TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024146630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059652
出願日2023-03-31
発明の名称パンツ
出願人個人
代理人弁理士法人ライトハウス国際特許事務所
主分類A41B 9/02 20060101AFI20241004BHJP(衣類)
要約【課題】
臀裂部での皮膚同士の接触を防止できるパンツを提供する。
【解決手段】
パンツの骨格を形成するためのフレームと、少なくとも装着者の臀部を覆い隠す布地と、を備えるパンツにおいて、フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部を接続する前覆部フレーム要素とを備え、臀裂部フレーム要素が、臀裂部の間隔の変化に応じて臀裂部内に進入することで、臀裂部での皮膚同士の接触を防止する、又は、臀裂部フレーム要素が、臀裂部の間隔に変化があっても臀裂部内に進入した状態を維持することで、臀裂部での皮膚同士の接触を防止する、パンツ。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
パンツの骨格を形成するためのフレームと、
少なくとも装着者の臀部を覆い隠す布地と、
を備えるパンツにおいて、
フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、
臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部とを接続する前覆部フレーム要素とを備え、
臀裂部フレーム要素が、臀裂部の間隔の変化に応じて臀裂部内に進入することで、臀裂部での皮膚同士の接触を防止する、又は、
臀裂部フレーム要素が、臀裂部の間隔に変化があっても臀裂部内に進入した状態を維持することで、臀裂部での皮膚同士の接触を防止する、パンツ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
パンツの骨格を形成するためのフレームと、
少なくとも装着者の臀部を覆い隠す布地と、
を備えるパンツにおいて、
フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、
臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部とを接続する前覆部フレーム要素とを備え、
臀裂部フレーム要素が、臀部を覆い隠す布地と比べて伸縮性が低い又は剛性が高い、パンツ。
【請求項3】
ウエストフレーム要素が伸縮性を有する、請求項1又は2に記載のパンツ。
【請求項4】
少なくとも装着者の陰部を覆い隠す布地を備え、
前記装着者の陰部を覆い隠す布地が、内覆部と外覆部の2層構造を有しており、
内覆部に、陰茎を通すためのスリットが高さ位置を異ならせて複数形成されており、
スリットに通した陰茎が、内覆部と外覆部の間に形成されている空間内に収容されるように構成されている、請求項1又は2に記載のパンツ。
【請求項5】
前覆部フレーム要素が、左右の2本のフレーム要素によって構成されており、
2本のフレーム要素のそれぞれが、ウエストフレーム要素の前部の離間した2点に接続しており、
ウエストフレーム要素と左右の2本のフレーム要素により区画される開口を覆う前覆部により、布地が陰部を覆い隠す、請求項1又は2に記載のパンツ。
【請求項6】
前覆部の左の側辺及び/又は右の側辺の少なくとも一部が、前覆部フレーム要素に接続されていない、請求項5に記載のパンツ。
【請求項7】
パンツの骨格を形成するためのフレームと、
少なくとも装着者の陰部を覆い隠す布地と、
を備えるパンツにおいて、
フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、
臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部とを接続する前覆部フレーム要素とを備え、
前覆部フレーム要素が、左右の2本のフレーム要素によって構成されており、
2本のフレーム要素のそれぞれが、ウエストフレーム要素の前部の離間した2点に接続しており、
ウエストフレーム要素と左右の2本のフレーム要素により区画される開口を覆う前覆部により、布地が陰部を覆い隠す、パンツ。
【請求項8】
前覆部の左の側辺及び/又は右の側辺の少なくとも一部が、前覆部フレーム要素に接続されていない、請求項7に記載のパンツ。
【請求項9】
少なくとも装着者の陰部を覆い隠す布地を備えるパンツにおいて、
前記装着者の陰部を覆い隠す布地に、陰茎を通すためのスリットが高さ位置を異ならせて複数形成されている、パンツ。
【請求項10】
前記装着者の陰部を覆い隠す布地が、内覆部と外覆部の2層構造を有しており、
内覆部に、陰茎を通すためのスリットが形成されており、
スリットに通した陰茎が、内覆部と外覆部の間に形成されている空間内に収容されるように構成されている、請求項9に記載のパンツ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パンツに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高温多湿の環境下で発汗作用を促して優れた装用感が得られるパンツ(特許文献1参照)や、製造工程が簡単で、履き心地が良く、陰嚢をサポートする機能が加えられ、陰嚢と陰茎とを分離してそれぞれ保護することのできる男性下穿き(特許文献2参照)が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2021/210101号公報
実用新案登録第3213603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、例えば、下記のいずれかを目的とする。本発明の第1の目的は、臀裂部での皮膚同士の接触を防止できるパンツを提供することである。本発明の第2の目的は、陰嚢裏での皮膚同士の接触を防止できるパンツを提供することである。本発明の第3の目的は、装着者に適した位置のスリットを選択して使用できるパンツを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の課題は、例えば、
[1]パンツの骨格を形成するためのフレームと、少なくとも装着者の臀部を覆い隠す布地と、を備えるパンツにおいて、フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部とを接続する前覆部フレーム要素とを備え、臀裂部フレーム要素が、臀裂部の間隔の変化に応じて臀裂部内に進入することで、臀裂部での皮膚同士の接触を防止する、又は、臀裂部フレーム要素が、臀裂部の間隔に変化があっても臀裂部内に進入した状態を維持することで、臀裂部での皮膚同士の接触を防止する、パンツ;
[2]パンツの骨格を形成するためのフレームと、少なくとも装着者の臀部を覆い隠す布地と、を備えるパンツにおいて、フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部とを接続する前覆部フレーム要素とを備え、臀裂部フレーム要素が、臀部を覆い隠す布地と比べて伸縮性が低い又は剛性が高い、パンツ;
[3]ウエストフレーム要素が伸縮性を有する、前記[1]又は[2]に記載のパンツ;
[4]少なくとも装着者の陰部を覆い隠す布地を備え、前記装着者の陰部を覆い隠す布地が、内覆部と外覆部の2層構造を有しており、内覆部に、陰茎を通すためのスリットが高さ位置を異ならせて複数形成されており、スリットに通した陰茎が、内覆部と外覆部の間に形成されている空間内に収容されるように構成されている、前記[1]~[3]のいずれかに記載のパンツ;
[5]前覆部フレーム要素が、左右の2本のフレーム要素によって構成されており、2本のフレーム要素のそれぞれが、ウエストフレーム要素の前部の離間した2点に接続しており、ウエストフレーム要素と左右の2本のフレーム要素により区画される開口を覆う前覆部により、布地が陰部を覆い隠す、前記[1]~[4]のいずれかに記載のパンツ;
[6]前覆部の左の側辺及び/又は右の側辺の少なくとも一部が、前覆部フレーム要素に接続されていない、前記[5]に記載のパンツ;
[7]パンツの骨格を形成するためのフレームと、少なくとも装着者の陰部を覆い隠す布地と、を備えるパンツにおいて、フレームは、ループ状のウエストフレーム要素と、ウエストフレーム要素の後部中央から股下にかけて延びる臀裂部フレーム要素と、臀裂部フレーム要素の股下側とウエストフレーム要素の前部とを接続する前覆部フレーム要素とを備え、前覆部フレーム要素が、左右の2本のフレーム要素によって構成されており、2本のフレーム要素のそれぞれが、ウエストフレーム要素の前部の離間した2点に接続しており、ウエストフレーム要素と左右の2本のフレーム要素により区画される開口を覆う前覆部により、布地が陰部を覆い隠す、パンツ;
[8]前覆部の左の側辺及び/又は右の側辺の少なくとも一部が、前覆部フレーム要素に接続されていない、前記[7]に記載のパンツ;
[9]少なくとも装着者の陰部を覆い隠す布地を備えるパンツにおいて、前記装着者の陰部を覆い隠す布地に、陰茎を通すためのスリットが高さ位置を異ならせて複数形成されている、パンツ;
[10]前記装着者の陰部を覆い隠す布地が、内覆部と外覆部の2層構造を有しており、
内覆部に、陰茎を通すためのスリットが形成されており、スリットに通した陰茎が、内覆部と外覆部の間に形成されている空間内に収容されるように構成されている、前記[9]に記載のパンツ;
により達成することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、例えば、下記のいずれかの効果を奏する。本発明の第1の効果は、臀裂部での皮膚同士の接触を防止できるパンツを提供できることである。本発明の第2の効果は、陰嚢裏での皮膚同士の接触を防止できるパンツを提供できることである。本発明の第3の効果は、装着者に適した位置のスリットを選択して使用できるパンツを提供できることである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施の形態を示す図で、パンツを示す正面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、パンツを示す背面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、パンツを示す右側面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、パンツを示す底面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、パンツを示す分解斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、パンツの側断面図である。
本発明の第2の実施の形態を示す図で、パンツを示す分解斜視図である。
本発明の第3の実施の形態を示す図で、前覆部を主体として示すパンツの正面図である。
本発明の第3の実施の形態を示す図で、前覆部の2種類の収容形態(a)(b)を示すパンツの側断面図である。
本発明の第3の実施の形態を示す図で、内覆部の2種類の態様(a)(b)を示す正面図である。
本発明の実施の形態にかかる臀裂部フレーム要素と臀部を覆い隠す布地を縫い合わせた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のパンツは、ブリーフ、トランクス、ボクサーブリーフ等に代表される男性用パンツと、ショーツ、レングス等と呼ばれている女性用パンツのいずれにも適用することができる。
【0009】
以下、図1~図6に示す第1の実施の形態と、図7に示す第2の実施の形態と、図8~図10に示す第3の実施の形態との3つの実施の形態を例にとって、本発明のパンツについて具体的に説明する。また、これら3つの実施の形態の説明の後、これら3つの実施の形態の部分的構成を包含した本発明の他の実施の形態に係るパンツについて言及する。
【0010】
[第1の実施の形態](図1~図6参照)
図1~図6には、トランクス又はボクサーブリーフとして使用できる男性用パンツ仕様のパンツ1Aが図示されている。パンツ1は、パンツの骨格を形成し、型崩れを防止するためのフレーム3を備えている。フレーム3は、ループ状の伸縮性のあるウエストフレーム要素9と、ウエストフレーム要素9の後部中央Cから股下Dにかけて延びる臀裂部フレーム要素11と、臀裂部フレーム要素11の股下D側と、ウエストフレーム要素9の前部中央寄りの離間した2点E、Fとを接続する前覆部フレーム要素13と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
帯枕
2か月前
個人
介護服
2か月前
個人
帯カバー
3か月前
個人
下着
4日前
個人
上着背負い紐
1か月前
個人
マスク
2か月前
個人
保護具
2か月前
個人
平袋および手袋
3か月前
個人
多機能衛生マスク
3か月前
個人
かわいいマフラー
4日前
個人
花粉防止用保護具
4日前
個人
指出し入れ可能手袋
3日前
個人
介護用パンツ
2か月前
個人
簡易着付け衣装
3か月前
株式会社ロイネ
シャツ
4か月前
株式会社TAT
冷却具
3か月前
株式会社三愛
ハンカチ
3か月前
株式会社バートル
衣服
2か月前
有限会社マイティー
下着
2か月前
イイダ靴下株式会社
靴下
15日前
日本バイリーン株式会社
マスク
4か月前
個人
焼成体
19日前
株式会社BUDDY
靴下
19日前
個人
マスク、マスクの製造方法
18日前
個人
セパレート着物
29日前
個人
使い方と形が変化するカバー
2か月前
帝人株式会社
耐熱性防護服
1か月前
株式会社ナイガイ
靴下
3か月前
株式会社モード
日よけ
3か月前
株式会社KUTO
衣服
1か月前
富士製砥株式会社
保冷ベスト
3か月前
大王製紙株式会社
マスク
4日前
株式会社永冨
男性用下着
9日前
田村駒株式会社
スパッツ
1か月前
株式会社アデランス
かつら
1か月前
株式会社タカギ
下着
3か月前
続きを見る