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公開番号2025007461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108882
出願日2023-06-30
発明の名称流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B01D 53/04 20060101AFI20250109BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】より高い効率で対象成分を吸着することが可能な流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置を提供する。
【解決手段】流路形成プレートは、ガス吸着ユニットの流路を形成するために用いられる流路形成プレートであって、板厚方向に延びる複数の孔部を有する多孔板と、各孔部の内側を埋めるようにして配置されたガス吸着剤と、を備え、多孔板は、ガス吸着剤の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料によって形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ガス吸着ユニットの流路を形成するために用いられる流路形成プレートであって、
板厚方向に延びる複数の孔部を有する多孔板と、
各前記孔部の内側を埋めるようにして配置されたガス吸着剤と、
を備え、
前記多孔板は、前記ガス吸着剤の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料によって形成されている流路形成プレート。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記多孔板は、前記ガス吸着剤よりも高い剛性を有する請求項1に記載の流路形成プレート。
【請求項3】
前記多孔板は、メタルラスである請求項1又は2に記載の流路形成プレート。
【請求項4】
前記多孔板は、前記板厚方向の両側で外部に露出している請求項1又は2に記載の流路形成プレート。
【請求項5】
前記ガス吸着剤は、前記板厚方向に沿う断面視で、前記板厚方向における前記多孔板の両側にさらに設けられている請求項1又は2に記載の流路形成プレート。
【請求項6】
前記板厚方向に間隔をあけて配置されることで間に前記流路を形成する複数の請求項1に記載の流路形成プレートと、
該複数の流路形成プレートを外側から保持するケーシングと、
を備えるガス吸着ユニット。
【請求項7】
前記板厚方向に隣接する一対の前記流路形成プレート同士の間に設けられ、前記板厚方向に凹凸となるように湾曲するとともに、凸部の頂部が前記一対の流路形成プレートのいずれか一方に当接している他の前記流路形成プレートをさらに備える請求項6に記載のガス吸着ユニット。
【請求項8】
前記流路内では、前記多孔板の面方向に沿ってガスが流れるように構成されている請求項6又は7に記載のガス吸着ユニット。
【請求項9】
吸着対象の成分を含むガスが流れるガス供給流路と、
該ガス供給流路上に設けられた請求項6又は7に記載のガス吸着ユニットと、
該ガス吸着ユニットに併設されて、前記ガス吸着剤の温度を調節する温度調節部と、
を備えるガス吸着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば二酸化炭素等をガス中から選択的に回収するために、種々のガス吸着装置がこれまでに提唱されている。下記特許文献1には、熱媒が流通する伝熱管と、この伝熱管の周囲に充填された粒状の吸着剤と、を備えるガス吸着装置が開示されている。例えばガス中から二酸化炭素を吸着する場合、吸着剤としてはアミンを多孔質材や樹脂に含侵させたものが好適に用いられる。吸着剤の温度を熱媒の熱によって調節しつつガスをガス吸着装置内に流通させることで、ガス中の二酸化炭素が吸着剤に吸脱着できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9751039号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に係る技術では、伝熱管から離れた領域にある吸着剤には熱が効率的に伝わらず、温度調節が難しいという課題がある。結果として、吸着剤の吸着性能を最大限に活用しきれなくなり、ガス吸着装置の効率が低下してしまう。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より高い効率で対象成分を吸脱着することが可能な流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る流路形成プレートは、ガス吸着ユニットの流路を形成するために用いられる流路形成プレートであって、板厚方向に延びる複数の孔部を有する多孔板と、各前記孔部の内側を埋めるようにして配置されたガス吸着剤と、を備え、前記多孔板は、前記ガス吸着剤の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する材料によって形成されている。
【0007】
本開示に係るガス吸着ユニットは、前記板厚方向に間隔をあけて配置されることで間に前記流路を形成する複数の流路形成プレートと、該複数の流路形成プレートを外側から保持するケーシングと、を備える。
【0008】
本開示に係るガス吸着装置は、吸着対象の成分を含むガスが流れるガス供給流路と、該ガス供給流路上に設けられたガス吸着ユニットと、該ガス吸着ユニットに併設されて、前記吸着剤の温度を調節する温度調節部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、より高い効率で対象成分を吸脱着することが可能な流路形成プレート、ガス吸着ユニット、及びガス吸着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係るガス吸着装置の構成を示す断面図である。
本開示の実施形態に係るガス吸着ユニットの構成を示す正面図である。
本開示の実施形態に係る流路形成プレートの構成を示す平面図である。
本開示の実施形態に係る流路形成プレートの構成を示す断面図である。
本開示の実施形態に係る流路形成プレートの変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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