TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024130934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040907
出願日2023-03-15
発明の名称空調衣服
出願人株式会社金星
代理人個人,個人,個人
主分類A41D 13/002 20060101AFI20240920BHJP(衣類)
要約【課題】着用者が当該空調衣服を着用した状態で、通常のシャツとして使用する通常モードと、当該空調衣服内において着用者の背中との間に流れる気流の所望の気流通路を確保する空調モードと、をより簡単に切り替えることが可能な空調衣服を提供する。
【解決手段】空調衣服は、着用者に着用可能である衣服本体と、衣服本体の後部に設けられるとともに、衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する空調穴を有する取付部であって、空調穴を介して外気を空調衣服の内側に取り込む温度調整装置を脱着可能な取付部と、衣服本体の上端に設けられ、着用者に着用された状態で着用者の首の後方の少なくとも一部を覆うカラー部であって、着用者の首の後方とカラー部の内側面との間の通気空間の大きさを調整する通気空間調整部を有する、カラー部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
着用者に着用された状態において前記着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服であって、
前記着用者に着用可能である衣服本体であって、前記着用者に着用された状態で、前記着用者の胸部及び腹部に対向するように前方に位置する前部及び前記着用者の背中に対向するように後方に位置する後部を備えた、衣服本体と、
前記衣服本体の前記後部に設けられるとともに、前記衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する空調穴を有する取付部であって、前記空調穴を介して外気を前記空調衣服の内側に取り込む温度調整装置を脱着可能な取付部と、
前記衣服本体の上端に設けられ、前記着用者に着用された状態で前記着用者の首の後方の少なくとも一部を覆うカラー部であって、前記着用者の首の後方と前記カラー部の内側面との間の通気空間の大きさを調整する通気空間調整部を有する、カラー部と、
を備え、
前記空調衣服の空調時に、前記空調穴を介して前記衣服本体の内部に取り込まれた外気が、前記衣服本体の前記後部と前記着用者の背中との間に存在する後方空調空間を通過して、上方の前記カラー部の内側面と前記着用者の首との間の前記通気空間に向かって、流れる気流通路が形成されるようになっている
ことを特徴とする空調衣服。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記カラー部は、
前記衣服本体の上端に接続された下端を有し、前記着用者に着用された状態で前記着用者の首の後方の周囲を少なくとも一部を囲むように延在する第1部分と、
前記第1部分の上端に接続された接続部を有する第2部分と、を含み、
前記通気空間調整部は、前記第1部分に設けられており、
前記カラー部は、前記第1部分の上端を境として、前記カラー部の前記第2部分の外側面が前記カラー部の前記第1部分の外側面に重なるように折れ曲がった状態で、前記第1部分から外側に露出した前記通気空間調整部が、前記第2部分により覆われることで、前記空調衣服の外側から見えないようになっている
ことを特徴とする請求項1に記載の空調衣服。
【請求項3】
前記カラー部の前記通気空間調整部は、
前記カラー部を貫通する貫通穴に挿入されている調整紐であって、前記着用者の首に対向する前記カラー部の内側面の固定部に固定された第1端と、前記カラー部に形成された前記貫通穴を介して前記カラー部の外側面に露出し且つ調整用係止部が設けられた第2端と、を有する調整紐と、
前記貫通穴に隣接して前記カラー部の前記外側面に設けられ、前記調整用係止部と係合することで前記調整紐の前記第2端を前記カラー部の外側面に固定するための通常用係止部と、
前記カラー部の前記外側面において、前記通常用係止部よりも前記貫通穴から横方向に離れた位置に設けられ、前記調整用係止部と係合することで前記調整紐の前記第2端を前記カラー部の外側面に固定するための空調用係止部と、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の空調衣服。
【請求項4】
前記調整用係止部と前記通常用係止部とが係合した前記空調衣服の通常モードにおいては、前記カラー部の内側面と前記着用者の首との間の前記通気空間が通常の大きさになり、
前記調整用係止部と前記空調用係止部とが係合した前記空調衣服の空調モードにおいては、前記カラー部の内側面と前記着用者の首との間の前記通気空間が前記通常の大きさよりも大きくなる
ことを特徴とする請求項3に記載の空調衣服。
【請求項5】
前記着用者に前記空調衣服が着用された状態において、
前記着用者が前記空調衣服の外側から前記カラー部の外側面の近傍において、前記カラー部の前記通気空間調整部の前記調整用係止部を前記着用者の手で操作することで、前記調整用係止部と前記通常用係止部とが係合した前記通常モードである状態と、前記調整用係止部と前記空調用係止部とが係合した前記空調モードである状態と、が切り替えられる
ことを特徴とする請求項4に記載の空調衣服。
【請求項6】
前記空調用係止部は、前記カラー部の前記外側面において、前記通常用係止部よりも前記貫通穴Mから横方向に離れた位置に、前記横方向に並んで設けられた第1空調用係止部と第2空調用係止部とを含み、
前記第2空調用係止部は、前記第1空調用係止部よりも、前記カラー部の前記外側面において、前記貫通穴から横方向に離れた位置に設けられている
ことを特徴とする請求項5に記載の空調衣服。
【請求項7】
前記空調モードにおいて、
前記調整用係止部と前記第2空調用係止部とが係合することで、前記カラー部の内側面と前記着用者の首との間の前記通気空間の大きさは、
前記調整用係止部と前記第1空調用係止部とが係合することで、前記カラー部の内側面と前記着用者の首との間の前記通気空間の大きさよりも、大きい
ことを特徴とする請求項6に記載の空調衣服。
【請求項8】
前記衣服本体の前記後部には、前記後部の上端近傍において、前記カラー部の前記通気空間調整部に沿うように横方向Xに延在し、前記通気空間調整部により調整された通気空間の形状を保持するための補強部材が設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載の空調衣服。
【請求項9】
前記補強部材は、補強布又は芯地であることを特徴とする請求項8に記載の空調衣服。
【請求項10】
前記補強部材の前記通気空間調整部に沿うよう前記横方向の幅は、前記固定部と前記貫通穴との間の距離以上である
ことを特徴とする請求項9に記載の空調衣服。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者に着用された状態において当該着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、温度調整装置である電動のファンを備え、このファンの作動により外気を衣服本体の内側に取り込むことによって身体の冷却を図るように構成された、空調衣服と称する作業服が知られている(特許文献1)。このような空調衣服は、高温環境の室内外で作業を行う作業者(着用者)の体温上昇を抑制することができ、夏季の熱中症対策としても有効である。
【0003】
このような従来の空調衣服は、例えば、当該空調衣服内に気流を流すために、通気性が低い生地を使用しているため、一般的な普通のシャツとしては使用できない。
【0004】
また、当該空調衣服を普通のシャツとして使用する為に通気性が高い生地を適用すると、着用者が当該空調衣服を着用した状態で反射ベストをその上から着用した際に、着用者の首の後ろの通気部分が潰れて気流が流れにくくなる。
【0005】
また、着用者が空調衣服を着用した状態で、通常のシャツとして使用する通常モードと空調用のシャツとして使用する空調モードを、簡単に切り替えられるようなものは無い。
【0006】
以上のように、上記従来技術の空調衣服では、着用者が空調衣服を着用した状態で、通常のシャツとして使用する通常モードと、当該空調衣服内において着用者の背中との間に流れる気流の所望の気流通路を確保する空調モードと、をより簡単に切り替えることができない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6715891号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る実施形態に従った空調衣服は、
着用者に着用された状態において前記着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服であって、
前記着用者に着用可能である衣服本体であって、前記着用者に着用された状態で、前記着用者の胸部及び腹部に対向するように前方に位置する前部及び前記着用者の背中に対向するように後方に位置する後部を備えた、衣服本体と、
前記衣服本体の前記後部に設けられるとともに、前記衣服本体の内側面と外側面との間を貫通する空調穴を有する取付部であって、前記空調穴を介して外気を前記空調衣服の内側に取り込む温度調整装置を脱着可能な取付部と、
前記衣服本体の上端に設けられ、前記着用者に着用された状態で前記着用者の首の後方の少なくとも一部を覆うカラー部であって、前記着用者の首の後方と前記カラー部の内側面との間の通気空間の大きさを調整する通気空間調整部を有する、カラー部と、
を備え、
前記空調衣服の空調時に、前記空調穴を介して前記衣服本体の内部に取り込まれた外気が、前記衣服本体の前記後部と前記着用者の背中との間に存在する後方空調空間を通過して、上方の前記カラー部の内側面と前記着用者の首との間の前記通気空間に向かって、流れる気流通路が形成されるようになっている
ことを特徴とする。
【0009】
前記空調衣服において、
前記カラー部は、
前記衣服本体の上端に接続された下端を有し、前記着用者に着用された状態で前記着用者の首の後方の周囲を少なくとも一部を囲むように延在する第1部分と、
前記第1部分の上端に接続された接続部を有する第2部分と、を含み、
前記通気空間調整部は、前記第1部分に設けられており、
前記カラー部は、前記第1部分の上端を境として、前記カラー部の前記第2部分の外側面が前記カラー部の前記第1部分の外側面に重なるように折れ曲がった状態で、前記第1部分から外側に露出した前記通気空間調整部が、前記第2部分により覆われることで、前記空調衣服の外側から見えないようになっている
ことを特徴とする。
【0010】
前記空調衣服において、
前記カラー部の前記通気空間調整部は、
前記カラー部を貫通する貫通穴に挿入されている調整紐であって、前記着用者の首に対向する前記カラー部の内側面の固定部に固定された第1端と、前記カラー部に形成された前記貫通穴を介して前記カラー部の外側面に露出し且つ調整用係止部が設けられた第2端と、を有する調整紐と、
前記貫通穴に隣接して前記カラー部の前記外側面に設けられ、前記調整用係止部と係合することで前記調整紐の前記第2端を前記カラー部の外側面に固定するための通常用係止部と、
前記カラー部の前記外側面において、前記通常用係止部よりも前記貫通穴から横方向に離れた位置に設けられ、前記調整用係止部と係合することで前記調整紐の前記第2端を前記カラー部の外側面に固定するための空調用係止部と、を含む、
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社金星
空調衣服
1日前
株式会社金星
空調衣服
1か月前
株式会社金星
空調ファンユニット、および、空調衣服
1日前
個人
帯枕
2か月前
個人
介護服
2か月前
個人
帯カバー
2か月前
個人
保護具
1か月前
個人
マスク
4か月前
個人
マスク
1か月前
個人
アームカバー
4か月前
個人
上着背負い紐
26日前
個人
平袋および手袋
2か月前
個人
多機能衛生マスク
3か月前
株式会社カトリ
かつら
4か月前
個人
SDGsネクタイ
3か月前
個人
コート
4か月前
個人
介護用パンツ
1か月前
個人
フィルター交換マスク
4か月前
個人
簡易着付け衣装
2か月前
個人
着崩れ防止ベルト
4か月前
個人
作り帯の体への装着方法
4か月前
株式会社三愛
ハンカチ
2か月前
株式会社TAT
冷却具
3か月前
シゲモリ株式会社
上衣
5か月前
株式会社バートル
衣服
2か月前
個人
局部開口型医療用パンツ
4か月前
株式会社ロイネ
シャツ
3か月前
有限会社マイティー
下着
1か月前
個人
ベルト付き胸当てエプロン
3か月前
日本バイリーン株式会社
マスク
3か月前
株式会社BUDDY
靴下
1日前
個人
焼成体
1日前
個人
マスク、マスクの製造方法
今日
個人
肩紐脱落防止具
4か月前
個人
セパレート着物
11日前
帝人株式会社
耐熱性防護服
1か月前
続きを見る