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公開番号2024164728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080419
出願日2023-05-15
発明の名称縫製手袋
出願人アトム株式会社
代理人弁理士法人IP-FOCUS
主分類A41D 19/00 20060101AFI20241120BHJP(衣類)
要約【課題】装着した際に縫着部による違和感を軽減でき、縫製が容易で量産化が可能な縫製手袋を提供する。
【解決手段】図は縫製手袋1となる生地を切断した抜型部材の形状を示し、(A)は本体部材2、(B)は親指部材3である。親指部材3は、一点鎖線で表された連結部33が親指の先端部に位置する形状である。(A)に示す状態から、親指部材3を連結部33で折り返し、親指甲部31と親指平部32を重ね合わせて(B)に示す状態にする。この状態から親指甲部31の側縁と親指平部32の側縁を縫製する。連結部33は、親指の先端部に位置するように形成されているため、親指の先端や手の平側の親指の部分には縫着部3aが設けられていない状態となる。本体部材2は、手の甲部21が手の平部22よりも幅が狭く形成され、縫着部2aが手の甲側に位置するものとなる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
布製の生地を切断して形成された手の甲部及び手の平部の周縁部を縫製して形成される縫製手袋であって、
親指以外の指と手の甲を覆う手の甲部と、親指以外の指と手の平を覆う手の平部とを有する本体部材と、
前記本体部材とは別個に形成され、親指の甲側を覆う親指甲部と、親指の平側を覆う親指平部とを有する親指部材とを有し、
前記本体部材は、前記親指部材の根元部が装着される親指装着部を有し、手の入口を除く側縁が縫製され、
前記親指部材は、前記親指甲部と前記親指平部の先端部が連結された連結部となっており、前記親指甲部は前記親指平部に比べて幅が狭く形成されており、前記親指甲部の側縁と前記親指平部の側縁が縫製されて縫着部が形成され、根元部が前記親指装着部に縫製されてなることを特徴とする縫製手袋。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
請求項1に記載の縫製手袋であって、
前記親指部材は、前記親指甲部の側縁が内側に窪む凹曲線に形成され、前記親指平部の側縁が外側に膨らむ凸曲線に形成されていることを特徴とする縫製手袋。
【請求項3】
請求項1に記載の縫製手袋であって、
前記親指甲部の幅は、前記親指平部に対して50%以上80%以下に形成されていることを特徴とする縫製手袋。
【請求項4】
請求項1に記載の縫製手袋であって、
前記本体部材は、前記手の甲部と前記手の平部における各指の長さが同一に形成され、各指の幅は前記手の甲部が前記手の平部に比べて狭く形成されていることを特徴とする縫製手袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メリヤス等の生地を縫製して形成される縫製手袋に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メリヤス等の生地を縫製して形成される縫製手袋は広く知られている。例えば、メリヤス等の生地を予め定められた型で切り抜き、手の甲と手の平の部位を重ね合わせて周縁部を縫製し、手袋形状に形成したものが一般的である。このような縫製手袋は、表面をゴム素材や合成樹脂素材で被覆し、作業用手袋としたものも広く用いられている。
【0003】
このような縫製手袋は、手の甲と手の平の抜型部材の形状を同じ形状にして縫製すると、手袋を手に装着した際に、両者の周縁部が縫着された縫着部が、指の腹の部分に位置することになり、装着時に違和感が生じたり、作業の際に縫着部が邪魔になるという不都合がある。
【0004】
そこで、特許文献1においては、手の甲と手の平の切り抜き時の抜型部材の形状について、手の平側の部材形状を、手の甲側の部材形状に比べて指の幅を広くすると共に指の長さを長くすることにより、縫着部が爪の上面に位置するようにすることが提案されている。
【0005】
また、特許文献1では、親指を覆う部分について、当該公報の図2に開示されているように、抜型部材の形状において他の指と一体として形成されているものや、図13に開示されているように、親指のみが別体で形成されているものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平08-284006号公報
特開2006-002318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の作業用手袋は、確かに指先の縫着部が爪の上面に位置するものとなるが、手の甲側の周縁部と手の平側の周縁部とを縫着する際に、縫製が困難であり量産化が難しいという課題があった。
【0008】
また、本願出願人は、手の平側の指先部に折り返し片を形成し、手の甲側の指先部を折り返し片の分だけ短くすることにより、縫着部を指の先端部から遠ざけた構成の縫製手袋を提案している(特許文献2参照)。当該構成により、縫着部を指先から遠ざけることができるが、やはり縫製が困難であり、安価な製品に適用することが難しいという課題があった。
【0009】
本発明は、装着した際に縫着部による違和感を軽減することができ、縫製が容易で量産化が可能な縫製手袋を提供することを目的とする。また、本発明は、特に親指部分について、縫着部が指の手の平側に位置しないようにして違和感を軽減した縫製手袋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の縫製手袋は、布製の生地を切断して形成された手の甲部及び手の平部の周縁部を縫製して形成される縫製手袋であって、親指以外の指と手の甲を覆う手の甲部と、親指以外の指と手の平を覆う手の平部とを有する本体部材と、前記本体部材とは別個に形成され、親指の甲側を覆う親指甲部と、親指の平側を覆う親指平部とを有する親指部材とを有し、前記本体部材は、前記親指部材の根元部が装着される親指装着部を有し、手の入口を除く側縁が縫製され、前記親指部材は、前記親指甲部と前記親指平部の先端部が連結された連結部となっており、前記親指甲部は前記親指平部に比べて幅が狭く形成されており、前記親指甲部の側縁と前記親指部の側縁が縫製されて縫着部が形成され、根元部が前記親指装着部に縫製されてなることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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