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公開番号
2025008591
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110871
出願日
2023-07-05
発明の名称
パスボックス及び細胞培養システム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】第一の室と第二の室との間でコンタミネーションが生じる可能性をさらに低減させることが可能なパスボックスを提供する。
【解決手段】パスボックスは、第一の環境を有する第一の室と、第二の環境を有する第二の室と、第一の室、及び第二の室にそれぞれ連通するとともに、第一の室、及び第二の室の間に設けられたボックス本体と、第一の室とボックス本体との間の開閉状態を切り替える第一のドアと、第二の室とボックス本体との間の開閉状態を切り替える第二のドアと、ボックス本体内に設けられて、培養容器を第一の室と第二の室との間で搬送する搬送機構と、搬送機構の動作、第一のドア、及び第二のドアの動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、ドアの開閉状態を切り替える開閉部と、ドアの開閉状態を判定する判定部と、開閉部は、判定部がドアのいずれか一方が閉状態にあると判定した際に、他方を開状態とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の環境を有する第一の室と、
前記第一の環境とは異なる第二の環境を有する第二の室と、
前記第一の室、及び前記第二の室にそれぞれ連通するとともに、前記第一の室、及び前記第二の室の間に設けられたボックス本体と、
前記第一の室と前記ボックス本体との間の開閉状態を切り替える第一のドアと、
前記第二の室と前記ボックス本体との間の開閉状態を切り替える第二のドアと、
前記ボックス本体内に設けられて、培養容器を前記第一の室と前記第二の室との間で搬送する搬送機構と、
該搬送機構の動作、前記第一のドア、及び前記第二のドアの動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第一のドア、及び前記第二のドアの開閉状態を切り替える開閉部と、
前記第一のドア、及び前記第二のドアの開閉状態を判定する判定部と、
前記開閉部は、前記判定部が前記第一のドア、及び前記第二のドアのいずれか一方が閉状態にあると判定した際に、他方を開状態とするパスボックス。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第一の室、及び前記第二の室の間で、前記搬送機構の搬送速度が変化するように調節する調節部を有する請求項1に記載のパスボックス。
【請求項3】
前記調節部は、前記第一の室、及び前記第二の室の間で、前記搬送機構が搬送と停止とを繰り返すように構成されている請求項2に記載のパスボックス。
【請求項4】
前記搬送機構は、
前記パスボックス内に設けられ、上下方向に延びるアーム回動軸回りに回動可能な出力軸を有するアーム駆動部と、
該アーム駆動部によって回転駆動可能に支持され、前記第一の室、及び前記第二の室との間で、前記アーム回動軸回りに回動するアームと、
該アームに設けられ、前記培養容器を保持可能な保持部と、
を有し、
前記制御部は、前記アームが前記第一の室、及び前記第二の室の間を回動する際に、角速度を変化させる請求項1から3のいずれか一項に記載のパスボックス。
【請求項5】
前記保持部は、
前記アームに設けられ、上下方向に延びる中心軸を中心とする円形をなすとともに、下方に向かって凹む凹面部を有する受け皿部と、
該受け皿部の前記凹面部に嵌合する凸面部を有するとともに、前記培養容器を保持可能な可動皿部と、
前記アームに対して、前記可動皿部を前記中心軸に対する直径方向から対向する少なくも2か所で支持する弾性部材と、
を有する請求項4に記載のパスボックス。
【請求項6】
前記保持部は、
前記培養容器を保持可能な保持部本体と、
該保持部本体を上下方向に延びる自身の中心軸回りに回転させる回転駆動部と、
を有する請求項4に記載のパスボックス。
【請求項7】
前記搬送機構は、
前記第一の室と前記第二の室とを結ぶ搬送方向に延びるとともに、前記培養容器を前記搬送方向に移動可能な直動部を有し、
前記制御部は、前記直動部の搬送速度を制御する請求項1から3のいずれか一項に記載のパスボックス。
【請求項8】
フラスコが収容される培養エリアを形成するインキュベータと、
前記フラスコに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、
前記培養エリア及び前記液操作エリアのぞれぞれで前記フラスコを搬送可能な搬送装置と、
前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間で前記フラスコを受け渡し可能な請求項1に記載のパスボックスと、
を備える細胞培養システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、パスボックス及び細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、培養容器を2つの地点間で搬送するための搬送機構が開示されている。従来は、このような搬送機構を用いて、細胞を培養するための第一の室(インキュベータ)と、細胞に各種の処理を加えるための第二の室(クリーンベンチ)との間で培養容器を順次移動させる技術が提唱されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4778984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、培養容器を移動させるに当たっては、第一の室(インキュベータ)と第二の室(クリーンベンチ)との間で、雰囲気や各種の環境条件が入り混じってしまう事態(コンタミネーション)を極力回避する必要がある。しかしながら、従来はこのようなコンタミネーション回避に関する措置が十分に講じられていなかった。このため、コンタミネーションが生じる可能性をさらに低減させることが可能な技術に対する要請が高まっていた。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、第一の室と第二の室との間でコンタミネーションが生じる可能性をさらに低減させることが可能なパスボックスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るパスボックスは、第一の環境を有する第一の室と、前記第一の環境とは異なる第二の環境を有する第二の室と、前記第一の室、及び前記第二の室にそれぞれ連通するとともに、前記第一の室、及び前記第二の室の間に設けられたボックス本体と、前記第一の室と前記ボックス本体との間の開閉状態を切り替える第一のドアと、前記第二の室と前記ボックス本体との間の開閉状態を切り替える第二のドアと、前記ボックス本体内に設けられて、培養容器を前記第一の室と前記第二の室との間で搬送する搬送機構と、該搬送機構の動作、前記第一のドア、及び前記第二のドアの動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第一のドア、及び前記第二のドアの開閉状態を切り替える開閉部と、前記第一のドア、及び前記第二のドアの開閉状態を判定する判定部と、前記開閉部は、前記判定部が前記第一のドア、及び前記第二のドアのいずれか一方が閉状態にあると判定した際に、他方を開状態とする。
【0007】
本開示に係る細胞培養システムは、フラスコが収容される培養エリアを形成するインキュベータと、前記フラスコに対して分注操作を行う液操作エリアを形成するクリーンベンチと、前記培養エリア及び前記液操作エリアのぞれぞれで前記フラスコを搬送可能な搬送装置と、前記インキュベータと前記クリーンベンチとの間で前記フラスコを受け渡し可能なパスボックスと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示のパスボックス及び細胞培養システムによれば、第一の室と第二の室との間でコンタミネーションが生じる可能性をさらに低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示す模式的な平面図である。
本開示の第一実施形態に係るパスボックスの構成を示す平面図である。
本開示の第一実施形態に係るアームの移動時における角速度の変化を表すグラフである。
本開示の第一実施形態に係る制御部の機能ブロック図である。
本開示の第一実施形態に係る制御部の制御フローを示すフローチャートである。
本開示の第一実施形態の変形例に係るアームの移動時における角速度の変化を表すグラフである。
本開示の第二実施形態に係るパスボックスの要部構成を示す側面図である。
本開示の第三実施形態に係るパスボックスの要部構成を示す側面図である。
本開示の各実施形態に共通する変形例に係るパスボックスの要部構成を示す平面図である。
本開示の各実施形態に係る制御部のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示の第一実施形態について図1~図6を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の細胞培養システム100は、フラスコユニット1を処理単位として、細胞培養や培養後の細胞の分析等を行うシステムであって、これらの処理は、例えば無人かつ自動で行われる。
(【0011】以降は省略されています)
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