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公開番号2024132742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043652
出願日2023-03-17
発明の名称カップを有する衣類
出願人株式会社ウインビー
代理人個人
主分類A41C 3/12 20060101AFI20240920BHJP(衣類)
要約【課題】 乳房の立体性を改善するとともに、様々なサイズ・形状の乳房に対して、少ないサイズ設定でありながら、フィット性を高めるカップを有する衣類を提供する。
【解決手段】 本開示によるカップを有する衣類は、左右一対の保型性のカップと、カップ横断帯状体と、を有する。保型性のカップは、乳房を包むように前方への膨らみを有する。カップ横断帯状体は、一対のカップの各々を横断するように各々の肌側に配置され、乳房のうちの乳頭より下面に当たって乳房を押し上げるように、一対のカップの各々の端縁のうち、中心側に一端が縫い合わされ、中心側よりも高い脇側に他端が縫い合わされることにより、中心側から脇側に斜めに掛け渡されている。カップ横断帯状体は、横断方向に沿った中央部に配置された非伸縮性の芯材と、横断方向に沿った中央部の両側に配置された伸縮性の両側素材と、を有する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
乳房を包むように前方への膨らみを有する左右一対の保型性のカップと、
前記一対のカップの各々を横断するように各々の肌側に配置され、前記乳房のうちの乳頭より下面に当たって前記乳房を押し上げるように、前記一対のカップの各々の端縁のうち、中心側に一端が縫い合わされ、前記中心側よりも高い脇側に他端が縫い合わされることにより、前記中心側から前記脇側に斜めに掛け渡されているカップ横断帯状体と、を備え、
前記カップ横断帯状体は、横断方向に沿った中央部に配置された非伸縮性の芯材と、前記横断方向に沿った前記中央部の両側に配置された伸縮性の両側素材と、を有し、それにより前記カップ横断帯状体は、前記中央部において非伸縮性であり、前記中央部の両側において伸縮性であり、
前記カップ横断帯状体は、前記横断方向に沿った全体にわたって、前記端縁のうちの下湾曲縁から間隙をおいて上方に配置されている、カップを有する衣類。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記カップ横断帯状体よりも肌側に配置され、前記カップ横断帯状体の下部から前記下湾曲縁までの領域を覆うように、前記端縁に縫い合わされた伸縮性のカップ下部素材を、更に備える、請求項1に記載のカップを有する衣類。
【請求項3】
前記一対のカップの各々の前記下湾曲縁の下方及び脇側に配置され、当該下湾曲縁に沿って各カップに縫い合わされているカップ台布と、
一対の肩紐と、
前記一対の肩紐の各々から二股に分岐するように、対応する肩紐の前記下端に上端が連結した第1及び第2の伸縮性テープ材と、を更に備え、
前記第1の伸縮性テープ材の下端は、対応するカップの最上端に連結し、
前記第2の伸縮性テープ材の下端は、対応するカップに隣接するカップ台布の最上端に連結し、
前記カップを有する衣類は、前記第1の伸縮性テープ材、前記第2の伸縮性テープ材、対応するカップの前記最上端よりも脇側の上端縁、及び前記カップ台布に、辺縁が縫い合わされることにより、これらに囲まれた領域に配置される伸縮性のカップ脇素材、を更に備える、請求項1又は2に記載のカップを有する衣類。
【請求項4】
前記カップ横断帯状体は、上端縁に比べて下端縁が大きく外方に張り出すように湾曲することにより、前記中央部において幅が広く、両端部においては幅が狭い、請求項1又は2に記載のカップを有する衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラジャー等のカップを有する衣類に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ブラジャーには、カップの下湾曲縁に沿って、ワイヤーが縫い込まれているタイプと、ワイヤーのないタイプ(ノンワイヤー)との2種類が知られている。ワイヤータイプはバスト(乳房)に立体性を付与することができることから、かつては主流であったが、十数年前に立体性を改善したノンワイヤータイプが発売されて以来、着心地が良いことから、需要者のノンワイヤーへの乗り換えが進み、現在ではノンワイヤーが主流となっている。しかし、ノンワイヤータイプは、バストの立体感の点において、ワイヤータイプには及ばないのが現状である。
【0003】
更に、従来のブラジャーは、様々な大きさ及び形状のバストにフィットするように、カップの大きさだけでなく、バストサイズ(頂部における胸囲)、アンダーバストサイズ(バストの下方付け根における胸囲)との組み合わせを細分化した、多種類のサイズ設定の商品を揃えることを要していた。なお、バストの横流れを効果的に抑えることによりバストの立体性を改善することを目的とした従来技術として、特許文献1に開示されるブラジャーが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3211073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、乳房の立体性を改善することを目的とするとともに、様々なサイズ・形状の乳房に対して、少ないサイズ設定でありながら、フィット性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様によるものは、カップを有する衣類であって、左右一対の保型性のカップと、カップ横断帯状体と、を備えている。左右一対の保型性のカップは、乳房を包むように前方への膨らみを有する。カップ横断帯状体は、前記一対のカップの各々を横断するように各々の肌側に配置され、前記乳房のうちの乳頭より下面に当たって前記乳房を押し上げるように、前記一対のカップの各々の端縁のうち、中心側に一端が縫い合わされ、前記中心側よりも高い脇側に他端が縫い合わされることにより、前記中心側から前記脇側に斜めに掛け渡されている。
更に、前記カップ横断帯状体は、横断方向に沿った中央部に配置された非伸縮性の芯材と、前記横断方向に沿った前記中央部の両側に配置された伸縮性の両側素材と、を有している。それにより前記カップ横断帯状体は、前記中央部において非伸縮性であり、前記中央部の両側において伸縮性である。また、前記カップ横断帯状体は、前記横断方向に沿った全体にわたって、前記端縁のうちの下湾曲縁から間隙をおいて上方に配置されている。
【0007】
この構成によれば、伸縮性素材を含むカップ横断帯状体が、弾力をもって乳房を下から押し上げるように機能することにより、乳房の立体感が高められるとともに、幅広いサイズ及び形状の乳房に対しフィット感が向上する。カップ横断帯状体の中央部が非伸縮性であり、その両側が伸縮性であるので、乳房の頂部の横方向の両側を頂部に寄せる効果が高く、非伸縮性素材により、バストを支える効果も高められる。
【0008】
本発明のうち第2の態様によるものは、第1の態様によるカップを有する衣類であって、伸縮性のカップ下部素材を、更に備えている。伸縮性のカップ下部素材は、前記カップ横断帯状体よりも肌側に配置され、前記カップ横断帯状体の下部から前記下湾曲縁までの領域を覆うように、前記端縁に縫い合わされている。
【0009】
この構成によれば、乳房の立体感が更に高められるとともに、幅広いサイズ及び形状の乳房に対しフィット感が更に向上する。
【0010】
本発明のうち第3の態様によるものは、第1又は第2の態様によるカップを有する衣類であって、カップ台布と、一対の肩紐と、第1及び第2の伸縮性テープ材と、カップ脇素材とを、更に備えている。カップ台布は、前記一対のカップの各々の前記下湾曲縁の下方及び脇側に配置され、当該下湾曲縁に沿って各カップに縫い合わされている。第1及び第2の伸縮性テープ材は、前記一対の肩紐の各々から二股に分岐するように、対応する肩紐の前記下端に上端が連結している。前記第1の伸縮性テープ材の下端は、対応するカップの最上端に連結している。前記第2の伸縮性テープ材の下端は、対応するカップに隣接するカップ台布の最上端に連結している。また、前記カップを有する衣類は、前記第1の伸縮性テープ材、前記第2の伸縮性テープ材、対応するカップの前記最上端よりも脇側の上端縁、及び前記カップ台布に、辺縁が縫い合わされることにより、これらに囲まれた領域に配置される伸縮性のカップ脇素材、を更に備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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