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公開番号2024125715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033717
出願日2023-03-06
発明の名称下半身用衣類
出願人グンゼ株式会社
代理人安田岡本弁理士法人
主分類A41B 9/04 20060101AFI20240911BHJP(衣類)
要約【課題】多層構造の編地を用いた暖かく履き心地の良いレギンスを提供する。
【解決手段】このレギンスを構成する編地100は、多層構造の編地である。この多層構造の編地100は、綿ポリエステル混紡糸により形成された表面層と、ウーリーポリエステル糸とアクリル/レーヨン糸で形成された肌面層と、これらの表面層と肌面層との間の中間層であって、アクリルレーヨン混紡糸を含む中間層とを含み、表面層において、綿ポリエステル混紡糸が、綿ポリエステル混紡糸以外の糸で編成されたベースから浮いて空気を貯める空間を形成して保温性に優れるとともに、フラットな生地面が肌に当接するために肌触りが良い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
多層構造の編地を用いた下半身用衣類であって、
前記多層構造の編地は、
綿とポリエステルとを含んで形成された表面層と、
ポリエステルとアクリルとレーヨンとを含んで形成された肌面層と、
前記表面層と前記肌面層との間に形成された中間層であって、アクリルとレーヨンとを含んで形成された中間層と、を少なくとも含むことを特徴とする下半身用衣類。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記表面層には、綿ポリエステル混紡糸が表出し、
前記肌面層には、ウーリーポリエステル糸とアクリルレーヨン混紡糸とが表出し、
前記中間層は、アクリルレーヨン混紡糸が存在するように編成され、
前記表面層において、前記綿ポリエステル混紡糸が、前記綿ポリエステル混紡糸以外の糸で編成されたベースから浮いて、空気を貯める空間を形成することを特徴とする、請求項1に記載の下半身用衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主として女性用の下半身用衣類に関し(女性用に限定されるものではない)、特に、丈が膝下から足首まででアウターウェア用途として着用される(インナーではなくアウターとしての)パンツに代表される下半身用衣類であって多層構造の編地を用いた暖かく履き心地の良い下半身用衣類に関する。なお、本発明に係る下半身用衣類は、その形状(たとえば丈も裾幅も太腿幅も)は限定されるものではなく、上述したパンツには、たとえば、丈が足首程度までで全体的に細幅のスキニータイプのアウターパンツ、丈が足首程度までで全体的に太幅で裾幅が膝部よりも広がったフレアタイプのアウターパンツ、丈が足首程度までで全体的に太幅のワイドタイプのアウターパンツ等々が挙げられる。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
タイツは専ら冬季に着用され、保温性を重視したものとなっており、タイツにはアクリルのバルキー糸100%のもの、カバリング糸とナイロンフィラメント加工糸との交編タイプのもの、または、カバリング糸100%のいわゆるゾッキタイプのものがあり、形状としてはパンティーストッキング型のものやレッグ部のみのものがある。
【0003】
このようなタイツに用いられるカバリング糸としては、ポリウレタン弾性糸を芯糸としてナイロンフィラメント加工糸を1重に被覆したSCY(シングル・カバード・ヤーン)または2重に被覆したDCY(ダブル・カバード・ヤーン)ものが、主に用いられている。
【0004】
このように、芯糸をポリウレタン弾性糸として捲糸をナイロンフィラメント加工糸としたカバリング糸が、ストッキングやタイツ等の下半身用衣類の編み糸として広く用いられている。本願出願人が開発して出願した、カバリング糸を用いて着用したときの肌触りが良好なゾッキ編みタイツが、特開2013-185266号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示されたゾッキタイツは、ポリウレタン弾性糸の芯糸に捲糸を巻着させたカバリング糸を用いたタイツであって、前記捲糸を天然繊維(綿糸)として、前記タイツの肌密着側の編地を毛羽立たせる加工を施したことを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-185266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に開示されたゾッキタイツは、着用したときの肌触りが良好な点で好評を得ているのであるが、タイツはインナーウェアであるためにアウターウェア(スカートやアウターウェアとしてのパンツ)をさらに着用して外出しなければならなかった。このため、タイツにたとえばパンツを重ね履きしなければならないことになる。さらに、このパンツとして(ストレッチ性がない通常の)ジーンズを着用すると、編地のタイツは伸縮性が高くよく伸びるもののジーンズはストレッチ性が好ましくなくこのような組み合わせで重ね履きすると、ストレッチ性が悪く履き心地が良くない。
【0007】
本発明は、従来技術の上述した問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、アウターウェアとして着用できる多層構造の編地を用いた暖かく履き心地の良い下半身用衣類を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る下半身用衣類は以下の技術的手段を講じている。
【0009】
すなわち、本発明に係る下半身用衣類は、多層構造の編地を用いた下半身用衣類であって、前記多層構造の編地は、(主に)綿とポリエステルとを含んで形成された表面層と、(主に)ポリエステルとアクリルとレーヨンとを含んで形成された肌面層と、前記表面層と前記肌面層との間に形成された中間層であって、(主に)アクリルとレーヨンとを含んで形成された中間層と、を少なくとも含むことを特徴とする。
【0010】
好ましくは、前記表面層には、(主に)綿ポリエステル混紡糸が表出し、前記肌面層には、(主に)ウーリーポリエステル糸とアクリルレーヨン混紡糸とが表出し、前記中間層は、(主に)アクリルレーヨン混紡糸が存在するように編成される。前記表面層において、前記綿ポリエステル混紡糸が、前記綿ポリエステル混紡糸以外の糸で編成されたベースから浮いて、空気を貯める空間を形成するように構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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