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公開番号
2025008480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110692
出願日
2023-07-05
発明の名称
フローセル、計測装置、及び細胞培養システム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
21/05 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約
【課題】培養液中の細胞数をさらに正確に計数することが可能なフローセル、計測装置、及び細胞培養システムを提供する。
【解決手段】フローセルは、第一方向に照射される第一の光、及び第二方向に照射される第二の光の吸収率に基づいて溶液を分析するためのフローセルであって、第一の光が透過する第一受光面、第一方向における第一受光面の反対側に設けられた第一出光面、第二の光が透過する第二受光面、及び第二方向における第二受光面の反対側に設けられた第二出光面を有し、第一受光面、第一出光面、第二受光面、及び第二出光面の内側で溶液が流通する流路を形成するセル本体を備え、溶液が流通する方向からの平面視において、第一方向、及び第二方向は互いに交差し、第一受光面から第一出光面までの距離と、第二受光面から第二出光面までの距離とが互いに異なっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第一方向に照射される第一の光、及び第二方向に照射される第二の光の吸収率に基づいて溶液を分析するためのフローセルであって、
前記第一の光が透過する第一受光面、前記第一方向における前記第一受光面の反対側に設けられた第一出光面、前記第二の光が透過する第二受光面、及び前記第二方向における前記第二受光面の反対側に設けられた第二出光面を有し、前記第一受光面、前記第一出光面、前記第二受光面、及び前記第二出光面の内側で前記溶液が流通する流路を形成するセル本体を備え、
前記溶液が流通する方向からの平面視において、前記第一方向、及び前記第二方向は互いに交差し、
前記第一受光面から前記第一出光面までの距離と、前記第二受光面から前記第二出光面までの距離とが互いに異なっているフローセル。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記第一方向、及び前記第二方向は互いに直交し、これら第一方向、及び第二方向に直交する第三方向から見て、前記流路は十字型をなしている請求項1に記載のフローセル。
【請求項3】
前記第一方向、及び前記第二方向は互いに直交し、これら第一方向、及び第二方向に直交する第三方向から見て、前記流路は少なくとも前記第一受光面、及び前記第二受光面を辺部とする多角形状をなしている請求項1に記載のフローセル。
【請求項4】
前記第一方向、及び前記第二方向は互いに直交し、これら第一方向、及び第二方向に直交する第三方向から見て、前記流路は前記第一方向、及び前記第二方向のいずれか一方を長軸とし、他方を短軸とする楕円形状をなしている請求項1に記載のフローセル。
【請求項5】
前記セル本体を、前記第一方向、及び前記第二方向に直交する第三方向に延びる回転軸回りに回転可能に支持する回転駆動部をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載のフローセル。
【請求項6】
前記第一の光を生成する第一光源、及び前記第二の光を生成する第二光源の少なくとも一方と、
請求項1に記載のフローセルと、
を備える計測装置。
【請求項7】
前記溶液としての培養液が入ったフラスコが収容される培養エリアを形成するインキュベータと、
前記フラスコに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、
前記培養エリア及び前記液操作エリアのぞれぞれで前記フラスコを搬送可能な搬送装置と、
前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間で前記フラスコを移送可能なパスボックスと、
前記クリーンベンチで前記フラスコから分注された前記培養液が導入される請求項6に記載の計測装置と、
を備える細胞培養システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フローセル、計測装置、及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無菌状態の環境下で培養液に対して分注処理等の各種の操作を行うアイソレータ(クリーンベンチ)、及び温度・湿度、二酸化炭素濃度等が管理された適切な環境下で細胞培養が行われるインキュベータを備えた細胞培養システムが開示されている。
【0003】
この種の細胞培養システムでは、要所で培養液中に含まれる細胞の数を計数する必要がある。従来、このような計数を行うために、フローセルを用いた装置が用いられている。フローセル内部には培養液が流れる流路が形成され、流路内に光源から発せられた光を照射した際の光の吸収率(吸光度)に基づいて培養液の濁度を計測し、当該濁度の値から細胞数を推定するという技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3203002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、培養液の濁度と細胞数(つまり、培養液の濃度)は原則的に比例関係にあるが、細胞数が過度に多いと濁度との比例関係が崩れてしまう。そのため、上記のフローセルを用いる場合には、濁度と細胞数が比例関係にある濃度領域で計測された際の濁度を正式な指標として用いる必要がある。しかしながら、従来はこのような課題に対する十分な措置が取られておらず、細胞数の正確な把握に困難を生じる場合があった。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、溶液の分析をより正確に行うことが可能なフローセル、計測装置、及び細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係るフローセルは、第一方向に照射される第一の光、及び第二方向に照射される第二の光の吸収率に基づいて溶液を分析するためのフローセルであって、前記第一の光が透過する第一受光面、前記第一方向における前記第一受光面の反対側に設けられた第一出光面、前記第二の光が透過する第二受光面、及び前記第二方向における前記第二受光面の反対側に設けられた第二出光面を有し、前記第一受光面、前記第一出光面、前記第二受光面、及び前記第二出光面の内側で前記溶液が流通する流路を形成するセル本体を備え、前記溶液が流通する方向からの平面視において、前記第一方向、及び前記第二方向は互いに交差し、前記第一受光面から前記第一出光面までの距離と、前記第二受光面から前記第二出光面までの距離とが互いに異なっている。
【0008】
本開示に係る計測装置は、前記第一の光を生成する第一光源、及び前記第二の光を生成する第二光源の少なくとも一方と、上記のフローセルと、を備える。
【0009】
本開示に係る細胞培養システムは、前記溶液としての培養液が入ったフラスコが収容される培養エリアを形成するインキュベータと、前記フラスコに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記培養エリア及び前記液操作エリアのぞれぞれで前記フラスコを搬送可能な搬送装置と、前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間で前記フラスコユニットを移送可能なパスボックスと、前記クリーンベンチで前記フラスコから分注された前記培養液が導入される上記の計測装置と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示のフローセル、計測装置、及び、細胞培養システムによれば、溶液の分析をより正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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