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公開番号2024094267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2023206519
出願日2023-12-06
発明の名称帯カバー
出願人個人
代理人
主分類A41F 19/00 20060101AFI20240702BHJP(衣類)
要約【課題】和服帯に着脱が可能で、簡単で確実な装着ができ、和服帯と装飾品のどちらも傷つけず形状が何通りにも変化する実用的で装飾性にも優れた帯カバーを提供する。
【解決手段】和服帯用の帯カバーに、レース生地のような薄くて華奢な生地を単体で装着することは不可能であった。しかし、装着用の固定具が既に帯カバー本体に固着されているので、誰でも簡単に確実な装着ができる。その上、様々な和装帯の形状にも対応出来る装飾用の帯カバーが完成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
和服帯に着脱可能に取り付けられる帯カバー(3)であって、帯カバー本体(3a)と、前記帯カバー本体の裏面側(3b)における長手方向の両端部(3e・3f)にそれぞれ設けられた固定具(5)とを備え、前記固定具(5)は、前記帯カバー本体の短手方向に延びるように基端部(5b)が前記帯カバー本体(3a)に固定された1または複数の突条部(5a)を有しており、前記突条部(5a)が和服帯の上縁部(2c)に取り付けられることにより、前記帯カバー本体の縁部(3d)が和服帯の裏側にある状態で、当該和服帯の上縁部(2c)を跨ぐように前記帯カバー本体(3a)を短手方向に折り返すことで、和服帯の表側(2a)の少なくとも一部を前記帯カバー本体(3a)により覆うことができる帯カバー(3)。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記突条部(5a)は、幅方向に弾性変形可能となるように、可撓性の線状体を屈曲させた形状を有する請求項1に記載の帯カバー(3)。
【請求項3】
前記突条部(5a)は、単一の前記線状体を屈曲させることにより複数連接されている請求項2に記載の帯カバー(3)。
【請求項4】
前記固定具(5)は、前記突条部の基端部(5b)が前記帯カバー本体(3a)の短手方向に互いに対向するように前記帯カバー本体の長手方向両端部(3e・3f)のそれぞれに複数設けられている請求項1に記載の帯カバー(3)。
【請求項5】
前記帯カバー本体(3a)は、長手方向に延びる縁部(3d)が非伸縮性の補強帯(4)によって補強された補強部(4a)が形成されており、前記固定具(5)は、前記補強部(4a)に固定されている請求項1に記載の帯カバー(3)。
【請求項6】
前記固定具(5)は、前記補強部(4a)に沿って間隔をあけて複数設けられている請求項5に記載の帯カバー(3)。
【請求項7】
前記帯カバー本体(3a)は、互いに重なり合う状態で前記補強部(4a)に長手方向に沿って連接された複数の重畳帯(3h)を備えており、複数の前記重畳帯(3h)のいずれかを前記補強部(4a)との境界線(4b)で折り返すことにより、前記帯カバー本体(3a)を広げることができる請求項5に記載の帯カバー(3)。
【請求項8】
複数の前記重畳帯(3h)は、短手方向の長さが互いに相違する請求項7に記載の帯カバー(3)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は和服(1)を着用時に、和服(1)の上から胴の位置に巻かれた和服帯(2)において、着脱可能に取り付けられる帯カバー(3)であり、簡単に短時間で脱着が出来る上に多様な使用方法と美しい装飾性を兼ね備えた帯カバー(3)に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
和服(1)には帯(2)が必須であり、その役目は着物の着崩れを防止する為であり、洋服のベルトと同様である。そして、帯幅はベルトより格段に広い幅で形成されており、機能性は勿論のことながらベルト以上に大きな容積を占める存在である。和服姿の中央部の胴周りに位置し、目立つ部分でもあるので和服姿を美しく飾る装飾品でもある。その上、体の背面側の帯には和服姿のポイントとなる視認性が高い帯結びが構成されている。しかしながら、体の正面側の帯は所作の邪魔になるので大掛かりな飾りは装着できず、かろうじて帯状の帯飾に帯留めを工夫した発明がある。(特許文献1)そして、この発明は従来からある細い帯締め用の装飾品である。
【0003】
このように、帯の飾りは帯の上に装飾用の紐を巻くのが唯一の方法であった。しかし、体の正面で帯の前側だけで装着できる装飾品が求められてきた。
【0004】
又、体の正面側の帯は、その位置が衿元の直ぐ下にある上に、和服より前に少し飛び出た状態で装着されているので、和服姿で飲食をした場合には食べ物の汚れを受け止める部分になっている。そこで、和服姿で食事をする時は、帯の上端線にハンカチやナプキンを挟んで、食べ物が上から落ちてきた場合の汚れを防いでいる食事姿がよく見受けられる。帯の上端部の汚れが防止できて、尚且つ装飾性のある発明のレース付き帯板である(特許文献2)。着物の着付け時に使う帯板の上部にレースを固着しており、上から帯を巻いた後にレース部分を帯の上から出して、汚れ防止と、装飾性の両面を解決している。が、脱着が可能というわけではなく、装飾のレースの部分が汚れてしまった場合、帯板から取り外すことは出来ない上に、汚れたレース部分が邪魔になって、帯板としての使用もできなくなるという問題がある。
【0005】
そして、帯に帯以外の物品を縫着し、帯と装飾品を一体化させる発明としては、帯自体の表生地と裏生地の両端の縫い合わせ部分に、装飾を施した紐状の物品を挟み込んで縫着し、帯として形成し、体に帯を撒いた時には体の正面の帯の上端部から長手方向に装飾部分が見える発明がある。(特許文献3)しかしながら、個別の帯自体の形状を変えてしまう発明では、個別の帯だけのアレンジにしかならない。
【0006】
そこで、発明の物品自体を脱着できて、尚且つ、装飾性を兼ね備えた発明が開示されている。帯を体に巻いて出来上がった帯に後から、体の正面の帯胴部に装飾布を差し入れて、帯の上端部から装飾布の一部を見せ、又、後帯の太鼓の中にも装飾布を差し入れて帯の太鼓から装飾布の一部を見せるという発明がある。結んだ帯の間に装飾布を入れて帯の間に挟むという発明である。(特許文献4)
【0007】
上記の発明の装飾布は脱着可能で、どの帯にでも使用できる。そして、装飾性もあるので、従来から要望されていた帯の装飾品の発明である。しかしながら、装飾布を巻いて出来上がった帯に差し込むだけという装着方法は無謀である。ずり落ちて美しい状態を保てない、さらに、帯から装飾布がぶら下がった状態になる、もしくは知らない間に何処かに落としたなどという問題が発生する可能性が大なので実用的ではない。解決するには、和服帯に装飾布をピンで止めるか、又は少しでも縫着して装着状態を維持する必要があり、和服帯、装飾布のどちらも傷付けてしまうことになる。
【0008】
よって、従来から和服帯に装飾品を装着する方法としては、単独で独立している金具で和服帯と装飾品の両方を重ね留めした状態で装着する方法が取られていた。しかし、個々の位置で金具を使って装着をしても、金具に負荷が掛かり、直ぐに金具が外れて落ちるので、和服帯と装飾品を最良の位置で持続しての重ね留めは不可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実開平5-4810号 帯状の帯飾り
実用新案登録3123916号 レース付き帯板
特開平10-245706号 縁飾り付の帯
登実03003868号 装飾布付帯
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、体に巻きつけた和服帯に装飾品を着脱可能に取り付ける方法の解決である。従来技術としては、紐やゴム等で帯の上から巻き付ける方法は大掛かりで煩わしい仕様である上に、紐等は緩みやすくズリ落ちてしまう。又、独立した金具を用いて和服帯と装飾品の両方を重ね留めする方法は、和服帯の生地の厚さという負荷が多く、金具が直ぐに外れて落ちてしまう。つまり、どちらも確実な装着ができないので、装飾品の装着は美しい状態で維持できないという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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