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公開番号2024120307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027014
出願日2023-02-24
発明の名称姿勢矯正ウエア
出願人株式会社アネスネット
代理人個人,個人
主分類A41D 13/05 20060101AFI20240829BHJP(衣類)
要約【課題】筋肉や靭帯の動きをサポートし、かつ、着用しやすい姿勢矯正ウエアを提供する。
【解決手段】姿勢矯正ウエア10は、衣類本体11に配設された第1ベルト12及び第2ベルト13とを備えている。第1ベルト12は、片側の肩から背面に向かい、反対側の肩甲頚部を通り反対側の橈骨の近位部まで延在して設けられている。片側の肩から背面に向かい、反対側の菱形筋、前鋸筋、又は、広背筋の肩甲骨に対する付着部を覆うように延在される第2ベルト基本部13aと、この第2ベルト基本部13aから反対側の背面において分岐し、反対側の肩甲下筋、小円筋、又は、大円筋を補助しながら反対側の肩甲頚部を通り前面に向かい、反対側の尺骨の近位部まで延在された第2ベルト分岐部13bとを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも肩甲骨を覆う後身頃と、少なくとも胸部の一部を覆う前身頃とを有する衣類本体と、
前記衣類本体に対して配設され、片側の肩から背面に向かい、反対側の肩甲頚部を通り反対側の橈骨の近位部まで延在された第1ベルトと、
前記衣類本体に対して配設され、片側の肩から背面に向かい、反対側の菱形筋、前鋸筋、又は、広背筋の肩甲骨に対する付着部を覆うように延在される第2ベルト基本部と、この第2ベルト基本部から反対側の背面において分岐し、反対側の肩甲下筋、小円筋、又は、大円筋を補助しながら反対側の肩甲頚部を通り前面に向かい、反対側の尺骨の近位部まで延在された第2ベルト分岐部とを有する第2ベルトと
を備えたことを特徴とする姿勢矯正ウエア。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記第1ベルトは、片側の上腕骨頭から片側の肩峰又は前記肩峰よりも外側を通って背面に向かうように設けられたことを特徴とする請求項1記載の姿勢矯正ウエア。
【請求項3】
前記第2ベルト基本部は、片側の上腕骨頭から片側の肩峰又は前記肩峰よりも外側を通って背面に向かうように設けられたことを特徴とする請求項1記載の姿勢矯正ウエア。
【請求項4】
前記第2ベルト分岐部は、反対側の肩甲頚部を通り反対側の肩峰又は前記肩峰よりも外側を通って前面に向かうように設けられたことを特徴とする請求項1記載の姿勢矯正ウエア。
【請求項5】
前記衣類本体に対し背骨に沿って配設され、伸縮部材よりなり、脊柱起立筋を補助する脊柱起立筋補助部を備えたことを特徴とする請求項1記載の姿勢矯正ウエア。
【請求項6】
前記衣類本体は、前側に、着脱のための開閉部材を有することを特徴とする請求項1記載の姿勢矯正ウエア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、肩の痛みや姿勢のゆがみを矯正することができる姿勢矯正ウエアに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
習慣的な猫背や前屈み姿勢の持続的変化で背筋が曲がると、スタイルが悪くなる美容面だけでなく、肩こりや頭痛の原因となるなど健康面にも多大な影響を与える。特に、肩こりは、訴える症状の女性第1位、男性第2位と、医療でも特に改善が必要な問題である。そこで、従来より、姿勢を矯正する器具が多数提案されている。例えば、特許文献1には、背当て部と、背当て部の上面側に設けられ、上部ベルト挿通窓、中央ベルト挿通窓および下部ベルト挿通窓が形成された補強メッシュ部と、背当て部下部に固定され、装着時に上部ベルト挿通窓から飛び出し、それぞれ肩部に掛けられ脇の下を通り、中央ベルト挿通窓から戻り、下部ベルト挿通窓から飛び出す肩ベルトと、背当て部下部に固定され、装着時に胸部周囲に巻き付けられる胸ベルトとを有する姿勢矯正ベルトが記載されている。しかしながら、従来の矯正器具は、下着の肩紐の様に、締め付けて肩を下に押すタイプが多いために、肩こりの治療になりにくいという問題があった。
【0003】
なお、肩や頸部痛の患者の多くは、肩を支える筋肉や靭帯の劣化に伴い位置がずれることによる痛みが多い。上半身は、頭から始まる体幹と両方の十字状の形状で、前後左右のちょっとしたずれを取るために首と肩甲骨、背骨の協調関係を常に反射的に行っている。ところが、下半身で脚を組むと土台のバランスが崩れるためにそのずれを補正しきれなくなって、むち打ちや肩回りの痛み、更には頭痛や腕の痺れが起きやすくなってしまう。更に、仕事や生活での運動形態が、体を前に縮める屈筋が主体であるためにちょっとした栄養不足になるとあまり使わない体を伸ばして支える伸筋が分解されて栄養になり、腕や頭を支える筋力が低下する人が多く、年齢と共に増える傾向にある。これらのことから、その対策の一つとして、一時的に弱った伸筋を補強する形状のウエアを構築することで作業環境での肩の負担軽減を図ることができれば好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-62245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、筋肉や靭帯の動きをサポートし、かつ、着用しやすい姿勢矯正ウエアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の姿勢矯正ウエアは、少なくとも肩甲骨を覆う後身頃と、少なくとも胸部の一部を覆う前身頃とを有する衣類本体と、衣類本体に対して配設され、片側の肩から背面に向かい、反対側の肩甲頚部を通り反対側の橈骨の近位部まで延在された第1ベルトと、衣類本体に対して配設され、片側の肩から背面に向かい、反対側の菱形筋、前鋸筋、又は、広背筋の肩甲骨に対する付着部を覆うように延在される第2ベルト基本部と、この第2ベルト基本部から反対側の背面において分岐し、反対側の肩甲下筋、小円筋、又は、大円筋を補助しながら反対側の肩甲頚部を通り前面に向かい、反対側の尺骨の近位部まで延在された第2ベルト分岐部とを有する第2ベルトとを備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第1ベルトにより反対側の腕の前腕部付け根を支えるようにしたので、反対側の腕の重さを軽減し、反対側の肩を支えることができる。また、第2ベルト基本部により反対側の肩甲骨下側を覆うようにしたので、反対側の脇の下で肩甲骨の側方の落ち込みを制限し、肩甲骨を正しい位置に戻すように支えることができる。更に、第2ベルト分岐部により上腕二頭筋の腱を模倣しながら、反対側の前腕部内側を支えるようにしたので、反対側の腕を親指が外側に向く回外位とし、前腕部の重さを上腕二頭筋で支えやすくして、腕の重さを軽減することができる。よって、第1ベルト及び第2ベルトにより筋肉や靭帯の動きをサポートして、肩の痛みや姿勢のゆがみを矯正することができる。
【0008】
加えて、衣類本体に第1ベルト及び第2ベルトを配設するようにしたので、衣類本体を身に着けることにより、簡単に第1ベルト及び第2ベルトを適切に装着することができる。
【0009】
更にまた、第1ベルト又は第2ベルト基本部を片側の上腕骨頭から片側の肩峰又は肩峰よりも外側を通って背面に向かうように設ければ、上腕骨頭を後ろに引っ張ることにより、猫背や前屈み姿勢を改善することができる。また、僧帽筋を上から押さえることがなく、肩甲上神経を上から圧迫しないために痛みを軽減し、効果的に肩こりを改善することができる。
【0010】
加えてまた、第2ベルト分岐部を反対側の肩甲頚部を通り反対側の肩峰又は肩峰よりも外側を通って前面に向かうように設ければ、反対側の肩甲上神経の圧迫もしないため僧帽筋を上から押さえることがなく、効果的に肩こりを改善することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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