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公開番号2024147316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023060247
出願日2023-04-03
発明の名称調温服
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20241008BHJP(衣類)
要約【課題】簡易な構成で、効果的に着用者の体温を調整できる調温服を提供する。
【解決手段】調温服1は、冷却材Cを収納し、着用者の体温を調整可能である。調温服1は、服本体部2と、冷却材Cを収納可能な収納部3と、を備える。服本体部2は、着用者に冷熱を伝える第一部分10と、着用者Pへの冷熱の伝達を抑制する第二部分20と、を有する。第一部分10は、第1熱伝導層11と、第1遮熱層12と、を有する。第二部分20は、第2熱伝導層21と、第2断熱層22と、を有する。収納部3は、第3熱伝導層32と、第3遮熱層33と、を有する。調温服1は、冷却材Cからの冷熱を、第3熱伝導層32から、第2熱伝導層21を介して、第1熱伝導層11へ伝達して着用者に伝える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷却材又は発熱材を収納し、着用者の体温を調整可能な調温服であって、
前記調温服の服本体部と、
前記服本体部の外側に取り付けられ、前記冷却材又は前記発熱材を収納可能な収納部と、を備え、
前記服本体部は、前記着用者に冷熱又は温熱を伝える第一部分と、前記第一部分と異なる位置に設けられ、前記着用者への冷熱又は温熱の伝達を抑制する第二部分と、を有し、
前記収納部は、前記第二部分の外側に取り付けられ、
前記第一部分は、熱伝導性を有する第1熱伝導層と、前記第1熱伝導層の外側に設けられ、外部からの熱を遮る第1遮熱層と、を有し、
前記第二部分は、前記第1熱伝導層と接続し、熱伝導性を有する第2熱伝導層と、前記第2熱伝導層の内側に設けられ、断熱性を有する第2断熱層と、を有し、
前記収納部は、前記第2熱伝導層と接続し、熱伝導性を有する第3熱伝導層と、前記第3熱伝導層の外側に設けられ、外部からの熱を遮る第3遮熱層と、を有し、
前記調温服は、前記冷却材からの冷熱又は前記発熱材からの温熱を、前記第3熱伝導層から、前記第2熱伝導層を介して、前記第1熱伝導層へ伝達して前記着用者に伝えることを特徴とする調温服。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第一部分は、前記着用者へ冷熱又は温熱を伝達する第一領域と、前記着用者への冷熱又は温熱の伝達を抑制する第二領域と、を有し、
前記第一領域は、前記第1熱伝導層と、前記第1遮熱層と、を有し、
前記第二領域は、前記第1熱伝導層と、前記第1遮熱層と、前記第1熱伝導層の内側に設けられ、断熱性を有する第1断熱層を有することを特徴とする請求項1に記載の調温服。
【請求項3】
前記収納部は、前記第3熱伝導層と前記第3遮熱層との間に設けられ、断熱性を有する第3断熱層を有することを特徴とする請求項1に記載の調温服。
【請求項4】
前記収納部は、上部に開口が形成される収納ベース部と、前記開口を閉じて前記冷却材又は前記発熱材を保持する保持具と、を有し、
前記調温服は、前記収納ベース部を外側から覆う位置において前記服本体部に取り付けられ、前記保持具で保持された前記冷却材又は前記発熱材を支持する支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の調温服。
【請求項5】
前記支持部は、前記着用者に巻き付けられるベルト部を有し、
前記ベルト部は、前記着用者に巻き付けられたとき、前記第二部分を覆う位置に配置されて、前記冷却材又は前記発熱材を支持することを特徴とする請求項4に記載の調温服。
【請求項6】
前記第1熱伝導層、前記第2熱伝導層、及び前記第3熱伝導層は、単一の生地からなることを特徴とする請求項1に記載の調温服。
【請求項7】
前記調温服は、ハーネス型安全帯の内側に着用するものであって、
前記収納部は、前記着用者の背中側において前記ハーネス型安全帯と対向しない位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の調温服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調温服に係り、冷却材又は発熱材を収納し、着用者の体温を調整可能な調温服に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、夏季の屋外での作業は、大変暑く過酷な作業となるため、熱中症対策として冷却材や冷却ファンを取り付けた作業服の普及が進んでいる。
特に、高所作業ではハーネス型安全帯を装着する必要があるため、冷却機能の向上に加えて、安全性及び着脱のし易さが求められている。
【0003】
特許文献1には、冷却ファンと水の気化によって冷却されるシートを備えた作業服が記載されている。具体的には、ファンによって流れる空気とシートとが接触することによって、シートが水の気化により冷却される。着用者の体から発散される熱がシートで吸収されることで、着用者の体が冷やされる。
【0004】
また、特許文献2には、液体が循環する冷却管を備えた作業服が記載されている。具体的には、作業服に柔軟性を備える冷却管を取り付け、ポンプ等の循環装置によって冷却管内に冷却液を循環させることで、着用者の体が冷やされる。
【0005】
さらに、特許文献3には、ドライアイスを収納するポケット部を備えた作業服が記載されている。具体的には、ポケット部が服本体部の内側に設けられることで、着用者の体が冷やされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-040512号公報
特開2015-145541号公報
特開2018-053387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1や特許文献2に記載の作業服は、冷感を得るためにファンやポンプ等、電気的な装置が必要となる。そのため、これらの装置を作業服に取り付けると、重量が増して、作業効率が低下するおそれがあった。
また、これらの装置を作業服と離れた位置に設ける場合には、装置と作業服とを繋ぐケーブルが必要になるため、高所作業をするときに、ケーブルが作業者の手足に引っ掛かってしまい安全性が低下するおそれもあった。
【0008】
さらに、特許文献1のように、作業服にファンを設ける場合には、ファンにゴミや砂等の異物が入り込み、故障するおそれがあった。
また、水の気化によって冷却する場合には、作業者の汗が蒸発し易くなることによって、身体の水分が少なくなってしまうおそれもあった。
【0009】
特許文献3に記載の作業服は、ファンやポンプ等の装置を用いることなく、作業者に冷感を与えるが、ドライアイスを収納するポケット部は、複数枚の布を重ねた積層構造であるため、十分な冷熱効果を得られないおそれがあった。
また、ポケット部が服本体部の内側に設けられるため、ドライアイスを交換するときには、作業服を着脱する必要がある。そのため、作業効率が低下したり、高所で作業服の着脱を行うことによって安全性が低下したりするおそれもあった。
【0010】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構成で、効果的に着用者の体温を調整できる調温服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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