い場合には、前記フィルタを介して、前記水を排水することで、前記スラリーの樹脂濃度を上昇させ、前記スラリーの濃度が前記所定の樹脂濃度よりも高い場合は、前記水供給部で前記タンク内に水を供給し、前記スラリーの濃度を低下させる、
請求項1又は2に記載の濃度管理設備。
【請求項7】
放射性廃棄物である樹脂が水と混合されたスラリーをタンクに供給するステップと、
前記タンクに供給するスラリーの樹脂濃度を測定するステップと、
前記樹脂の濃度の測定結果に基づいて前記タンク内の樹脂濃度を調整するステップと、
を含む、
濃度管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、濃度管理設備及び濃度管理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電所等の原子力施設では、放射性物質を含む放射性廃棄物が発生する。放射性廃棄物は、放射性物質が周囲に影響を与えない状態としつつ処理する。例えば、特許文献1には、スラッジ状の放射性廃棄物を攪拌してスラリー状にし、スラリー中の放射能濃度を測定し、この測定値に基づいて、水の量またはスラリーの量を加減し均一セメント固化体を製造する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2799074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、放射能濃度の計測値に基づいて、水の量またはスラリーの量を調整している。このため、スラリーに含まれるスラッジの濃度が安定しない可能性がある。また、スラッジ以外の放射性物質と水を混合し、スラリー化して処理する場合も、処理対象の液体の濃度が変動すると後処理で均一の処理ができない可能性がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、放射性物質を含むスラリーを安定した濃度で下流側に供給する濃度管理設備及び濃度管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る濃度管理設備は、放射性廃棄物である樹脂が水と混合されたスラリーを貯留するタンクと、前記タンクにスラリーを供給する第1管路と、前記第1管路のスラリーの樹脂濃度を測定する濃度計と、前記濃度計の計測結果に基づいて、前記タンク中の樹脂濃度を調整する濃度調整機構と、を備える。
【0007】
本開示に係る濃度管理方法は、放射性廃棄物である樹脂が水と混合されたスラリーをタンクに供給するステップと、前記タンクに供給するスラリーの樹脂濃度を測定するステップと、前記樹脂の濃度の測定結果に基づいて前記タンク内の樹脂濃度を調整するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、放射性物質を含むスラリーを安定した濃度で下流側に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る濃度管理設備の模式図である。
図2は、実施形態に係る濃度管理設備の濃度管理方法の一例を示すフローチャートである。
図3は、実施形態に係るタンクにおける処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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