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公開番号2024130881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040827
出願日2023-03-15
発明の名称空調ファンユニット、および、空調衣服
出願人株式会社金星
代理人個人,個人,個人
主分類F04D 29/54 20060101AFI20240920BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】空調衣服に取り付けた場合における、空調衣服内における冷却のための気流の流路抵抗を小さくして、空調効率の向上を図ることが可能な空調ファンユニットを提供する。
【解決手段】空調服の外部から外気を吸気するための吸気口部及び空調衣服の内部に気流を排気するための排気口部を有する空調ファンユニットであって、吸気口部と排気口部との間に位置する一端及び他端を有する第1筒状部と、吸気口部と排気口部との間に位置する一端及び他端を有する第2筒状部と、第1筒状部と第2筒状部とにより囲まれる空間に収納されるファン部であって、回転中心線を中心として回転することで、吸気口部から排気口部に向けて気流を発生するように設けられた複数のフィンを有するファン部と、を備え、排気口部には、排気する気流の方向を、吸気口部SHから吸気された気流の方向から予め設定された設定方向に調整するための複数のリブが設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
着用者に着用された状態において前記着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服に取り付けられて適用され、前記空調服の外部から外気を吸気するための吸気口部及び前記空調衣服の内部に気流を排気するための排気口部を有する空調ファンユニットであって、
前記吸気口部と前記排気口部との間に位置する一端及び他端を有する第1筒状部と、
前記吸気口部と前記排気口部との間に位置する一端及び他端を有する第2筒状部と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより囲まれる空間に収納されるファン部であって、回転中心線を中心として回転することで、前記吸気口部から前記排気口部に向けて気流を発生するように設けられた複数のフィンを有するファン部と、を備え、
前記排気口部には、排気する気流の方向を、前記吸気口部から吸気された気流の方向から予め設定された設定方向に調整するための複数のリブが設けられている
ことを特徴とする空調ファンユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数のリブは、それぞれ、板状の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の空調ファンユニット。
【請求項3】
前記複数のリブの少なくとも一部は、前記排気口部から排出される気流の向きが前記設定方向に調整されるように、前記回転中心線に対して傾いている
ことを特徴とする請求項2に記載の空調ファンユニット。
【請求項4】
前記複数のリブの少なくとも一部は、前記回転中心線に対する傾きが異なるように設定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の空調ファンユニット。
【請求項5】
前記複数のリブは、前記回転中心線に対する傾きが、前記吸気口部から吸気された気流の方向から予め設定された設定方向に調整されるように、段階的に異なって設定されている
ことを特徴とする請求項4に記載の空調ファンユニット。
【請求項6】
前記設定方向は、前記空調ファンユニットが前記空調衣服に取り付けられた状態において、前記回転中心線から、前記空調衣服の上部に設けられたカラー部に向かう方向に傾いている
ことを特徴とする請求項5に記載の空調ファンユニット。
【請求項7】
前記設定方向は、複数の方向に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の空調ファンユニット。
【請求項8】
前記空調ファンユニットは、前記空調衣服の下部側の取付部に取り付けられた状態で、前記空調衣服の上部に設けられたカラー部に向かう前記設定方向に、前記排気口部から前記空調衣服の内部に気流を排気する
ことを特徴とする請求項6に記載の空調ファンユニット。
【請求項9】
前記第1筒状部において、
前記第1筒状部の側面に設けられた第1固定機構を有し、
前記第2筒状部において、
前記第2筒状部の側面を取り囲むように設けられたフランジと、
前記第2筒状部の側面において、前記フランジと前記第2筒状部の前記他端との間に位置するように設けられた第2固定機構と、を有し、
前記第1筒状部の前記他端から前記第1筒状部の内側に、前記第2筒状部の前記他端を予め設定された挿入位置まで挿入した状態で、前記第1固定機構と前記第2固定機構とが固定されることにより、前記第1筒状部と前記第2筒状部とが固定され、且つ、前記空調衣服の取付部を、前記第1筒状部の前記他端と前記第2筒状部の前記フランジで挟むことで、前記空調衣服の取付部に前記空調ファンユニットが取付られる
ことを特徴とする請求項8に記載の空調ファンユニット。
【請求項10】
前記排気用ケーシングの前記フランジは、前記空調衣服の取付部に取付られた場合における方向を前記着用者が確認するための方向表示部が設けられている
ことを特徴とする請求項9に記載の空調ファンユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調衣服が着用者に着用された状態において当該着用者と空調衣服との間に存在する内側の空間を空調するための空調ファンユニット、及び、当該空調ファンユニットが取り付けられた空調衣服に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電動の空調ファンユニットを備えた空調衣服であって、この空調ファンユニットの作動により外気を衣服本体の内側に取り込むことによって身体の冷却を図るように構成された、空調衣服が知られている。このような空調衣服は、高温環境の室内外で作業を行う作業者(着用者)の体温上昇を抑制することができ、夏季の熱中症対策としても有効である。
【0003】
ここで、例えば、このような従来の空調ファンユニットは、ユニット本体に対して取付部材を複数回相対的に回転させることで、空調衣服に取り付けた場合、当該空調衣服の内側に空調ファンユニットの排出口側が突出すような構造になっている。
【0004】
このため、従来の空調衣服の内側において、空調衣服に取り付けられた空調ファンユニットの排出口と着用者の身体とが近くなるため、当該空調ファンユニットの排出口から出力される空気の流れが妨げられて空調効率が低下することがある。
【0005】
特に、従来の空調ファンユニットは、吸気口部から吸い込んだ空気を、直線的に排気口部から排出するものが多い。そして、当該空調ファンユニットの排気口部と着用者の身体とが近い場合には、空調ファンユニットから排出された気流が着用者の身体にすぐに衝突することとなる。
【0006】
結果として、空調衣服内における冷却のための気流の流路抵抗が大きくなり、空調衣服内へ気流を循環させて首部分や袖部分等に設けた空調衣服の通気口から抜ける気流の風量や風速が小さくなることとなる。
【0007】
以上のように、上記従来技術の空調ファンユニットでは、空調衣服に取り付けた場合における、空調衣服内における冷却のための気流の流路抵抗を小さくして、空調効率を向上できない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6473558号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、空調衣服に取り付けた場合における、空調衣服内における冷却のための気流の流路抵抗を小さくして、空調効率の向上を図ることが可能な空調ファンユニットおよび当該空調ファンユニットを取り付けた空調衣服を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る実施形態に従った空調ファンユニットは、
着用者に着用された状態において前記着用者との間に存在する内側の空間を空調するための空調衣服に取り付けられて適用され、前記空調服の外部から外気を吸気するための吸気口部及び前記空調衣服の内部に気流を排気するための排気口部を有する空調ファンユニットであって、
前記吸気口部と前記排気口部との間に位置する一端及び他端を有する第1筒状部と、
前記吸気口部と前記排気口部との間に位置する一端及び他端を有する第2筒状部と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより囲まれる空間に収納されるファン部であって、回転中心線を中心として回転することで、前記吸気口部から前記排気口部に向けて気流を発生するように設けられた複数のフィンを有するファン部と、を備え、
前記排気口部には、排気する気流の方向を、前記吸気口部から吸気された気流の方向から予め設定された設定方向に調整するための複数のリブが設けられている
ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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