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公開番号
2024100190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-26
出願番号
2023004004
出願日
2023-01-13
発明の名称
パッチワーク印付け具
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
主分類
A41H
3/00 20060101AFI20240719BHJP(衣類)
要約
【課題】サイズや形状が異なるパッチワーク片の裁断線及び縫い線の印付けの効率化を図るとともに、何度でも繰り返し使用できて安価に印付けを行うことができるパッチワーク印付け具を提供する。
【解決手段】パッチワーク印付け具10は、少なくとも、印判部12と、持ち手部14と、から構成され、前記印判部12は、印面に少なくとも縫い線突起部及び裁断線突起部を備え、前記持ち手部14は、透明な材質で形成されて、前記印判部12との接着面を備え、前記印判部裏面と前記接着面とが着脱可能であること、を特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、
印判部と、
持ち手部と、
から構成され、
前記印判部は、
印面に少なくとも縫い線突起部及び裁断線突起部を備え、
前記持ち手部は、
透明な材質で形成されて、前記印判部との接着面を備え、
前記印判部裏面と前記接着面とが着脱可能であること、
を特徴とするパッチワーク印つけ具。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
フランジが、
前記印判部裏面に形成されていること、
を特徴とする請求項1に記載するパッチワーク印付け具。
【請求項3】
前記印判部が、
透明な材質で形成されて、
格子線又は格子点が、
前記持ち手部の接着面又は前記印判部の少なくともいずれか一方に配設されていること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載するパッチワーク印付け具。
【請求項4】
前記印面は、
さらに、合印突起部を備えたこと、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載するパッチワーク印付け具。
【請求項5】
前記印判部裏面又は前記接着面の少なくともいずれか一方が、
弱粘着力を有し再剥離性又は再貼付性を備えたこと、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載するパッチワーク印付け具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料布生地から所定形状のパッチワーク片を作製するのに用いられるパッチワーク用作業用具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
パッチワークは、小さく裁断された各種形状のパッチワーク片などを繋ぎ合わせることにより、主に幾何学模様を有する1つの面を形成する手芸の技法であり、本来、布地の端切れなどを有効に利用して布製品を作製することを目的として行われるものである。
【0003】
幾何学模様を形成する際に、同一形状・サイズのパッチワーク片のみを用いて縫い合わせることもできるが、異なる形状又はサイズのパッチワーク片を組み合わせることによって、デザイン性が拡がり、多様で創造性が豊かなパッチワーク作品を作製することができる。
【0004】
パッチワークを行う準備段階として、材料布生地を各種形状のパッチワーク片に小さく裁断するための裁断線が必要となる。また、裁断されたパッチワーク片を縫い合わせるためのガイドラインとなる縫い線が必要である。従来は、材料布生地に対して、パッチワーク片一枚ごとの裁断線および縫い線を描いて印を付けていくのであるが、この印付け作業は非常に手間が掛かり膨大な時間を要する煩わしさがあった。当該煩わしさを解決するために、縫製パーツの型紙や定規が発明され、以下のような先行技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5437462号公報
特開昭54-85850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、互いに大きさが異なり、かつ同じ形状のパッチワーク片を作製するのに適したパッチワーク用作業用具を提供することを課題として、パッチワーク用作業用具は、材料布生地に対し、所定形状のパネル領域の外縁を規定する縫い線と、当該縫い線の外側に当該縫い線に対して所定幅で隔たる裁断線と、を付すために用い、備えた板状のプレート本体には、所定の形状の貫通部を設け、貫通部の縁に沿って筆記用具により線を描いて、縫い線と裁断線を印す先行技術が開示されている。特許文献1は、プレートに貫通して設けられた溝に沿って線を描くだけで縫い線と裁断線とを印すことができるが、一辺ごとに線を描いて行くことには変わらず、大きな効率化には至らない問題があった。また、相似する形状の貫通部がプレート上に複数同心で配置されているため、内側の貫通部を使用する場合には、先に印付けした線が見づらく、材料布生地に先に描かれた印付けの確認作業に時間が掛かる問題があった。また、貫通部は、構造上辺の途中で途切れることになるため、描いた線も途切れることになり、縫う際にはガイドラインがない箇所があり、縫い跡が曲がってしまうおそれがあった。また、角部分が尖らず丸く描かれるので、縫い始め及び縫い終わりの位置の正確性に欠けるおそれがあった。
【0007】
特許文献2では、裁断パターン形状に形成された細毛状シートを型紙基材に貼着させ、アイロンによって熱を加え、材料布生地に転写することによって印付けすることができる型紙が開示されている。特許文献2は、裁断形状がアイロンによって、短時間で転写できるため、効率化が図れているが、一度使用した型紙は再利用することができず、多数のパッチワーク片を必要とするパッチワーク作品では、高コストとなる問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、サイズや形状が異なるパッチワーク片の裁断線及び縫い線の印付けの効率化を図るとともに、何度でも繰り返し使用できて安価に印付けを行うことができるパッチワーク印付け具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のパッチワーク印付け具は、少なくとも、印判部と、持ち手部と、から構成され、前記印判部は、印面に少なくとも縫い線突起部及び裁断線突起部を備え、前記持ち手部は、透明な材質で形成されて、前記印判部との接着面を備え、前記印判部裏面と前記接着面とが着脱可能であること、を特徴とする。
【0010】
また、本発明のパッチワーク印付け具は、フランジが、前記印判部裏面に形成されていること、を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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